ライブハウスと言えば昔はちょっと怖い場所っていうイメージだったが最近は本当に平和になったもんだ。
喧嘩なんて滅多に起こらないし女の子一人で来るお客さんも結構な割合だったりするし。
これも時代の流れなんだろうがもうちょっと刺激が欲しいなぁなんて思う俺はもう過去の人という事になるのだろうか?
バンドに関しては今の方が断然刺激的で斬新な事をやっている人が多いと思うんだけどね。
俺はライブハウスって心を開放する場所でなければいけないと常々思っている。
ロックってもの自体がそういうものなんだから当然の話だ。
って事は友達も出来やすい反面、喧嘩とかが起こるのは致し方ないとも言える筈だ。
だが実態はどうだろう?
おおっ、皆解放された顔してんなって時は勿論ある。
こういう日は自分的にもしてやったりってなもんだ。
だが、折角このバンドが好きな人はこっちのバンドにも興味を示すかもなんて考えながら対バンを組んでも目当てのバンドや友達のバンドが演奏し終わったら即刻店を出てしまうお客さんが多かったりする日もある。
そんな時は本当に残念で仕方が無い。
皆忙しいのかもしれないが映画館に映画を観に行って途中退場ってなかなかしないだろう?
するとしたらよっぽどつまらない物を観せられた時ぐらいのもんだろう?
自分が監督だったら相当ショックだろうな。
この感覚と略一緒だと思ってくれ。
全バンド観て貰ってのチャージ料金なんだから店の人間としては悲しくなっちゃうよ。
俺は過去に度々アメリカに行く機会があって毎日の様にライブハウスに通っていたんだが向こうだと金払ったんだからその分楽しまなきゃ損だって空気が充満しているんだ。
だから1バンドだけ観て帰っちゃうなんてのは信じられない感覚だと思う。
国民性の違いというのも有るとは思う。
だが、俺はアメリカのライブハウスの空気が忘れられない。
どう転んでも向こうの方が楽しい。
日本人は楽しい筈のスポーツでさえ苦しいスポーツ道に変えてしまったりするのが大の得意だ。
そういう感覚は同じ日本人として理解は出来る。
だけどもう少し遊びの部分が有ってもいいんじゃないかな?
それが少な過ぎるから精神的に壊れかかった人が途轍もなく多い国になっちゃったんじゃないのか?
心の開放っていうのは心が自由って事だ。
自由な心は生きるエネルギーでもあるんだよ。
言ってみればガソリンみたいなもんだ。
だからライブハウスは心のガソリンスタンドだと思ってくれれば間違い無いよ。
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