これは今に始まった事ではないが俺は全部のライブが終わってからのバンドマンとの話が異常に長いと言われているらしい。
俺としては今日のライブはどうだったとか仕事何やってんのとか何処に住んでんのとか彼女いるのかとかラーメンは何処の店が美味いとか誰が可愛いとかブスだとかセックスは週に何回だとかそんな極々普通の会話しかしていないんだがな。
そんな会話の中で最近どうしても気になる事がある。
それはバンドに対する意識が低い人達が増えた事だ。
勿論高い意識を持った連中の方が多いとは思うが、それが以前は100%に近い状態だったものが今は精々70%位がいい所なんじゃないかと思うんだ。
要するに軽い気持ちでバンドをやっている人達が多くなったという事だ。
これは音楽を楽しむという部分では決して悪い事とは思わないがお客さんからお金を貰っている立場のこちらサイドからすればいらいらする部分ではある。
覇気のないライブをやって存在感も残さずにステージを降りてしまっては何をしに来たのか分からないって事だろ?
それでいて次のライブは何処々でやりますって、じゃあ今日の今やってるライブは何なんだよって思っちゃうよ。
ただ単に宣伝しに来たのかってさ。
対バンの人達やライブハウスの人達、今日来てくれたお客さん有難うってそうじゃないだろ?
ライブハウスに対してどうのこうのなんてステージ降りてから言やぁいい事だしお客さんには最高のライブを観せられればそれでO.Kだろ?
対バンに対してだって仲良くなる為に一緒にやってんじゃない筈だ。
しのぎを削って勝負する為の対バンじゃないか。
吸収出来るものはぶん取って序にお客さんもぶん取る積もりで来てるんじゃないのか?
綺麗事並べてる暇があるならその分全力疾走する所を見せてくれって言いたいよ。
最近の若い連中は本当に覇気の無い奴等が多過ぎると思っていたが此処だけは違うと思っていたライブハウスにまでとうとうそんな空気が侵入して来たって事なのか。
いやいや、そういう時代だからなんていうのは断じて認める訳にはいかないぞ。
丁度いい機会だから言っておくけど俺が言ってる高い意識って言葉の意識っていうのは貫く力の事であって事を起こす原動力って意味だ。
車やバイクで言えばトルクみたいなもんだ。
トルクっていうのは軸を回す力の事だ。
そのトルクに回転数を掛け合わせたものが所謂馬力って言われるものだ。
馬力=パワーだよ。
パワーは意識の高い低いで差が出るって事だよ。
どんな世界でも最初から上手く行く奴なんていないんだ。
失敗したら悔しい思いで次に頑張ればいい。
面白く無ければ感性を磨いて練り直せばいい。
だけど意識が低いなら話は違う。
ちょっと待てだ。
そんな状態でライブハウスで演奏しようなんて思わないでほしい。
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