世界中に100店舗以上有る鉄板焼きレストランのベニハナと言う店を知っていますか?
創業者は、ロッキー青木と言う日本人だ。学生時代にレスリングの日本選抜チームの一員として初渡米した彼はそのままアメリカに移住し自分の人生をこの自由の国に賭けたんだ。まず彼がやった事は、屋台のアイスクリーム屋だった。場所は、最悪に治安の悪いニューヨークのハーレムだ。当時、日本人がアメリカに行ったら絶対に立ち入ってはいけないと言われていた悪の巣窟で日本の音楽を流してアイスクリームに小さな番傘をさして売り歩いたそうだ。これが大当たりしてその資金を元にビックサクセスの道を歩んで行く訳だ。俺も過去に1度ベニハナに行った事が有るがこれが相当ぶっ飛んだ店でメニューは、ゲイシャだとかスモーだとかフジヤマだとかコテコテの日本的な名前が付いていて肉や海老なんかを踊りながら調理するんだ。所謂ベニハナダンスと言うやつで料理も美味いがダンスも上手い。皆も海外に行ったら探して1度は行ってみてくれ。
なんでこんな話を持ち出したかと言うとそんな彼が先月、肺炎で亡くなったと言う話を今日、たまたま知ったんだ。
今から30年程前に俺は,ライブハウスをやる為の資金造りの為に小さな飲食店をオープンした。その時の俺の支えになっていたのが「ハードワーク、ハードスゥインク」と言う彼の言葉だった。夢を掴む為には、決して諦めずに人の倍働いて人の倍頭を使えと言う意味だ。全てにおいて非力だった俺は、この一言で一歩踏み出す勇気と力を貰ったと思っている。
ロッキーさん、有り難うございました!
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