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DIARY

三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
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暴力少年

小中学校の子供達の暴力が史上最高だという。
それを聞いて思ったが俺の子供の頃はそんな事で統計を取ったりなんかしてなかった筈なので実際はとんでもない数字だったんじゃないかと思うんだ。
当時は教師が生徒を殴るのが毎日普通に行われていて学校での暴力が今の様に重大視される時代ではなかった。
生徒同士の喧嘩も頻繁で血の気の多い連中は隣の学校まで行って暴れていたもんだ。
これで死んじまったり半身不随になったりする奴が出てきたりしたら話は別だが俺はこれが普通なんじゃないかと今でも思っている。
大事なのは暴力を振るってその後どんな気持ちになるのかを知る事が出来たという部分だ。
確か小学校低学年の時の事だったと思うがそれまで俺は大人しくて居るのか居ないのか分からないような存在感の薄い少年だったんだ。
そんな或る日、クラスの中で一番でかくて一番威張っていた奴が俺を呼び出したんだ。
それでいきなり理由もなくそいつの前で腕立て伏せをやれと言う。
そいつがもういいと言うまで続けろというんだ。
完全ないじめだ。
びびりまくっていた俺はその命令に従うしかなかった。
そして今度は窓から首だけ出せと言うんだ。
これはおそらく首を出した瞬間にギロチンのように上から窓を閉めようとするんだと察した俺は戸惑った。
殺されるかもしれないと思ったんだ。
覚悟を決めた俺は渾身のパンチをそいつの顔面に叩き込んだ。
奴にはもう反撃する度胸は無かったのか鼻血を出して泣き出しやがったんだ。
これで暴力はよくないからお互いそういう事は止めようよなんて言えたならかっこいいんだが俺はそんな優等生ではなかった。
調子に乗ってここから自分の過信が始まってしまったんだ。
クラスのボスみたいなのをぶっ飛ばしたんだから誰も俺を止められない。
弱々しい少年が或る日突然自分の中で眠っていた暴力性に目覚めてしまったかのようにやりたい放題になってしまった。
そして俺は男としてやってはいけない事までしてしまったんだ。
それは女の子に対しての暴力だ。
切欠は憶えていないが言い争いになった女の子の腹を思いっきり殴ってしまったんだ。
その子はよっぽど苦しかったのかうずくまって動かなくなってしまったんだ。
大事には至らなかったがそこからクラスの女の子全員の俺へのバッシングが始まった。
全員で取り囲んであんたみたいな嫌われ者は学校に来ないでよって合唱の様にコールして詰め寄って来るんだ。
俺の密かに心を寄せていた子までが怒りの表情だ。
これは効いた。
親に叱られるどころのダメージじゃない。
それから1ヶ月位だろうか、誰も俺と口を利いてくれなかったんだ。
学校は勉強する所じゃなくて友達に会う為に通う場所だと思っていた俺にとってこれ以上の辛い事は無かった。
そして子供ながらに暴力から生れるのは悪意と敵意だけだと知ったんだ。
だから子供の暴力を頭から否定するのはどうかと思う。
暴力を振るったらどうなるかを知らないから暴れるんだよ。
そういう時は教師なり親なりがボコボコにしてやるか俺が受けた仕打ちみたいな事でやり返してやればいいんだよ。
そうやってやっていい事、悪い事の判断が身に付くんだと思うよ。
世の中にはルールという物がある。
それは法律とかそういう意味ではなく人間としてのルールだ。
このルールは愛によって出来ている。
そしてそれは優しさや思いやりという形で現されるものだ。
だがこれを言葉でどんなものと教えても本当の意味での理解は出来ないと思うんだ。
だったらそれを知る機会を得なければならない。
それを手っ取り早く明確に知る事の出来る切欠が子供の内の暴力だとしたらそれはある程度放任するべきだろうと俺は思うよ。
大人になってからじゃ遅いんだよ。
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発想転換

ストレスというのは全ての病気の根源でもあると思う。
だがその予防法と言っても具体的にどうというのが見当たらない。
強いて言えば煩悩を無くす事だと思うが出家して坊さんになるならいいがそう易々と出来る事ではない。
ならば普通に生活しながらストレスを感じた時にそれをどうやって攻略するかを考えてみよう。
人間というのは煩悩の塊りだ。
別の言い方をすれば欲望や執着の塊りでもある。
だがこれが有るから毎日生きていけるという部分も否定出来ない。
最近の草食系男子じゃないが植物のような生きてるのか死んでるのか分からないような生き方を目指す人はそうそう居る訳ではない。
あれがやりたい、これが欲しい、何を食べたい、眠りたい、うんこしたい、セックスしたい、酒のみたい、煙草吸いたい、何処へ行きたい等ありとあらゆる欲求に対して生れるのが煩悩というものだ。
そしてこれが心を乱しストレスとなって身体にも影響する事となる。
仏教で言う悟りを開いた人というのは煩悩とは無縁の存在だと思うがそんな崇高な人の生活とはどんなものかと言うとおそらく自然と一体になった姿だと思うんだ。
これはチベットの山奥とかに行けば近づけるのかもしれないが日本みたいな国だと至難の業だと思う。
先ず第一に人間が多過ぎる。
そして情報も多過ぎる。
そんな雑念の入りやすい中で風の様に飄々と生きていくのはほぼ不可能に近いと思う。
ならば如何にそんなストレスと付き合いながら上手い事解消していくかが肝心と言えるだろう。
俺は一番の特効薬は時間だと思うんだ。
例えば仕事によるストレスでいっぱいいっぱいになっていたとする。
そうしたら空白の時間を作っちゃうんだ。
仕事とは丸っきり別の事に没頭するのがベストだろう。
よくストレス解消にはスポーツが良いと言われるがそれは大いに当たっていると思う。
だが別にスポーツじゃなくても良いと思うんだ。
映画だって読書だって散歩でもいいと思うよ。
お茶を飲むだけでも多少違うと思うし。
世間のサラリーマンだとそんな時は飲みに行くってなるんだろうがこれも或る意味正しいと思う。
だけど或る意味って言ったのは酒の場合逆効果になる時もあるから注意だ。
馬鹿騒ぎしてスカッと解消出来れば良いがそうとは限らないだろう?
逆にネガティブになってうな垂れたり怒りになって爆発する場合もあるからな。
じゃあ俺はと言うとやはり1番はセックスだろう。
セックスは心の開放でもあるからな。
開放が無きゃ出来ないし。
だがこのセックスにしても相手あっての事だからいつでも出来るというものではない。
そうするとこのセックスも煩悩を生みストレスを発生させる元になってしまう。
さっき言ったスポーツにしてもその場はスッとするかもしれないがそれだけじゃあ済まないだろう?
今度はこれが出来るようになりたいとかもっと上手になりたいとかあと5センチ記録を伸ばしたいとか色々出てくる筈だ。
そうなるとスポーツもストレス解消方には違いないが煩悩も生む事になる。
って考えていくとストレス攻略法というのは実は無いに等しいという結論に至ってしまうんだ。
瞑想というのも有るがこれで無に行き着ければ良いがそう簡単になし得れるとは思わないし。
じゃあどうすりゃいいんだって事だがストレスを真っ向から受け止めてこれを生きるエネルギーに転化してしまうのがベストだと思う。
発想転換だよ。
ポジティブ思考だよやっぱり。

ストレスという名のボディーブロー

もう随分前に体感時間は年齢に反比例するという話をした事があったが憶えているかな?
簡単に言えば若い時は1日を長く感じるのに歳を取れば取る程短く感じるようになるっていう意味だ。
ところが最近、体感どころか実際に時間が全然足りなくて困っている。
1日にやるべき事を全てこなそうとすると睡眠時間を削るしかない状態なんだ。
実際昨日も2~3時間しか寝ていない。
こういう日が週に何日もあるとストレスを感じないタイプの俺も流石に溜まるものも溜まって来るものだ。
溜まると言っても精子じゃないよってそんな冗談すら出て来なくなるからあまり芳しい状態じゃないのは確かだ。
こういう時は平常心を保つのもなかなか難しくなるものでどちらかと言うとネガティブに物事を捉えてしまう傾向になるのは間違いないと思う。
だがこういう時こそその人間の力量と言うか真価が問われる時でもあるんだ。
俺は社長業の他に店長とブッカーも兼ねている。
ブッカーっていうのはバンドのスケジュールを決める人の事だ。
このブッカーというのは常に多角的尺度を必要とされる仕事な訳で要するに自分の店の事だけを考えていては勤まらないんだ。
そこにはお客さんがこういう組み合わせだったら観に行ってみたいと思ってくれるようにしなければならないしバンド同士も刺激し合えるようにしなければならない。
そしてそのうえで店の利益も頭に入れておかなければならないんだ。
だがストレスが溜まって来るとどうしてもそこに自分の都合が割り込んで来る。
早く楽になりたいっていう気持ちだ。
そうすると結果的にいい加減なブッキングになってしまうんだ。
そしてそれは必ず悪い結果を導き出す事になる。
お客さんも少なくなるしバンドもまた出たいとは思わないだろうし当然売り上げも落ちる訳だ。
だから常にそんな自分中心の弱さと闘っていなきゃいけないんだよ。
想像してたより結構大変な仕事かもって今思ったんじゃないか?
単純にスケジュールを埋めるだけなら誰でも出来るからな。
でもそれじゃあ単なるその場凌ぎに過ぎないって事だ。
だけど少しでも理想に近いブッキングを途切れる事無く毎日行わなくちゃならないとなると何処かで心のバランスを保つ事が大切になってくる。
自分自身の心のコントロールだよ。
長年やっているとそのコツも掴める様になるんだがそこに絶対不可欠なのが時間なんだ。
リフレッシュタイムだ。
だが今の俺にはその時間が無い。
時間は自分で作るものだとよく言うが物理的に限界というものもある。
これが今の俺の最大の敵なんだ。
こいつは内藤に勝った亀田よりおそらく手強い相手だと思う。
ストレスという名のボディーブローが徐々に効いてくるぜ。
K.Oとは言わず取り合えず判定勝ちにでも持ち込みたいものだ。
次回はそんな誰でも抱えるストレスを如何に攻略するかって話をしよう。

アートの定義

夜中の3時過ぎに家に帰ると或る映画を放送していた。
俺好みのシンプルでアーティスティックな作品だ。
頭から観る事が出来なかったのでネットで中古品でも探してみる事にしようと思う。
そんな事を考えていたらアートという言葉が妙に気になってしまった。
アートって普段普通に使っている言葉だけどその定義はというとスッと出て来る訳ではない。
そんなの芸術に決まってるだろうって言うんじゃ日本語に訳しただけだし。
という事でウィキペディアで調べてみると表現者あるいは表現物と鑑賞者とが相互に作用し合うこと等で精神的、感覚的な変動を得ようとする活動とある。
って事は鑑賞者というか受け手が居なければアートとは言えない事になるのか?
これはちょっと意外な答えだ。
そうすると同じ作品でも世の中に発表されればアートだが眠ったままならその段階ではアートじゃないというふうになってしまうじゃないか。
じゃあ未公開作品がアートじゃないんなら何なんだ?
自己満足のオナニーって言いたいのかな?
それが正しいなら例えばうちみたいなライブハウスで所謂アーティスティックなライブをやったとしてもお客さんが一人も居なければそれはオナニーでしかないって事になる。
だけど音響や照明やドリンクのスタッフが居る訳だからそうなると何て言うんだ?
彼等に何か伝わればアートだけど何も感じなければアートじゃ無いって言うのかな?
金払ってないからアートじゃないっていうのも何か変な話だしな。
まあ、それだけ微妙な物って事だけは確かだと思うけど。
こういう微妙な物を排他しようとする人も少なからず居ると思うが確かにアートが無くても死ぬ訳じゃないから一方的に否定はしない。
俺だって生きるか死ぬかの状態になったら優先順位は飯食ったり眠ったり糞したりの方が先だしな。
ならばアートっていうのはいったい何なんだという出口の無い入り口みたいな場所に辿り着くが俺は心の栄養だと思うんだ。
言い換えれば潤いだ。
心の潤滑油とも言えるかもしれない。
だからアートに無縁の生活を送っていると実につまらない人間になってしまう様な気がするんだ。
そして潤いが無いから心に余裕も無くなり果ては人間にとって最も大切な思いやりも無くしてしまうって事にもなりかねないと思うんだ。
今の日本を見てみなよ。
思いやりの欠片も見当たらない様な事件が毎日起こっているだろう?
そんなニュースになる様な出来事意外でも街を歩けば人にぶつかろうが何しようが関係ねぇって連中が殆どだ。
潤いが足りないんだよ。
足りないどころか枯渇状態だ。
皆、こんなんでいいのか?
つい先日渋谷の道玄坂を歩いていた時に居酒屋の帰りらしき若者達が道に溢れていた。
俺はこれじゃあ通れないから迷惑だろって言ったんだ。
そしたら彼等はどうしたと思う?
一瞬俺の方を見ただけであとは何事も無かった様にまたくっちゃべっているんだ。
変なおっさんが何か言ってるみたいな薄ら笑いしながら。
ゾッとしたよ。
こいつ等何なんだ。
謝るなり突っ掛かって来るなり無いのかよ。
これじゃあ馬鹿なのは俺の方みたいじゃないか。
怒りよりも恐怖を感じたよ。
最近の若者に対して薄々感じてはいたがこんな大勢の中で一人も人間らしい反応をする奴がいないなんて。
全く悲しい国に成り下がったもんだ。
俺が子供の頃の人情味のある人達は何処へ行っちまったんだよ。
この日記を読んでくれている人達の中にはミュージシャンが多いと思うのでそんな君達にお願いだ。
今こそアートの力でこの乾き切った世の中に潤いを与えてくれ。
君等の力が必要なんだ。

悩みの結論は事前に決まっている

ネットで色々なバンドの音をチェックしていたら或るサイトに辿り着いた。
そこには数年前によく出演していたバンドのメンバーの名前があるじゃないか。
解散した後どうしているのか気になっていたので久々に電話をしてみると今は関西に居るという。
探し当てたバンドも今は脱退していて主婦として幸せに暮らしているという。
当時のバンドはとても個性的で華もあり大きな可能性を秘めていたと思う。
解散と聞いて誰もが耳を疑った筈だ。
だが、これも人生だ。
バンドにはメンバーにしか分からない事情があったのだろう。
彼女自身も大きな分岐点に立たされていたと思う。
長年続けてきたヴォーカリストとしての自分を捨てるかどうかだからな。
そして音楽とは縁を切って別の道を選んだ訳だがこれは正解だ。
だが、音楽の道を続ける事になっていたとしても正解だと思う。
分かれ道に出くわした時は誰もが悩み深く考える。
そして捻り出した答えなら正解意外に無いと思う。
決断するという事はもう一方を消し去るという意味でもある。
だがその消し去る方がどちらかという結論は実は彼女の中では事前に決まっていた事だと思うんだ。
その理由付けを心の中で消化出来るかどうかで葛藤は大いにあったとは思うが。
これは運命とかそういった類の話ではない。
悩みというのは大方その答えは本人の中で出ているものなんだ。
自分の感情が動く方向が正しい選択の筈なんだ。
あとはその理由付けが欲しいだけなんだよ。
納得出来る理由かどうかっていう。
道を誤るというのは自分の意思に反した行動をとってしまった場合に言うんだ。
だからもし彼女が今後主婦の道を選んだ結果、不幸になったとしてもそれは道を誤ったとは言わない筈だ。
じゃあもう一方のバンドの道を選択した場合にそれが迷い無くならいいが意に反してという事になれば絶対に上手くいかなかったと思う。
だから彼女は正しい選択をしたという事になるんだ。
まさか投げやりな気持ちで結婚したなんて事は無いだろうからね。
何か遠い別の世界に行ってしまったようで寂しい気もするが本人の幸せを思えば喜ばしい事ではある。
決断を下す時に周りの意見を尊重して自分の意思とは違う行動を選ぶ人がいるがこういうのは止めた方がいい。
そういうのは失敗した時の言い逃れを無意識の内に探しているだけなんだよ。
意見を聞くのは勿論間違いじゃないがそれなら完全に消化して自分の意思として責任も負わなきゃ駄目だ。
この自分の行動に関しての全ての責任を負うという姿勢に欠けた連中が多過ぎる。
皆の周りにも大勢居るんじゃないか?
先ず弁解から始まるような奴が。
こういう情け無い輩とは付き合わない事だ。
ただ単に係わる人達のモチベーションを下げるだけだからな。
強いて言えばこんな人間にはなりたくないという反面教師的には役に立つのかもしれないけどね。
分岐点に立ったら自分の感情を重視してケツを拭く覚悟を決める。
そして一歩踏み出したらもう一方の道は消し去る。
これが肝だ。

直面する危機

日本人のうつ病患者数が100万人を超えたそうだ。
日本の総人口が1億2700万人だから12~3人に一人はうつ病という事になる。
着目すべきはその伸び率でこの10年で2.4倍というとんでもない数字をはじき出している。
これはもう完全に異常な数値だ。
それじゃあという事で過去の数値を見てみると1999年迄は横這い状態が続いている。
そして2000年以降からこの異常現象が始まっている事になる。
そうなると原因も2000年以降に生れたという事になる筈だ。
やっぱりなと思えるのはその間の5年半を小泉さんが首相を務めているという事だ。
あの人は自民党をぶっ壊すと言い切った。
腐敗した政治を改革して軌道修正しようとしたのは確かに悪い事じゃない。
だがあの時付け加えた言葉がある。
それは国民にとっても痛みを伴う改革になると言ったのを俺は忘れてはいない。
その意味を国民がどれだけ理解していたのかは疑問だが小泉人気は爆発して世の中は喝采を贈った。
やっと日本も変わるのかと思った筈だ。
そして3期連続の小泉政権を認めてしまった。
その結果としてあるのが今の日本の現状だ。
俺はあの痛みを伴うという部分を聞いた時に嫌な予感がしたものだ。
だっておかしいじゃないか。
日本を訳の分からない私欲、利権のどろどろした体質にしてしまったのは自民党なんだからその責任は自分達で取らなきゃ筋が通らないだろう?
そのつけを国民に払わせようっていうのは冷静に考えれば許される事じゃない筈だ。
こういう所が長い物に巻かれるのが大好きな日本人の国民性を上手く利用した小泉さんの常套手段だっていうのに。
巧みな話術を利用した誤魔化しじゃないか。
ちょっとカリスマ的要素を持った奴が現れると全てを受け入れちゃうってのは問題大有りだよ。
うつ病患者がこんな途方も無い数に膨れ上がってっしまったのも芯を持たずに流される様に生きてきた日本人の情けなさにあると思うよ。
ブームみたいに皆がオオーッってなってるからそれが全て正しいなんて考えはガキの発想なんだよ。
大人だったら本質を見極められなきゃ話になんないだろ。
これじゃあ胡散臭い宗教団体に騙されて多額の金を払わされてるのに騙されてるって気付いてもいない連中と変わらないじゃないか。
うつ病患者大量発生の戦犯というのが居るとしたらそれは小泉さんだと思う。
だけどその元凶は日本人の資質にあると思うんだ。
日本人の自殺者は年間3万人を超えている。
その動機のダントツのトップはうつ病なんだ。
ついこの間も話したが俺はエコも大事だけど日本人が現在最も直面している危機は本当はこっちなんじゃないかと思うんだが。

儚い夢の中

まだ小雨交じりの午前3時。
人気の無い薄暗い裏道を歩くと2つの人影が見える。
何か様子が変だ。
少しづつ近付くとそれが男女なのが分かる。
傘も差さず佇む男と傍らに崩れ落ちたように跪く女。
女は俺の存在など眼中に無いのか激しく泣きじゃくっている。
いつか見た光景だ。
愛し合っていた筈の二人に別れの時が来てしまったのだろう。
だが男女の情は易々とは断ち切れない。
楽しかった日々が蘇る。
だが幸せの日々はもう戻らない。
もう一度やり直せるものなら全てを投げ打ってもあの日に帰りたい。
そう願う女。
将来の互いの幸せの為にここは振り切るしかないと心に誓った男。
辛いだろうな、二人とも。
その横をさり気なく過ぎ去ろうとする俺の心にも冷たい雨が沁みるようだ。
どんなに愛し合った恋人同士にも長年連れ添った夫婦の仲ですら必ず別れは訪れる。
別れは生き別れもあれば死に別れもあるからだ。
愛する人との別れほど辛いものは無い。
なのに決して逃れる事の出来ないのが人の性というものだ。
何故なんだ。
どんなに善行を尽くし世の為、人の為と身を捧げても付き纏い苦しみを与え続けるこの別れとは一体何なのだろう。
愚かな人間に科せられた重い罰なのだろうか。
だが人間は忘却という能力も授かっている。
あの二人も時が経てばそういえばあの時あんな別れもあったとしみじみ想う時が必ず訪れる。
苦しみや悲しみも無に帰るという事か。
人生は儚い夢の中の一瞬の出来事かもしれない。
天地創造の神が居るとするなら俺達の一生はほんの瞬き程度のものなのだろう。
ならばその一瞬の時を如何に生きるべきか。
冷たい雨の中を俺は歩き続けるしかなかった。

勿体無い生き方

昨日は日記を書いて電話を数本して飯を食った時間意外は殆ど寝ていた。
信じられない位の長時間だ。
勿論、誰にも会っていない。
というか家の外に出ていない。
そして夜中に目が覚めると自殺に関するテレビをやっていた。
う~む、暗い。暗過ぎる。
これじゃあまるでプチ引き篭もり状態じゃないか。
これが一週間続いたらおそらく身も心も病気になるだろうな。
だけど世の中にはこんな生活を送っている人達が大勢いる。
不健康過ぎるよ、やっぱり。
一歩外に出れば色々な出来事が待ち受けている。
良い事もあれば嫌な事もある訳でそんな嫌な事に触れない様にと思えば家に立て篭もるのが一番かもしれない。
だがこれは一種の造反とも言えると思う。
何に対してかと言えば遺伝子に対してだ。
人間は引き篭もる為に生れて来たんじゃないだろう?
それじゃあその遺伝子を裏切ればどうなるかと言うとやっぱり不自然な事をやっている訳だから何処かに支障が出て来て当たり前だと思うんだ。
一番悪影響を受けるのは精神面だろうな。
俺の死んだ婆ちゃんは外に出たくても出れない人だったんだ。
体が悪くてさ。
俺達孫の前ではそんな素振りを見せた事は無かったけどやっぱり辛かったんだと思うよ。
その反動もあってだと思うが爺ちゃんとはしょっちゅう喧嘩していたな。
爺ちゃんの方もそれで気が晴れるんならっていう気持ちも有ったんじゃないかな。
子供の頃には気が付かなかったけど今想えばそんな気がする。
そんな意に反して外に出れない人の事を考えれば引き篭もりっていうのは或る意味贅沢なもんだと思うよ。
精神疾患からの引き篭もりを除いたらそれ以外は単なる甘ったれとしか言えないよ。
楽な方、楽な方と求めればそれはその時だけは快適かもしれない。
だけどそれが当たり前になってしまうと自分の意に反する事は全て認められなくなってしまうんじゃないかな。
だって家に居たら全ては意のままなんだからね。
そして社会に対して順応出来なくなり反発を持つようになる。
こうなってしまうともう悪循環が加速するしか無くなって自分以外は全て異物にしか見えなくなってしまうように思える。
これを読んでいる人の中でもしそんな状況に踏み込もうとしている人がいたら良い事を教えてあげよう。
世の中の人達の器は君の思っている程小さくはない。
君が心を開けば相手も心を開いてくれる筈だ。
原因は全て君の中にあるって事だ。
心を閉ざせば無でしかないんだ。
誰もが無限の可能性を持って生れて来ているのにそれはあまりにも勿体無いと思わないか?

2012年12月22日その2

2012年12月22日の続きを話さなくちゃな。
そういえば昨日前世で知り合いの筈のZ君がその日に地球は良い方に変わるんだって言ってたぞ。
俺も実はそう思っているんだがそれは長い目でという意味でなんだ。
具体的な事を今言う訳にはいかないがとても大きな切欠は俺の生きている間に必ずやって来る筈だ。
それがマヤの予言と同じ日かどうかは分からないけどね。
まあ、でも仮にマヤの予言が当たったとしても今から心配しても仕様が無いよ。
あと3年も先の事だしさ。
大切なのは今をしっかり生きるって事だよ。
今迄何度も言ってきたけど瞬間、瞬間を生ききるんだ。
そうすりゃ生命力も強くなるから何が起こっても何とかなるよ。
だけど何だかんだと都合のいい様にこじ付けてこういう話を商売の道具にするのはどうかと思うな。
こういう話って人間誰しもが最も興味を示すものだからな。
昔、天中殺っていうのが大ブレークした事があったんだが皆の歳だと知ってるのかな?
生年月日を元にした占いで四柱推命における空亡、六星占術だと大殺界にあたる時期の事を言うんだが当時はこれを元に結婚の時期を変更したりなんていうカップルも多かった筈だ。
実は俺の最初の結婚相手もこの天中殺に嵌って俺達は最高に運気の良い時期に結婚したんだが結果的には離婚している。
まあ、その程度のものだよ。
この時期に新たな行動を起こせば災難が降り掛かるから注意しましょう的なものなんだがこれなんかは一種の生活の知恵みたいな部分もあるので大騒ぎするようなものじゃないと思うが非難する必要もないと思う。
だがノストラダムスやこのマヤの予言に関してはちょっと意味合いが違う。
気が小さくて神経質な人なんかはノイローゼになる可能性だってあるだろう?
俺は過去にUFOから刻み込まれたメッセージの内容を数人に話した事がある。
勿論、この人なら受け入れられると確信した相手にのみだったんだが1度だけその判断を間違ってしまった事があるんだ。
その時、相手の表情は見る見る強張って諸に恐怖感を与えるのみの結果になってしまったんだ。
そしてその怯えた表情を和らげる事が俺には出来なかったんだよ。
この事は本当に反省している。
2012年に差し掛かった頃にはおそらく1999年の時のようなおかしなデマが数多く飛び交う事になるだろう。
そんな時でも1番大切なのは今、目の前にある瞬間、瞬間なんだという事を肝に銘じておけば心の揺らぎや不安は無くなる。
じたばたしても世の中は成る様になるし結果は同じだ。
堂々とその日を迎えればいいんだよ。

チャンピオンベルト

今日は昨日の続きを話そうと思ったけどやっぱりあの内藤、亀田戦を無視する訳にはいかないよな。
一言で言えばいい試合だった。
トリッキーな動きから一気呵成にパンチを繰り出す内藤とビックマウスとは裏腹に冷静沈着な動きからカウンターを狙う亀田の戦いはドラマチックなK.O.劇こそ無かったが緊張感溢れるものだった。
昔からボクシングが好きだった俺は実は内藤を応援していた。
それは彼のファンという訳ではなくああいうファイトスタイルが好きだからだ。
俺にとってのボクシング界のヒーローは輪島功一だ。
俺が中学生の頃に活躍した選手だから皆は知らないと思うがとにかく規格外の選手だったんだ。
内藤は一見大振りのように見えるが相手の死角になる意外な角度からパンチを繰り出すところが特徴だ。
だが輪島の場合はそんなもんじゃないんだ。
だってもう殆ど屈伸運動の時の屈んだ状態みたいなところからいきなり跳び上がってパンチを打ち出すんだから死角どころの話じゃないんだ。
これは輪島のカエル跳びと言われ、大人気になったものだ。
だが輪島にはもう一つとんでもない必殺技があったんだ。
それはあっち向いてホイだ。
冗談のようなこの技は試合中に突然よそ見するんだ。
そしてそれに釣られて相手もよそ見した瞬間にパンチを叩き込むという作戦だ。
なめてるだろう?ボクシングを。
だけどボクシングの教科書みたいな試合って結構地味なんだよ。
プロなんだからその位やって楽しませてくれた方が観てる側からすれば面白いじゃないか。
でもこういうトリッキーな動きをする選手っていうのは例外無く相手のパンチを受ける可能性も高いんだ。
それは相手に対しても隙を見せる事になるからだ。
輪島もそうだったけど内藤もいつも試合後の顔面の腫れが凄いだろう?
昨日も顔面を打たれすぎて鼻が潰れてアナウンサーにおでこと鼻の高さが同じになりましたって言われてたし。
言い換えれば勇気有る作戦という事にもなると思う。
皆の歳だと微妙だがロッキーっていうボクシングの映画は知っているかな?
ボロボロになるまで打たれ続けて最後まで諦めずに闘って男の生き様を見せ付けるという話なんだが輪島はまさにロッキーそのままの選手だったんだよ。
さて、今回敗れた内藤はこれからどうするのかな?
輪島は何回負けても蘇って3回世界チャンピオンになっているんだが。
ここは内藤もやるしかないんじゃないか?
勝っても負けても久々に男のロマンを見せ付けて欲しいもんだ。
ボクシングは男の人生の縮図みたいなものだと思う。
常に何かと闘う運命にあるのだが最終的には自分との闘いに挑まなければならない。
そしていつかは誰かに負ける時が来る。
だが相手に負けても自分に勝てば男としてチャンピオンベルトを腰に巻いた事になるんだ。

2012年12月22日

昨日はちょっとスピリチュアルな話をしたけどこういう話題が世間でもっとされる切欠になるような映画が上映されているよな。
例の2012って奴だ。
俺は未だ観ていないがこれはマヤの予言が元になった話なんだろ?
マヤってどんな人とか言ってんじゃないぞ。
マヤっていうのは古代マヤ文明を築いたマヤ人の事だ。
マヤ文明というのは今から4600年前に存在していたとされる文明の事だから当時を思い知るには遺跡なんかに残された文字を解明するしかないんだろうがそんな僅かな記録からでも解き明かされたものの中に未来の予言があるんだ。
マヤ文明では天文学が尊重されていたらしく天文学者みたいな人達が大勢いたようでこの予言もそんな分野から生れたものではないかと思われる。
マヤの予言では太陽によって影響される人類の歴史を5つに分けている。
その中の4つの時代は既に過去のものとされマヤから現在も進行中の今の時代を現代と捉えているんだ。
数千年を全部ひっくるめて一つの時代と言っているところからして天文学的な壮大な発想ではある。
そして第5の時代とされる現代は2012年12月22日で終わるとなっているんだ。
これはちょっと微妙だがノストラダムスの予言にも2012年12月21日に地球に大きな変化が訪れると記されているらしい。
ノストラダムスの予言書、諸世紀は表現の仕方が曖昧でどうとでもとれる部分が多いので何とも言えないが日にちが1日しかずれていないところがもしやとも思わせる。
もう一つ気になる事がある。
それは日本に大昔から伝わる神道の起源でもある古神道を受け継ぐ伯家神道の教えの中に隠されている。
伯家神道は代々の天皇が伝授されてきた神道の本流だ。
現在も存在する数々の神道系宗教もルーツを辿ればこの伯家神道に行き着く事になるようだ。
何か話がマニアックな方向へ行きそうだからもっと簡単に話そう。
日本が神道の国だったのは明治の時代までなんだ。
歴代の天皇は神道における祝いの神事というものを授かってきたんだがこれが明治天皇の時代で終わってしまったんだ。
大正になって以降の天皇はこれを受け入れていないんだ。
そしてその伯家神道の教えには天皇が祝いの神事を受けない時代が100年続くと日本は滅亡するとあるんだ。
大正天皇が即位したのが1912年だ。
それから100年っていうと2012年だろう?
ぴったりじゃないか。
少し不安になったか?
でも皆こういう話が好きなんだろう?
じゃあ、次回もこの話の続きを話そうかな。

11月27日の重大発言!?

昨日出演した某バンドのヴォーカル君がステージで今頃世間はオバマ大統領の重大発言の話題で大騒ぎなんじゃないですかと言っていた。
それは11月27日にオバマ大統領が宇宙人の存在を認めて6種類の友好的な地球外生命体を紹介するというものらしい。
おおっ!それは興味深い!
そういう話には敏感な俺は朝のニュースを見まくりネットニュースも細かくチェックしたのだが何処にもそんな記事は載ってない。
おかしい、彼がそんな嘘を付く筈がない。
昨日が初対面ではあるが嘘をつくような人間かどうかは初対面だろうが何だろうが3秒で判断がつく。
そう思い直し更に検索すると・・・おおっ!それらしき情報があったぜ。
だけどどれも情報の範囲で結果的な事は一切書いてない。
あくまでそういう予定となっている。
それもスピリチュアル系のブロガーによるものばかりだ。
俺はそういう系の人達の言う言葉を信じないという訳ではない。
それどころか共鳴する部分を多分に持っている積もりだ。
だが、残念な事に彼等の発言の中には大きな間違いが多い。
それはその内容に関して云々というんじゃなく姿勢そのものに対してなんだ。
今迄この日記の中で何度も触れているが宇宙からのメッセージを受け取っている人は今この世の中に大勢居るんだ。
だけどそれを大っぴらにはしていない。
皆少しづつ小出しにしている筈なんだ。
勿論、皆その理由を理解しているからだ。
だが、スピ系のブロガー達は挙って情報を公に曝そうとするよな。
そうなるとその真意は何処に有るのか疑わしいと思わざるを得なくなってしまうんだ。
俺は皆の知らないこんな事まで知っているんだと悦に入るのが目的と思われても仕方が無いんじゃないかな。
今回の情報にしてもそんな内容なら誰だって興味を抱くだろう?
そうやって反応されれば満足なんじゃないかと思ってしまうんだ。
もしこの情報を流した奴が本当に理解ある人ならば知っていても黙ってその時を待つんじゃないかと思う。
そしてこの話がもし本当で27日ではなかったけど近日中に発表されたとしたらオバマさんは大統領就任以来の最大の過ちを犯す事になる。
それは時期が違うからだ。
人類はそれを受け入れられるだけの進化はしていない。
科学の進化の事じゃなくて魂の進化に関してだ。
世界中のあちこちで人が人を殺しあっている状況っていうのは文明として明らかに未成熟と言わざるを得ない筈だ。
そんな未成熟な世界にいきなり成熟したものを出されたらどうなるか。
どうにかして自分達の価値観の中に押し込めようとするか異物として排他しようとするかのどちらかだろう。
科学は進歩してもそれを扱う心が邪悪に満ちていたら進歩とは言わずむしろ文明として後退しているんだって事に気が付くべきだと思う。
じゃあ人類はこれからどうなるんだって知りたいよな?
その答えは君等の魂の中にあるから訊いてみるといい。

金銭感覚

それにしても凄いな鳩山さん家は。
母親から息子に毎月1500万円渡していたってんだからな。
これが5年間で9億円だもんな。
相当な金持ちって事は知っていたけどここまで来ると現実離れし過ぎていて殆ど漫画だな。
人の価値観が各々まちまちな様に金の価値観もそれぞれなのは分かるけどね。
まぁ、それはそれで良いんだけどこういう価値観の中で育った人が一般庶民の金銭感覚を理解出来るのかどうかというのが問題だよな。
だけどこういう話を聞くと僻みや妬み根性でとにかく悪口を言ってやれって人が多いけどそういうのはやめた方がいいぞ。
自分は器の小さい人間ですってふれ回っているみたいなもんだからな。
貧乏人には貧乏人の苦しさがあるけど大金持ちには大金持ちなりの苦しみもあるって事は知っておかなきゃいけないと思う。
苦しみの種類が違うけど意味は同じって事だ。
金をいっぱい持ってると幸せな事しかないみたいに思う人が多いがこれは大きな間違いだ。
幸せっていうのは心の充足感だろう?
これは金の有る無しは関係ないからな。
いかに毎日活き活きと生きているかって事だよ。
そういう生き方を目指すには幾つかのポイントがある。
先ず、自分のやりたい事を毎日やっているかどうか。
大人になれば毎日行う事で一番時間を使うのは仕事なんだから自分の好きな仕事をやっているかどうかって事だ。
次に常に向上心、前向きな姿勢を持って尚且つそれが実行されているかどうか。
人間は誰しも成長する為に生れて来てんだからこういう姿勢は生きるエネルギーになるんだ。
そしてもう一つ、誰かの為に貢献しているかどうかというのもある。
えっ、なんで誰かなの?
自分の為じゃないのって思った人も多いと思うがそれは結果論的な話だ。
結果的に自分の幸せに繋がるって事であって目的は誰かの為でなくてはならないと思うんだ。
働いてそれが誰かの為になって感謝の気持ちも貰って稼いだ1万円とパチンコで稼いだ1万円じゃあ同じ1万でも全然価値が違うだろう?
そんなの遊んで稼いだ方がいいよって思った君は生きるという意味も幸福の意味も分かっていないという事になる。
俺もパチンコや麻雀が嫌いじゃないがそこで稼いだ金は単なる遊びの金だから一瞬で使い切る事にしている。
その程度の価値しかないと思っているからだ。
だけど仕事で稼いだ金は大事に使うよ。
だって色んな人の思いが込められているんだから。
その色んな思いって所を鳩山さんが分かっているんなら9億貰おうが俺は別に何とも思わないんだけどね。
金の価値観という部分だけじゃなく実はこっちの方が大切な金銭感覚だと思うよ。

ディープな世界

昨日は悪夢のような話をしてしまったが忘れてはならないのはあの婆さん達も必死に生きていたんだっていう真実だ。
そしてそんな人達の生の生き様を肌で知るって事は物凄く意義が有るって事だ。
大金持ちも貧乏人もホームレスも皆それぞれの人生があるんだ。
それを傍から見ているだけじゃあ何も理解出来ないのと一緒なんだ。
一歩懐の中まで踏み込んでみなければ本質は何も見えてこないんだよ。
本質の部分にまで触れる事が出来た時に初めて自分の経験値も上がるというものだ。
経験値が上がるという事は成長出来たという意味でもあるんだ。
俺が再三皆に若いうちに風俗へ行けと言ってきたのはそういう意味合いなんだよ。
風俗っていうのは最も生々しい生き様に触れる事の出来る場所なんだ。
その最たる場所がソープなんかの本番有りの店だと思うんだ。
生半可な気持ちで出来る職業じゃないからな。
他にも海外から来て風俗嬢をしている人達っていうのも相当ディープだと思う。
彼女達の多くは闇のルートで来日していたり観光や学生ビザを利用した違法就労であったり不法滞在者であったりする場合が多い。
そんな事をしてまでも日本で自国の数倍の金を稼ごうとしている。
そんなのただの犯罪者じゃないかと一言で片付けてしまうのは簡単だ。
だが彼女達だって好き好んでそんな事をしに来ている訳じゃないって事は知っておくべきだ。
自国で安い賃金で働いても家族が飯を食っていけないから自分が犠牲になって家族に送金する為に来ているっていうのが大半なんだよ。
勿論例外は居るがそんなのはおそらく1~2割なんじゃないかな。
彼女達が高給を取っているからといって贅沢している訳じゃないんだよ。
こういう事もただ眺めているだけじゃあ分からないだろう?
自分が逆の立場になった場合の事を想像してみろよ。
君は同じ事が出来るのか?
中には偽装結婚までして滞在許可を取って働いている人達も沢山居るんだ。
これは完全な犯罪ではあるが自分が犯罪者になっても家族を助けたいという願いが込められている。
罪は罰せられるべきだが彼女達の心は罰せられない筈だ。
一見華やかな場所に居ながらいつ強制送還させられるか分からない恐怖と毎日隣り合わせってのはどんな心境なのか。
これは彼女達の懐に潜り込まなきゃ理解出来る筈はない。
世の中には色々な欲望や様々な形の愛が存在しているんだ。
それを上っ面だけで知ったかぶりする奴のいかに多い事か。
君等はそんなダサい人間にはなるな。
たとえそこがディープな場所だったとしても一歩踏み込んで本質を見極める事が肝心なんだ。
そんな経験が今後の君達の財産になる事は俺が保証する。

特攻隊精神

どうも最近固い話をし過ぎちゃった感があるな。
そんな話ばっかり読んでると皆も疲れるよな。
やっぱり物事何でも強弱、緩急は必要だよな。
という事で今日は久々にエロい話題にしてみよう。
エロといえば最近エロい迷惑メールが増え続けて本当に困る。
事務所のPCには1日約100件来るし携帯にも20件は来る。
俺は家のPCでのメールは殆ど使わないんだけどこの間知り合いが家にメールしたと言うんで開いてみたら10000件位来てたんで呆れてしまった。
大抵は乱交パーティーか逆援助交際みたいなもので1回セックスしてくれたら50万円あげますってな内容なんだ。
だけどこれだけの数が来るって事は実際に本気にして返信したりする奴が居るって事なんだろうな。
以前、この日記にも書いたけど俺は過去に金に困ってどうしようもない時に出張ホストというのをやろうとした事があるんだ。
要は男の方が奉仕する側になる売春だ。
だけど初めてお客さんが付いた時に俺は逃げ出してしまったんだ。
面接試験を受ける時まではこんな良い仕事があっていいものだろうかくらいの勢いだったんだが実際それが現実となるとそう簡単に出来る仕事じゃないとつくづく思わされたものだった。
だって金で何処の誰だかも分かんない婆さんのおもちゃになるんだからな。
ホテルでお客さんを待っている間に胃は痛くなるし吐き気もしてくるしやっぱり俺には無理だと思ったよ。
そう考えると女性ってのは凄いよな。
そこんところはスパッと割り切って商売してる人っていっぱい居るんだもんな。
俺は多分100万貰っても出来ないかもしれないな。
だけど金払って婆さんとセックスした事はあるぞ。
それも1回じゃないし。
あれは俺が18か19くらいの頃だったと思う。
当時俺は川崎のスナックで働いていたんだ。
お客さんは8割から9割はヤクザでそれ以外は暴走族というとんでもない店だった。
ヤクザも幹部クラスになると見た目とは逆に紳士が多いんだが下っ端のチンピラ連中はそうはいかない。
店の中で喧嘩はするしそれをなだめようとすればなんだかんだと凄んでくるし。
だけどそんな連中と腹を割った話も出来るようになった頃には男として何かを掴んだような気にもなっていたものだ。
その当時に日本一の無法地帯と言われていた川崎で腰を落ち着けるからにはもう一つ会得しなければならないものがあった。
それがソープランド体験だ。
その頃はトルコ風呂って言ったんだけどね。
川崎には南と堀の内という2つの地域にソープランドが密集している。
浅草の吉原も有名だがそれに匹敵するのがこの2つの地域なんだ。
南は高級店が多く堀の内は大衆店が主流だ。
大金なんか常に持っていない俺は当然堀の内の激安店を目指す事になる。
ソープっていうのは受付で入浴料を払って個室に入ってから入浴料の2倍のサービス料を払うというワンツーシステムっていうのが主流なんだが超激安店は受付で一括払いする総額システムになっている場合が殆どなんだ。
俺が何度か行った店は勿論総額システムだった。
当時の堀の内では1番安いと言われた総額8000円の店だ。
受付の何処から見てもヤクザにしか見えない奴になけなしの8000円を支払いボロいソファーで待つ事約10分、跪いていらっしゃいませと迎えてくれたソープ嬢の顔を見て思わず俺は凍り付いてしまった。
どう見ても60は超えている。
チェンジも出来るんだろうがそんな事をしたらこの婆さんが可哀想だと思った俺は覚悟を決めた。
本来ならわくわくするのが普通だがこの場合は覚悟意外の何物でもない。
こうなったら突撃するしかない。
俺の親父は戦争中に特攻隊に志願する積もりだったと言っていたがその精神は立派に俺に引き継がれていたという訳だ。
そして俺は見事にお国の為に昇天した。
あの妙に張りの無い全ての細胞が死んでいるんじゃないかとも思えてしまう余命数年の様な体を思い出すとぞっとするがこれで俺もまた少し大人に近づけたという悦びの方が大きかったように思う。
しかし人間には反省も必要だ。
という事で翌月は受付のやくざにしっかり若い子でお願いしますと言ってみる事にした。
すると、なめんなよこのガキとでも言いたげな表情でこの時間で一番若い子にしてくれると言うじゃないか。
おお、今度こそわくわく出来るなと思っていると現れたのは前回とは別人だがまたしても婆さんだ。
チェンジと言いたいところだが今の時間で一番若いのがこの婆さんだとすると他は俺の死んだ婆ちゃんと同い年位かもしれない。
流石にそこまでは無理だ。
だって70超えてるかもしれないし。
そしてまたしてもお国の為に敵艦に突っ込む事を決意した親父の精神を思い出しぶよぶよの物体に俺も突っ込む事に相成った。
同じ突っ込むんでもこっちは情け無い突っ込みだが。
これで話は終わりと思ったら大間違いだぞ。
あまりにも長くなるので続きは次回だ。

けじめを付けたら切り離せ

高円寺の商店街にある居酒屋が火事になり4人が死亡したという。
俺は昔、高円寺に住んでいた事がありとても好きな街なので少し気になっていた。
そしてその居酒屋って何処なんだろうとネットでこの火事に関するニュースを幾つか見ていると、ん?まさかとは思ったが俺が昔バンドマン達とよく行った石狩亭じゃないか!
残念だ。
あそこは良い店だったのに。
当時、高円寺の居酒屋は楽器を持って入って行くのを嫌う店が多かったんだ。
入店拒否の所も何箇所か有ったと思う。
だけどここはいつもO.Kだった。
別にバンドマンに特別親切という訳じゃあなく誰でも分け隔てなくという言ってみれば極当たり前のサービスをしていただけなんだけどね。
ここに行ったら皆必ず凍ったジョッキで出される生ビールを頼むんだ。
店員はいつもぶっきらぼうだったがこのビールの美味さで帳消しだった。
生れて初めてチゲ鍋を食ったのもこの店だった。
ああ、そういえば蛙を初めて食ったのもここだったっけ。
あそこに行くと大抵知った顔がいたりして好きな店だったんだけどなぁ。
過去を振り返ってあの頃は良かったとか想い出に酔いしれるなんていうのは俺の趣味じゃないがこうやって自分の好きだった場所で事件が起き、尚且つ人が何人も死んだなんて事を聞かされると残念で仕方が無い。
今から30年程前にHという後輩がいた。
そいつはいつも俺を頼って色々な相談事を持ちかけてきた。
或る日Hは当時俺がやっていた小さな店に彼女を連れてやって来たんだ。
そして結婚する積もりなんだと言う。
とてもお似合いなカップルではあるが二人は未だ10代だ。
俺が16歳から同棲をしていた事なんかも知っている彼は当然俺は賛成すると思っていた筈だ。
しかし、俺は未だ早いんじゃないのかと諭した。
それは二人が親の脛齧りのままだったからだ。
年上なりに世の中そんなに甘くないぞって事を言いたかったんだろう。
それから数週間後に訃報は届いた。
奴は警察に追われパトカーとのカーチェイスの末に高速道路の足場であるコンクリートの柱に激突して即死したんだ。
そしてその数日後に彼女は地下鉄のホームから身を投げた。
何の脈絡も無いが今回の石狩亭の火事の事を知ってそんな悲しい過去を想い出してしまった。
楽しいイメージが一転して最悪な状況を迎えた部分に共通点を感じてしまったのかもしれない。
もしあの時俺が二人の結婚に反対していなければ結果は違っていたんだろうか?
奴が警察に追われる様な事をしたのは俺の一言のせいなのか?
暫く考えたが答えなんか出る筈がない。
だって二人はもう死んじまったんだから。
そういう結果が出ちゃったんだから。
死んだ後でああだこうだって考えたってあいつ等は帰って来る訳じゃないんだから。
過去が楽しければ楽しい程、悲惨な結末を迎えた時の悲しみは大きい。
だが、過去を引きずって生きては駄目だ。
そういう生き方は人間を駄目にする。
そんな重たいものをぶら下げてたら何処へも行けやしないよ。
だからといって過去なんか放ったらかしておけばいいという意味じゃない。
その時々でけじめを付ける事が肝心なんだ。
けじめを付けたら思い切ってスパッと切り離す。
それが常に前を向いて生きる事の術だと思う。

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