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DIARY

三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
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微々たる前進

2~3日前に9月になったような気がしていたがあっという間にもうすぐ10月じゃないか!
これから先の事は随分長く感じるのに過ぎてしまうとほんの一瞬のようにしか思えないものだ。
そうやって人の一生は一瞬のように過ぎていくものなのだろう。
そんな短い間に人はどれだけ成長出来るのか。
それはどんな尺度で判断するかで違いもあるが宇宙的規模で考えれば微々たるものでしかない筈だ。
なんでそんな事を判断するのに宇宙が基準なんだといえば基準の器が大きければ大きい程伸び代も大きくなるからだ。
人間に完全という行き着く場所があるのならそんな大きなものは必要無いが何処まで行っても不完全でしかない存在には大きな器がどうしても必要になるというものだ。
さて、そんな微々たる成長を目差して俺達は毎日生きているわけだがこの微々たる目標でさえ達成出来ずに人生を終える人も多い。
それは実に勿体無い話ではあるがその結果は全て自分の蒔いた種が導くものでも有る筈だ。
それでは微々たると言われようとも成長する為には何が必要なのだろうか。
冷静な判断力?
それとも努力か?
行動力か?
前向きな発想を常に持つというのも正しいと思う。
諦めない強い心というのもあるだろう。
そんな話を今迄散々してきたがこの日記を始めてもう2年以上経ったわけだしそろそろ結論めいた事を言ってけじめの一つも付けておいた方がすっきりするとも思う。
と、なるとやはり非を認める勇気だと思う。
これが原点であり常に核心でもあると思う。
俺はよくこれを自分に当て嵌めてみる事にしている。
物事が思ったように進まない時、人間関係が拗れた時等は、先ず自分の非を認める所からリセットするように心がける事にしている。
他人に当て嵌めてみるともっと分かりやすい。
自分の非を認められる人は早く成長するしそれが出来ない人は同じ失敗をいつまでも繰り返すものだ。
微々たる前進でも立ち止まっているより生きている意義は充分有る筈だ。
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謝罪と賠償?

謝罪と賠償を求めるってどういう事だ!
完全になめられてんぞ、中国に。
尖閣諸島の話は船長の釈放で一応の決着は付いたと思ったら間髪容れずにこの要求だ。
糞っ垂れと言いたい所だがこういう時は冷静に判断しないと溝がどんどんでかくなって戦争までいく可能性だってあるんだから細心の注意が必要だ。
中国側がここまで強硬な態度に出て来る裏には中国国内の国民感情があるからだと思うんだ。
それを無視すると今度は中国政府が自国民に責められる事になるからね。
それじゃあ、何で中国国民がそこまで頭に血が上っているかといえばそれはやはり過去の日本軍に受けた仕打ちが脳裏にあるからだと思う。
そんな下地があった上で船長逮捕と聞けばそれが即、過去の日本がまた悪事を働いたというふうに写ったんだと思うんだ。
そして、今の中国は世界一の経済大国だ。
経済力も軍事力も強大になった自分達をなめるなという姿勢が相手が日本という事で尚更強く出ているんだと思う。
中国国内には既に海軍を出動させて日本に攻め込めなんていう強硬な意見まで出ているみたいだし。
日本側はどう対処すべきかというと先ず、そんな中国の政府というよりも国民感情を把握しておく必要がある。
そして中国人の気質も理解しておかなければならない。
歩いていて肩がぶつかった時に自分から謝るのが日本人、中国人は絶対に謝らないし逆に文句を言ってくるのが普通だ。
どっちが正しいとかそういう話じゃなくてこれが国民性の違いだって事だ。
だから中国人の国民性からいけば今回みたいな事件が起これば日本が悪いという意外に選択肢は無い筈だ。
そして、日本人からすれば物凄く勝手で思いやりに欠けるのが中国人という事になる。
上海万博のあの滅茶苦茶な入場の仕方を見ただろう?
日本じゃ見られないよ、あんなの。
順番に並ぼうなんて誰も考えていないんだよ。
他人は押しのけてでも自分が良ければそれでいい。
それが中国人だって事を理解しておかなきゃ今回みたいに衝突した時の打開策なんて見えてきやしないよ。
それと一番忘れてはならないのは日本は民主主義だが中国は社会主義だという事だ。
経済面等、部分的に開放された現実社会主義という変則的な側面は持つが基本はあくまで社会主義だ。
だからその両者で価値観に大きな隔たりがあるのは仕方の無い事なんだ。
だからといって今回の無条件での船長釈放みたいなのは絶対に駄目だ。
これ以上、下手に出れば中国の傲慢さはエスカレートする一方になる筈だ。
ここは、ぎりぎりまで突っ張りまくるしか手は無いように思う。

へなちょこ日本

少しは期待したんだがやっぱり日本政府はへなちょこだった。
例の衝突事件を起こした中国漁船の船長を処分保留のまま帰国させちまったよ。
中国をこれ以上怒らせたら日本経済は破綻するって思ったのかな?
全く持って骨が無い。
正義と主張したものを何で曲げるんだよ。
またしても日本人を止めたくなったぜ。
調和を重んじるのは理解出来るけどこういう所はやっぱり妥協しちゃまずいだろ?
いつもへらへら薄笑いを浮かべて表立った自己主張はせず、強い者の後ろにいつの間にかくっ付いているずるくて気の弱い日本人は未だに健在だったという事か。
俺の子供の頃の日本人のイメージっていつもそんな感じだったんだ。
それを後を引き継ぐ俺達が変えていった筈だった。
もう、しっかり自己主張出来る国になったと思っていた。
でも、実態は何も変わっていなかったという事だ。
情けないという言葉以外に何も見つからない。
大人の判断?
ちっ、笑わせるぜ。
大人じゃなくてオカマの判断だろ?これじゃあ。
これでもう日本はアメリカだけじゃなくて中国にも今後一切逆らえなくなったというわけだ。
俺は中国人が嫌いだなんて思った事は今迄一度も無いが今回の中国政府のやり方はどう転んでも間違っていると思う。
政府は国民の為にあるんだから多少強引だとしても船長を早く返せって主張するのは理解出来る。
だが、そこから先の正しいか間違っているかの判断は今回は日本側に主導権が有った筈だ。
なのにこの屁っ放り腰だ。
今回のこの日本政府のやり方は絶対に悪い結果が出ると思う。
中国との関係は修復出来るのかもしれないが日本人自身に与えた影響はかなりでかいと思う。
これで国に愛国心を持てって言う方が無理がある。

手のひらの上の出来事

瀧のような雨が降ったと思ったらいきなりまともな秋の気候になったな。
こういう気候の変化が激しい時っていうのは体調を崩す人が決まって多い。
体の弱い人や年寄りはポクッって死なないように気を付けよう。
なんて天候の話から始まるって事は今日の話のネタが無いって事だな。
昨日も事務所でネタを考えていていつの間にか朝の7時迄寝てしまった。
ネタが無くてネタ。
なんちて。
ああ、くだらねぇ。
そんなへんな時間に寝てしまうと家に帰って本格的に寝ようとしても直ぐに目が覚めてしまうもんだよな。
って事でテレビを着けてみると、ゲッ!水木しげるの特集をやってるじゃないか!
実は、俺は大の水木しげるファンなんだ。
まともな生活リズムなら絶対に観れない時間なのにこれはラッキーとしか言えない。
だが待てよ、と自問自答してみる。
これは偶然じゃないような気がする。
偶然に見せかけた必然に違いない。
俺が水木しげる特集を観る事は事前に決まっていたのだ。
日頃の行いの良さがこういう所に現れるわけだな。
まぁ、それはどうかと思うがこういう必然のように感じる偶然ってよくある事だと思わないか?
と言うよりも全てが必然のように俺は感じるんだが。
勿論、その場その場では目の前にある現象のみに捉えるから偶然とか必然とかいちいち気にしたりしないけど。
気にしないというか余裕が無いというのが正解だな。
本当は全ての現象は予め決められているんだよ。
少なくとも半分以上はそうなんじゃないかと思うなぁ。
そして、状況毎に選択肢があってそれは選べるがその先に出会う現象もまた決まっている
ような気がする。
ああでもない、こうでもないと悩みながらその都度本人としては大きな選択をしている積りなんだが結局誰かの手のひらの上でころころ転がっているだけなんじゃないかと思ってしまうのは不自然な話じゃないような気がする。

処女喪失

九月も後半なのに未だに30度以上の真夏日っていうのはどういう事なんだ?
流石にこれは俺にとっても初体験だ。
ん?
初体験だと?
いやらしい事を連想しただろ、今!
と、流れを作っておいて今日のテーマは勿論処女喪失だ。
君等は処女とセックスした事あるか?
って滅茶苦茶な質問してんな、俺も。
俺は自分の年齢からして多いのか少ないのか分からないが3回ある。
そして、もう遥か昔の事なのにその3人の事はよく憶えている。
やっぱり彼女達の人生の歴史に確実に名前を刻むような事をしたんだから当事者としても何か特別な想いが残るものだ。
1人に限っては成り行きというか女の子の作戦に上手い事引っ掛かったようなふりをして至ったわけだが偶にはこんな無責任なセックスもいいもんだ。
あとの2人は根が真面目な俺としては勿論結婚を考えていた。
若かったから愛のあるセックスイコール結婚と簡単に繋がってしまうわけだ。
当然、結婚の深い意味等まるで理解していなかったが。
しかし、今になって思うと処女とのセックス事態はあまり良いものではなかった。
俺自身の経験不足もあったと思うけどやっぱりスムーズに事が運ぶわけじゃないからね。
痛がって泣かれたりするとどうしていいのか分からなかったし。
なんかもう気持ちいい事をするみたいな感じじゃなくてあれは一つの儀式だな。
女の子が大人の女に変身する為に協力しているみたいな感覚だったよ。
それにしても処女と童貞では随分イメージが違うよな。
処女は美しいイメージがあるけど童貞はその逆だろ?
なんか恥垢とかいっぱい溜まってそうで臭そうだしな。
そのてん処女は無垢で穢れの無い真っ白なイメージだもんな。
そして、女は経験を重ねる事によって真っ白から艶のある色に変身していくわけだ。
セックスの気持ち良さは女は男の数倍だという。
そして、外見的にも明らかに何かを吸収しましたっていう変化が見えやすいのも女の方だ。
セックスは男の方が主導権を取っているふうに見られ勝ちだが実は結果的に奉仕しているのは常に男なんだよ。
女の子から女に一皮剥ける為の手助けをするのも男だし艶の出るエキスを与え続けるのも男の役目というわけだ。
男はそんな一見虐げられたような立場の中で精一杯見栄を張るしか居場所が無いって事だ。

正しい主張

尖閣諸島沖での中国漁船衝突事故が予想に反してとんでもなく大きな問題になってきてしまった。
俺は中国も中国人も嫌いではないが流石に今回の反応には納得出来ないものがある。
何が納得出来ないかと言えば順序が明らかに間違っているからだ。
先ず最初に行わなければならないのは徹底的に事故の検証をする事の筈だ。
そうでなければ本当はどっちが悪いのかなんて分からないじゃないか。
それを一方的に日本が悪いと決め付けて、さあ、報復だっていうのは絶対におかしい。
日本が昔、アジア諸国に対して行った行為をもう少し心を込めて謝罪した方が良いんじゃないかとこの日記の中でも言ってきた俺だが今回の中国の出方はそういう過去の出来事の事を考慮して差っ引いたとしても明らかにおかしい。
こんなやり方が罷り通るのであれば世界中の国と国との間に秩序は無いという事になってしまう。
世界一の経済大国になってしまえば外国は何でも言う事を聞くとでも思っているのだろうか。
共同開発事業は延期、閣僚同士の交流も中止、中国からの訪日観光客にも規制を設けSMAPの上海公演のチケット販売も中止って、それは全然違う話じゃないか?
中国人がこんなに頭の悪い連中とは知らなかったよ。
愛国心が強い事は全然悪い事とは思わないけど冷静に物事を判断出来なくなる程っていうのは論外だ。
と言うよりも危険過ぎるよ。
肯定的なものは受け入れるけどそこにちょっとでも否定が入れば頭ごなしに力ずくで叩き潰そうとするっていうのは北朝鮮と同じだし腐った新興宗教みたいなものだよ。
北朝鮮の場合は国力が弱いから口先だけで終わるが経済力も軍事力も豊富な中国は明らかな脅威ではある。
だからといって今度新しく外務大臣になった前原さんはおそらく中国の傲慢な意見は認めないと思う。
そうなるとこの悪化した両国の関係は長く続く事になってしまうかもしれない。
ついこの間まで凄く良い関係に育って来たと誰もが思っていた矢先だったのに非常に残念だ。
だからといってここで日本がお得意の長いものには巻かれてしまえ的な行動を取ったりすれば今後は中国の言う事は何でも聞かなければならない立場になってしまうだろう。
これから益々激しくなるであろう中国の報復的制裁に耐えてでも正しい主張を最後まで貫く事が出来るかどうか。
日本の真価が問われる所だ。

日本人は居なくなる?

九月二十日は敬老の日かぁ。
老人を敬うという意味で敬老の日なんだろうけど老人っていったい幾つからの事なんだろう?
一昔前は完全に60歳だったと思うけど最近の60歳は未だ全然若いからなぁ。
そうなると65歳か?
日本人の総人口に対して65歳以上の人ってどの位居ると思う?
男性で20%、女性で25%だってさ。
この数字って相当ヤバいと思わないか?
だって男で5人に1人、女の場合は4人に1人だぞ!
それでいて少子化と言われている15歳以下の人口はというと13%しか居ないそうだ。
それも29年連続の減少らしい。
何でこんなにアンバランスになっちゃったかと言えばやはり将来に対しての不安が一番のような気がするなぁ。
将来って勿論産んだ子の将来って意味だぞ。
明らかにというよりも漠然とでもそんな空気が漂っていると人間って結構左右されるものだからね。
そして、もう一つはやはり経済的な部分の影響だよな。
国からの援助はあっても収支を考えたら子供がいない方が全然楽だから作らないっていうごく単純な理由だ。
要は日本は生活し辛い上に明るい未来も見えないって事だよ。
そりゃあ子作りに躊躇するのも当たり前だよな。
それでこの少子化の勢いが今も止まっていないというのも恐ろしいよ。
どうしたって生産能力が高いのは老人より若い人になるわけだから若い人達に掛かる負担というのは今後どんどん大きくなる一方って事だ。
かなり深刻な問題だろう?
そんな重い負担が掛かるのって君等の世代からだからね。
俺が子供の頃って平均的家族構成は両親に子供3人くらいだったと思うんだ。
今って一家に子供1人ぎりぎりじゃないか?
親2人に対して子供1人じゃどう考えたって半減だろ?
っていうか日本人って居なくなるんじゃないか?このままいくと。
もうちょっと危機感感じてもいいと思うんだけどなぁ。

スタートの遅い若者

大人というのは自分が負わなければいけない責任に関しては何処までもケツを拭かなければならない。
そんな事は当たり前の話なんだがこの大人というのが一体いつからなんだという線引きがどうにも不確かなものになってきているように思う。
そんなのは二十歳に決まってるじゃないかと言い切るにはあまりにも実態が伴っていないような気がするんだ。
二十歳と言っていてもしっかりした奴は十代でも当然のようにそんな事は分かっているものなのでここで言う二十歳というのは最高に遅くて二十歳という意味だ。
何が言いたいのかというと今現在二十歳の連中に対して大人だとはどう転んでも思えないって事だよ。
俺の世代から見れば精々15~16歳位にしか見えない。
何処がそんなに子供っぽいかと言えばやはり責任感の無さなんだよ。
そんなのは世の中に未だ揉まれてないから仕方が無いというのが彼等の言い訳なんだろうが俺が言っているのは勿論そんな事は差っ引いての話なんだ。
二十歳になったからと言って何でも大人と同じ事が出来るなんて誰も思ってやしない。
未熟で当たり前だ。
そういう意味じゃないんだ。
そうじゃなくて心の持ち方というか心意気って事だよ。
ミスをするにしてもベストを尽くしたのに至らなかったと悔しがってる奴と若いから失敗しても大目に見てくれるだろうっていうのとは全然違うからな。
そういうのって表情を見りゃあ一発で分かるんだよ。
最初から甘えたような態度で薄笑いを浮かべながらすいませんなんて言って来る阿呆がどれだけいるかって事なんだよ。
明らかに半数以上が阿呆としか思えない。
頭が良い悪いなんてのは関係ない。
しっかり生きようとしているかどうかって事だよ。
大人と認められる年齢でそうでないんだったら誰かにぶら下がって適当に生きようとしているって思われても仕方が無いぞ。
そういうのって甘ったれか腐ってるかのどちらかしかないって事なんだぞ。
どっちにしても恥ずかしいだろう?
責任感を持つって事は自立心を持つ事でもあるんだ。
この自立心っていうのは一日でも早く持った方が得なんだよ。
人生をマラソンで例えたらこの自立心を持った時がスタートなんだ。
誰かがどうにかしてくれるだろうなんて思ってる内は未だスタートもしていないって事なんだ。
最近の若い連中はこのスタートがあまりにも遅いんだよ。
そこに気が付かなきゃ先にスタートを切った奴には永遠に追い着けなくなっちゃうぞ。

サイケデリックって何?

昨日、この日記でサイケデリックの話をしたタイミングに合わせたわけではないと思うがサイケを通り越して暗黒の世界まで行こうとした田代まさしが逮捕された。
確かにあのヘアスタイルはサイケデリックではあったが表情は廃人そのものだったな。
それじゃあ、サイケデリックって一体なんだ?って、おそらく君等の歳だとあまりよく分かっていない人も多いと思うのでサラッとおさらいしておこう。
サイケデリックというのは体制から離脱してもっと自由で開放的な高次元の意識に同調しようという一種の意識革命みたいなものだ。
発祥の地はサンフランシスコのヘイトアシュベリーという地域で60年代半ばから70年代にかけて起こったムーブメントだ。
俺も以前ここへ行った事があるが残っていたのは当時の象徴的な物やスローガン的なものをT-シャツにしたりアクセサリーにして売っている観光客相手の土産屋が数件建ち並んでいる程度だった。
スローガンや象徴的な物と言えば、ラブ&ピース、スマイルマーク、ラブジェネレーション、フラワーチルドレン、デッドベアなんかが今でも有名だがおそらく皆もああ、あれの事かと思った筈だ。
渦巻き模様のきのこなんかも典型的なサイケデリックアートから生れたものだ。
ファッションで言えば所謂ヒッピースタイルが主流だ。
日本で今このスタイルを正しく継承しているのはホームレスの人達くらいのものだろう。
しかし、あのラフで自由でちょっとエスニックな部分はスローガンを知ってか知らずか今でも尖がった人達に愛され続けている。
サイケデリックは反キリスト教的な部分の反動からか東洋の仏教にも大きな影響を受けている。
でも、それは主に禅や瞑想みたいな神秘的な部分だけが取り沙汰されていた所を見るとあくまでファッションの一つでしか無かったんじゃないかと容易に想像出来る。
そして、昨日も触れたようにサイケデリックはロックにも大きな影響を与えた。
ビートルズに関してはあくまで一定期間のみではあったが他に代表的なバンドと言えばやはりグレートフルデッドだろう。
ジミーヘンドリックスやドアーズ、ジェファーソンエアプレイン等、世界的にビックセールスを記録したアーティストも多いがサイケデリックイコール的なイメージからいけばやはりデッドが飛び抜けているように思う。
それじゃあ、サイケデリックロックとはどういうものかというと言葉にするのは非常に難しい。
それは定義みたいなものはなく感覚的な部分がそうカテゴライズするからだ。
幻想的とか浮遊感とか多幸感とかね。
サイケデリックロック=アシッドロックとも言われていたくらいでLSDのキマり具合が増すような音楽とも当時は捉えられていたようだ。
ふぅ、少しはイメージが掴めたかな?
とんでもなく長くなりそうだから続きは又の機会にさせてくれ。

快楽主義とサイケデリック

世界は快楽主義へと方向転換したようだ!
って、いきなりそんな事言われても困るよな。
言葉では何とも言い難いが空気が重い。
どこかスコーンと突き抜けるものがない。
まるで見えない敵にビクビクしている神経質な少年のような面持ち。
9.11の同時多発テロからじゃないか?こんな重苦しい空気が世界中に蔓延したのは。
そして、リーマンショックで駄目押しという所だろう。
この、先の見えない漠然とした不安は今後どの位続くのだろうか?
そう思っている人が世界中の人口の過半数を遥かに超えている事は容易に想像出来る。
となると、それを認めたくない、脱したいと思うのが万国共通の存在意識下の希望だろう。
そして、そんな掴み所の無い不安感から脱出する為に人々が夢遊病者のように従わざるを得ないのが快楽主義というものだ。
快楽主義っていうのは要するに快楽に導く行為全てを正しいと認めてしまう事だ。
そして、感覚的なものの筈の快楽を幸福という概念の枠にはめ込む事でもある。
死んじゃまずいがセックスにドラッグを持ち込む押尾学も快楽主義者という事になる。
凄く簡単に言えば気持ちいい事をどんどんしようというお馬鹿思想でもあるわけだ。
これに最も反応するのがサイケデリックだ。
音楽、ファッション、アート等に色濃く出るこのサイケデリックを如何に現代風に取り入れるかで各々のシーンの中心に躍り出る事も可能になる筈だ。
あのビートルズでさえサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドやイエローサブマリン、リボルバー等でこのサイケデリックを取り入れて不動の地位を手にしている。
俺の予想ではこのどんよりした世の中は少なくともあと5年は続くと思う。
世の中が暗いからといって暗く生きようなんてのは最低だろう?
こんな時代でも発想転換すれば幾らでもチャンスは転がっているという事だ。

現状維持・・・か

昨日は歴史的な1日になる可能性もあったわけだが何とか現状維持で事無きを得たという感じだな。
何の事?なんて言ってる奴はもう日本人を辞めなさい。
昨日は日本の新たなリーダーが選ばれた日じゃないか。
って言っても菅さん続投だけど。
下馬評では全くの五分だって報道だったから民主党代表選挙の生中継を見ながら少しわくわくするものも感じていたんだ。
だって小沢さんが勝っちゃったら面白いじゃないか。
もう漫画の世界と変わらないよ、そうなったら。
あの人は良い悪いは別にして日本を大きく変える力は絶対に持っていると思うんだ。
但し、そこにはダーティーな金の臭いも常に付き纏うわけだけどね。
小沢さんの師匠の田中角栄がそうだったから仕方が無いと言えばそうなんだが。
俺が思うに政治家としての実力は小沢さんの方が菅さんを遥かに上回っていると思うんだ。
じゃあ、何でそんな実力者が負けたのかと言えば菅さんの方が何か他に勝っている部分を持っていたという事になる。
それはもう只一つしか無いと思う。
クリーンなイメージだけだ。
これは非常に大切なものではあるが今の日本に本当に必要なリーダー像っていうのは力強いパワーを兼ね備えたカリスマ的存在だと思うんだ。
そう考えると正に豪腕と言われる小沢さんの方がそれに近いのは間違いない筈だ。
だから、俺としては政治とカネの問題もあるけど一度小沢さんを首相にしてみて日本をどれだけ変えられるのか見てみたかったんだよ。
凄く単純な言い方をするけど今の日本ってかなり危険な状態だと思う。
それは国の経済的な部分も大きい訳だがそれ以外に外交面も雇用に関する事もあらゆる分野で行き詰まっている状況だろう?
そして、それに対して手は打つが今の所手詰まり状態だよね。
将棋で言えば王が攻め込まれて止めを刺される一歩手前で無様に逃げ惑っているのと同じ様なもんだろ?
こういう時は奇策を打つしかないんだよ。
くしゃみした序に駒をぐちゃぐちゃにしたり、地震だ!って言って将棋盤ごと引っくり返しちゃったりとかね。
小沢さんだったらそれ位の事はやってくれそうじゃないか?
ところで、今回の選挙は党員だけのものだから参加は出来ないけれど、だからってどうでもいいやみたいな姿勢は良くないと思う。
関心を持つというだけでそれなりの意義は十分あると思うんだ。
民意がダイレクトに届くようになったのが今の所の民主党の残した唯一の実績だ。
そうするとやはり菅さんが選ばれなきゃ民主党の存在価値もぶっ飛んでいたという事になるのかもしれないなぁ。

義理とバランス

俺はこの日記の中で何だかんだと若い君等に対して苦言を呈する事が多かったがそれは君等が未だ発展途上ではあるけれど限りない可能性を持っている事を知っているからだ。
そんな君等が俺の書いた文章で何かを感じ、人生の糧や踏み台にしてくれたりという事になればこの上なく嬉しい限りだ。
前にも言ったけどこういうのは順番があるんだ。
俺がガキの頃には先輩達から同じ様に色々な事を伝授されたり注意されたりしてきたわけだ。
それに対して実際に若い時っていうのはそれ程、恩に感じたりしないものだ。
勿論、一昨日話したみたいな当たり前と思っているような奴は論外だ。
そういうんじゃなくて感謝の気持ちは持っているんだがそこそこ程度というのが普通だと思うんだ。
それは何故かと言うとそんな言葉の本当の重さが分かるのに時間が掛かるからだよ。
例えば親を大切にしろって言ったってその深い意味での大切さが分かるのは実際に親を亡くしてからだと思うんだ。
若ければ若いほど自分の事で精一杯なのは当たり前だからな。
だから俺も心の底からの感謝の気持ちを先輩達に伝える事は出来なかったよ。
でも、その気持ちというか義理は返さなくちゃいけないだろう?
その一番良い方法が俺が教わってきた事を君等に伝えていくという事だ。
そして、今度はそれを君等が次の世代に伝えていくというのが自然の流れというものでもある筈だ。
そんな事言ってもその時代、時代でものの考え方は変わっていくんだから過去の考えがいつまでも正しいとは限らないだろうという意見もあると思う。
それは勿論、俺もそうだと思う。
だけど、何年経っても変わらない普遍的な部分も必ず含まれている筈なのでそこを拾い上げるのは聞き手側の判断だと思うし、そこは自分達で考えるべき部分だと思う。
という事でそんな順番が来た時の心得みたいなものも一応知っておいた方がいいかとも思うので幾つか並べてみよう。
こういう行為というのは打算があってはならない。
俺が教えてやったんだみたいな上から目線的態度は最も恥ずかしいしそんな人として未熟な奴の助言なんか誰も聞かないと思っておいた方がいい。
見返りを請求するなんていうのは話にならない。
既にもう貰うものは先輩達から貰っているんだからそれは筋違いというものだ。
そして、あくまで強制してはいけない。
それは全ての現象に100%の答えなんか無いからだ。
人それぞれでどんな答えを見出そうがそれはあくまで本人の自由だ。
ヒントの一つになれれば十分くらいの感覚で丁度いいのかもしれない。
心の閉ざされた人に対しては決して無理矢理押し開こうとしてはいけない。
その扉は自力のみで開くもので他人の開けられる代物ではないからだ。
但し、直接的ではなく間接的に開けられる場合はあるが。
全ての現象には原因と結果がありその結果に至る前には必ず切欠があるという話は今迄に何度もしただろ?
その切欠によって生れた結果が自分にとってプラスに作用したのならばいつかそれを返す時が来る筈だという話だよ。
そうでなきゃバランスが取れないだろう?

人としての成熟度

恩を仇で返すという言葉があるが仇まではいかなくても恩を受けても何の反応もしない若者が多くなったように思う。
要するに当たり前と思っているという事なんだろうか?
お茶や飯を奢っても当然のような顔をされるとああ、そうやって育ってきたんだななんて少し諦めに近い気持ちになってしまう。
何をしてやったから見返りをよこせとか態度で示せとかそんな事を言いたいわけじゃない。
当たり前みたいな態度は止めろって事だ。
そういう態度が罷り通るのは子供の世界だけなんだよ。
二十歳過ぎてそれじゃあ恥ずかしすぎるぞ。
三十過ぎてもそんなのだったらもう将来ろくな事は無いと思っといた方がいい。
そんな甘ったれの馬鹿に手を貸す奴なんて誰も居ないからだ。
一人悶々と生きるしか道は無いと思って間違い無い。
それが嫌なら先ず自分をしっかり見つめ直す事だ。
何でも自分一人の力で成り立っていると思ったら大間違いだ。
一人が如何に非力かという所から気付くべきだ。
それが分かれば自然と周りへの感謝の気持ちっていうのは湧いて来るものだ。
もし、それでも未だ何も感じないっていうんなら人として足りない物があると認めるしかない。
これは協調性という意味じゃあない。
人としての成熟度の問題だ。

年金詐欺

生きているのか死んでいるのか分からない100歳以上の高齢者の問題は皆も知っているよな?
切欠になった家族はこの間逮捕されたみたいだが死んでる人間を生きてる事にして年金を巻き上げるってのは相当性質が悪いがちょっとコミカルではあるよな。
よくもまぁ、そんな事考えたなみたいなさ。
誰かを傷付けたり迷惑を掛けたりっていうのとは訳が違うしね。
それでも犯罪には違いないので処罰されるのは当然ではある。
当然ではあるんだが罪を犯した人達が皆高齢で生活苦に追われていた事を思うと同情的になってしまうのは俺だけじゃないと思う。
もし、その年金が入っていなければ生活破綻していた人がかなり居たのは間違いない筈だ。
実は俺も極貧の時に悪さをして食い繋いでいた時期があるんだ。
俺の場合は万引きだった。
盗むのは当然食い物が大半だ。
だけど、捕まった事は一度も無かった。
勘違いかもしれないが敢て知らないふりをしてくれていた人も居たような気もしないでもない。
まぁ、どっちにしろ俺はあれで生き延びる事が出来たのは間違いのない事実だ。
あの時、世の中が大目に見てくれたからそれなりの生活が今出来ていると言っても過言ではないと思う。
十代半ばの頃の話だ。
家出中の身だったので、もし捕まっていれば強制的に親元に帰されたと思うしそうするとその後に出会う人も今とは大幅に違っていたという事になるだろう?
それって、そこからの人生も大きく違っていたって事でもあるよな。。
今回の騒動っていつから始まったものだか分からない部分もあると思うんだ。
そうすると、貰う物はしっかり貰って何のお咎めも無くこの世を去った人達が結構居てもおかしくないって事になるよな。
その人達と犯罪者となった人達の差って何だろうなんて思ったりしないか?
俺も逃されて生かされたようなもんだから少し気になる。
人の人生ってちょっとした事で大きく道が分かれるものだと痛感させられるが、それが後々になってからでないと気が付かないというのも不思議なものだ。

恋愛は秋が勝負

台風のお陰で少しは秋らしくなってきたじゃないか。
ところで皆にとって秋っていうのはどんな季節なんだ?
よく言われるのは読書の秋だよな。
確かに真夏に読書っていうのもなんか似合わないよな。
単純に考えれば暑い夏は外で遊び秋になったら落ち着いて読書でもって意味なんだろうね。
だが、しかし!
それ以外に大切な事があるだろ!?
秋は恋愛の季節じゃないか!
え?それって夏にも言ってなかったかだと?
う~む、青二才はこれだから困るぜ。
夏は恋愛の季節と言っても序章に過ぎないんだよ。
セックスしたとしてもそれで終わりというパターンも多いしな。
本当の恋愛の季節はこれからだ。
夏は恋人を見つける季節でそれが恋愛に育つかどうかは全て秋に掛かっているんだよ。
セックスしたからそれで恋人同士になったなんて思っている奴は大抵振られる運命だと思っとけ。
男女の仲はそんな単純なものじゃないからな。
同い年なら精神年齢は女の子の方がかなり年上だ。
なのでこんな時に勘違いするのは略男の方だ。
一発やったらもう一生恋人、夫婦扱いという風潮も確かに昔はあったんだ。
でもそれは50年くらい前迄の事だと思う。
だから、昔の女性で旦那以外の男を知らないなんていうのは別に珍しい事じゃなかった筈だ。
それが良いとか悪いとかそういう話は置いといて現代はそんな昔に比べれば随分開放的になったんだと思うよ。
恋愛の中でセックスの締める重要性はかなり大きい。
別れる時の原因がセックスの不一致なんていうのは立派な理由になるからな。
でも重要なものは他にもあるわけでその中で最も大きいのはやっぱり思いやりだと思う。
それも自分に向かう気持ちより大きなものでなければならない。
これが恋が愛に変化する時だ。
これが無くして恋愛は有り得ない。
少し前にも恋愛の話をしたけど結局行き着く所は同じだっただろう?
そうならなきゃおかしいんだけどね。
そして、夏から始まった恋は秋には恋愛へと変化する。
と言っても未だ未だ未完成だ。
恋愛の積りが単なる一方的な恋でしかなかったという場合もとても多いし。
だが徐々に徐々にそれは熟していくんだ。
恋愛として成熟するまでにそれなりの時間は掛かるけど一番楽しいのはおそらく秋頃だと思う。
カーっと熱くなった頭がそこそこ冷静さを取り戻してそれが幸せな気分に変わっていく最中だからね。
この時期だけはちょっと慎重にいった方が良いかもしれないな。
下手打ったら一生後悔するなんて事もあったりするからね。
どっちにしろ此処からが勝負時なんだからベストを尽くせ!

プライドがルールです

暫しの禁煙態勢のまま病院に行ってきた。
一昨日の日記では細かい事は敢て言わなかったんだが実は結果次第で即入院もあると脅されていたんだ。
もし、そうなったら拒否しようかと思ったんだがそれも出来ない強制入院という言葉をつき付けられていたので少し困っていたんだ。
だが、何とか逃れる事が出来たらしい。
っていうか全然大丈夫らしい。
ちょっとビビるような症状が確かにあったのだが原因は大した事じゃないらしく一週間の投薬治療のみで済むそうだ。
具体的な部分を濁して書いているから何の事だか分からないとは思うが大袈裟な事を言うよりはましだと思う。
一昨日、話のネタとして触れてしまったので一応結果報告はしとかなきゃと思ってね。
さて、そんな事もあって禁煙3日目だ。
もう吸ってもいいんだがそうすると、あの親切な先生を裏切るような形になってしまう気がする。
これはマジに困ったな。
そんなの黙ってりゃ分かんないだろうって?
う~む、そりゃそうだがこういう所はやけに拘っちゃうんだよね、俺って。
相手に分からないから尚更誤魔化したくないみたいなさ。
相手が実際どう思っているかは別にして人を信用する気持ちって大事だろう?
信用している人を裏切るのって自分が情けなくて惨めになるだろ?
信用って第三者の存在があって初めて起こる気持ちだと思うけど結局は自分に対して向かうものだと思うんだ。
人としてのプライドみたいな物かもね。
この人としてのプライドって維持するのも捨て去るのも全て自分次第という所がミソだと思う。
常にどちらも選べるだろ?
そして、どちらを選んでも誰かに迷惑を掛けるというものでもない。
でも、知っておくべきは原因の後には必ず結果が付いて来るという部分だ。
此処で言う原因とは選択して起こした行動の事だ。
もう消滅しちゃったけどプライドっていう格闘技団体があったじゃないか。
俺はプロレスファンではあるが、ああいうのははっきり言ってあまり好きじゃない。
でも、一つだけいい所があったよ。
ルール説明の時にお互いのプライドがルールですって言っていた所だよ。
今日の話はあの一言で方が付くよな。

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