世界は快楽主義へと方向転換したようだ!
って、いきなりそんな事言われても困るよな。
言葉では何とも言い難いが空気が重い。
どこかスコーンと突き抜けるものがない。
まるで見えない敵にビクビクしている神経質な少年のような面持ち。
9.11の同時多発テロからじゃないか?こんな重苦しい空気が世界中に蔓延したのは。
そして、リーマンショックで駄目押しという所だろう。
この、先の見えない漠然とした不安は今後どの位続くのだろうか?
そう思っている人が世界中の人口の過半数を遥かに超えている事は容易に想像出来る。
となると、それを認めたくない、脱したいと思うのが万国共通の存在意識下の希望だろう。
そして、そんな掴み所の無い不安感から脱出する為に人々が夢遊病者のように従わざるを得ないのが快楽主義というものだ。
快楽主義っていうのは要するに快楽に導く行為全てを正しいと認めてしまう事だ。
そして、感覚的なものの筈の快楽を幸福という概念の枠にはめ込む事でもある。
死んじゃまずいがセックスにドラッグを持ち込む押尾学も快楽主義者という事になる。
凄く簡単に言えば気持ちいい事をどんどんしようというお馬鹿思想でもあるわけだ。
これに最も反応するのがサイケデリックだ。
音楽、ファッション、アート等に色濃く出るこのサイケデリックを如何に現代風に取り入れるかで各々のシーンの中心に躍り出る事も可能になる筈だ。
あのビートルズでさえサージェントペパーズロンリーハーツクラブバンドやイエローサブマリン、リボルバー等でこのサイケデリックを取り入れて不動の地位を手にしている。
俺の予想ではこのどんよりした世の中は少なくともあと5年は続くと思う。
世の中が暗いからといって暗く生きようなんてのは最低だろう?
こんな時代でも発想転換すれば幾らでもチャンスは転がっているという事だ。
PR