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インサイドワーク

北野武がベネチア映画祭での自作品の上映を終え帰国した。各賞の発表は、4~5日先の様だが賞云々は、別にして今回の作品に対しての現地での評価は、かなりのものらしい。
だが、俺が思うに監督北野は終わりかかっている。
おかしく成って来たのは、菊次郎の夏あたりからだ。この作品には、彼特有の繊細さと言うかデリカシーが欠けていた。Dollsなんかもかなり微妙で俺の中では、ぎりぎりセーフ位のもんだ。その後の1~2作品は、一応観たが、もうそこ迄だ。
監督デビューからの8年間の作品があまりにも素晴らしかったので大ファンだった俺からすれば落ちて行くたけしの姿を観たくなかったのだ。

この様な事は、どんな世界にも共通して有る事で一旦栄光を掴んだり、最高傑作を発表したりした者がそれを維持したり更に素晴らしい作品を作ったりする事が如何に大変で苦しいか、想像を絶するものが有ると思う。自分の才能に挑戦する訳だからだ。
だが、そんな状況だったとしても現状維持、若しくは、今迄以上の結果を収める方法は、有る。それは、今迄の数倍の努力だったり感性を今迄以上に磨いたりとそんな事は、誰でも解る事だが、他にインサイドワークを使うと言う方法も有る。
若さや勢い、力で押し切っていたスタイルを過去の経験から得た技を駆使したスタイルに移行するのだ。
野球で言えば剛速球の直球一本で名を馳せたピッチャーが年齢と共に変化球が主武器の技巧派に転身して長くトップの座をキープすると言うやり方だ。
俺は、今回の北野作品“アキレスと亀”は、観ようと思っている。もうそろそろたけしに対してケジメを付けたいのだ。
たけしとの永遠の別れに成るか、又、熱烈なファンに戻るかどっちなのか見極めるつもりだ。
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