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あの素晴しい愛をもう一度

命かけてと誓った日から素敵な思い出残してきたのに、あの時同じ花を見て美しいと言った二人の心と心が今はもう通わない、あの素晴しい愛をもう一度、あの素晴しい愛をもう一度。
俺が初めてレコードを買ったのは怪獣王子っていう怪獣と暮らす少年の物語をドラマ化したものの主題歌だった。
そんな事はどうだっていい。
肝心なのはその次に音楽として聴いてどうしてもレコードが欲しくなり買い求めた作品の事なんだ。
言わば俺がその後音楽に係わっていく切欠を作ってくれた作品でもある。
それがザ・フォーク・クルセダ-ズの帰って来たヨッパライって曲なんだ。
俺が10歳位の時だったと思う。
これを境に同時期流行っていたグループサウンズにのめり込みビートルズやローリングストーンズに至る頃には随分ませた音楽小僧に進化していくという訳だ。
そのフォークルの中心人物が昨日自殺した加藤和彦だ。
俺の中から何か大きなものが消えていく想いだ。
プロレスラーの三沢光晴が死んでショックを受けていたら清志郎まで死んじまって心にポッカリ穴が空いてそれが未だ埋まりきっていないっていうのに。
加藤和彦はフォークル解散後にサディスティックミカバンドというのを始めたんだがこれがまた凄かった。
タイムマシンにお願いって曲を初めて聴いた時はこれが日本のバンドである事が信じられなかったよ。
その頃の日本には未だ白人コンプレックスが明らかに存在していたんだがそんな中、イギリスで大成功を収めたんだから誇らしくもあったし。
イギリスではその数年後、YMOが大成功を収めているがそれは元ミカバンドの高橋幸宏が参加していた事が無関係とは思えない。
要するに当時の日本では世界に通用する唯一のロックバンドだったんだ。
そんな偉大なミュージシャン、加藤和彦の残した遺書には音楽でもうやるべき事が無くなったと記されていたそうだ。
生涯を音楽に捧げた彼のこの言葉の真意は何だったのか。
もう才能を出し尽くしたという事なのか。
それとも音楽に絶望を感じていたのだろうか。
咲き誇っていた花はいつか必ず朽ち落ちてしまう。
悲しくて悲しくて、とてもやりきれない、このやるせないモヤモヤを誰かに告げようか。
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