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縁という名のエネルギー

この日記を始めてからもう随分経つのに未だ話していなかった大事な事が有ったのを偶々今日スポーツ新聞を読んでいて思い出したので今日はその話にしよう。それは美輪さんの事だ。美輪さんと言えば勿論美輪明宏さんだ。その新聞に美輪さんのエッセイが掲載されていたんだ。話は大きく過去を遡るのだが多分小学校に入っていたかどうかも微妙な時期に俺は美輪さんと昼食を共にした事が有るんだ。因みにその頃は未だ本名の丸山明宏で活動していた。俺のもう亡くなった叔母さんがどういう繋がりか知らないが美輪さんと友達だったんだ。そして何かの舞台に美輪さんが出演する日に何故か俺にお呼びが掛かりあまり好きでは無かったその叔母さんと二人で出かける事になってしまった。親戚の子は楽に10人以上いたのに何故俺一人を連れて行ったのか意味が分からなかったが、まあそういう事になった。初対面の印象はと言うととにかく不思議だったとしか言えないのだ。見た目は女性の様に見えるが声が微妙に男だ。今は黄色い長髪だが当時は黒髪でかなりボーイッシュなヘアスタイルだったと思う。宝塚の男装の人みたいと言えばイメージは掴めるだろ?色々話しかけられた様な記憶も有るのだが相当ひねくれたガキだった俺は殆ど口を利かなかった気がする。家に帰って母親にたった一言「今日はオカマに会って来た。」と言ったのは今でもはっきり覚えているが。その後、家にも遊びに来ていた様なのだが俺は会おうともしなかった。そして間も無く俺の記憶から美輪さんは消えた。それから数十年が経過し今の様に頻繁にテレビに出たりとかする様になるより何年か前の事だ。突然美輪さんが俺の脳裏に甦ったのだ。この感覚は一体何だろうと暫く気にしていたのだが取り敢えず美輪さんの事を書いてある書物を探そうと本屋に向った。すると驚きだ。美輪さんの書いた本が何冊も有るではないか。あの人はシャンソン歌手だと思っていたら物書きの仕事もしていたのかとこの時初めて知ったのだ。ページを捲るに連れてこれはやばいと思ってしまった。自分が今迄これはこういう事なんじゃないかなと思っていた様な事柄がずばっと言い切られているのだ。例えば人が死んだらどうなるかとか人の煩悩についてとか親兄弟に対する気持ちとか宇宙と自分との関係とか宗教に関してとか輪廻転生についてとか。俺は三輪さんの本を読み漁った。そして自分の中でぐらついていた幾つかの考えに対してしっかり背骨を入れて貰い不動の物にして貰ったと思っている。子供の時に何故叔母さんは何人もいた甥っ子、姪っ子の中から俺だけを選んで美輪さんに会わせたのか。それが今になってようやく解った気がする。理屈なんか無かったと思う。ただ何となくだと思う。だがこの何となくっていうのは縁という事に繋がるんだ。縁っていうのは意味が無い様で実は意味の無い事は皆無なんだ。だから俺と美輪さんは結果として会ったんじゃ無く何処かで必ず会う運命だったんだと思う。その案内人の役目をしてくれたのが亡くなった叔母さんって事なんだろう。何を適当な事を言ってんだと思う人が多いのは知っている。だがああそうだよねって思った人がこれを読んでいる人の中に何人かいる事も知っている。人と人との出会いには縁という名のエネルギーが必ず働いている。縁が有るから出会うんだ。縁が無ければ素通りだ。そして此処が肝心なのだが縁というのは変化するんだ。魂の磨かれ具合で縁も変化するんだ。出会いの対象も変わってくるんだ。勿論この魂の磨かれ具合っていうのは今生だけの事では無い。輪廻転性を繰り返して来た後に今有る魂という意味だ。こんな事も美輪さんがしっかり背骨を入れてくれたお陰で自信を持って言えてるんだと感謝している。
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