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手中の自由

クリスマスイブは、恋人と二人で過ごすのが当たり前。
なんて思っているのは、日本人と韓国人だけだそうだ。
海外では家族や親戚が集まって日本の正月のように過ごすのが一般的らしい。
日本と韓国だけというのは以外だが思い当たるふしはある。
俺は、過去に一度だけアメリカでクリスマスを迎える事があったんだが拍子抜けだったよ。
だって、全然普段と変わらないんだから。
田舎町だったからというのもあるのかもしれないが日本の方が全然賑やかじゃないかなんて思ったもんな。
以前、このブログでも話したけどアメリカに行っていた時にあんた等アメリカ人は、皆銃を持ってんだろって訊いたら笑われたのと同じ様なもんだ。
島国の悲しさなのかもしれないが、それだけ日本人は、間違った情報に翻弄されているという事なんだと思う。
今は、それほどでもないが一昔前までの日本人は、海外のというよりもアメリカを非常に意識していたものだ。
アメリカがくしゃみをすれば日本は、風邪を引くなんて言葉が流行っていた時期があるくらいだからね。
だからちょっとニュアンスを間違って伝わった情報でもそれが雪だるまの様に大きくなってしまって恰も常識として落ち着いてしまったなんて事柄も沢山有ると思うんだ。
音楽でもアメリカで流行っていると言われれば必ずヒットしていたし、ファッションなんかでも常に影響を受けていたと思う。
乏しいアイデンティティの穴埋めが欲しかったというの正しいのかもしれないが、情けないといえば情けない。
その情けなさの原因は、何だろうと考えると色々思い浮かぶが決定的なのは、自分に対する自信の無さに違いない。
日本人は、好きではないと言う外国人が一番指摘するのがその部分だ。
アメリカでタクシーに乗ると如何に奴等が日本人をなめているのかが分かる。
明らかに遠回りしたり、酷いのはメーター倒さないで実際より高い金額を請求してきたりするからね。
どうせ日本人は、文句を言いたくても言えないんだろうみたいな態度でさ。
こういう糞野郎には、強気で出る以外にあの国での対処の仕方は無い。
強い奴が正しいみたいなのがあの国の常識だから仕方が無い。
そんな糞の様な常識が罷り通るアメリカが、俺は大嫌いだ。
でも、本当は大好きでもある。
自己責任の自由があるからだ。
これがあるからアメリカは、常に堂々として見えるんだと思うんだ。
それに対して日本はというと、悲しいかなここが最大の弱点だと認めざるを得ない。
弱点どころかコンプレックスにもなっていると思う。
必要以上に海外の目を気にするのは、このコンプレックスがあるからに他ならないと思う。
クリスマスイブに恋人と二人で過ごすも普段と変わらず受け流すのも本人が良ければどうでもいい話な筈だ。
堂々と腰を据えてりゃ自由は手の中にある事に気付くもんだ。
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