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夏と言えば

6月ももう後半じゃないか。
相変わらず月日の流れが若い時の数倍早く感じるぜ。
って事は一瞬で夏がやって来るって訳だ。
夏と言えばやっぱり恋愛の季節だが露骨に言えばセックスの季節だ。
俺の場合は一年中セックスの季節とも言えるが夏の開放感はそれに尚更拍車を掛けるってもんだ。
その原因はやはり女の子の肌の露出度が最高潮になるからだろう。
本当に最近の子は惜しげもなく過激な格好をするもんだからおじさんは目のやり場に困るぞ。
って言いながらしっかり見てるけど。
だけど今から30年以上前に最近の子達でも敵わない程のもの凄い時期があったのを知ってるかな?
それはシースルーというのが流行った時期の事だ。
要するに透けて見える様な生地を使った服が大人気になった時があったんだよ。
自分一人がそんなのを着ていたらとても恥ずかしくて街も歩けないだろうけど誰もがそんなのだったら集団心理で平気に思えちゃうんだろうな。
それがどんなに凄かったかって言ったらもう皆ブラジャーだけで歩いてんのと一緒で過激な子はブラジャーもしてない。
って事は上半身丸出しと同じなんだ。
信じられないだろうけどこれは本当の話だ。
そのブームの時、俺は未だ10代で喫茶店で働いていたんだがその店に20代半ばの綺麗なお姉さんが二人居たんだ。
この人達が真っ先に流行に飛びついてシースルーで仕事に来るんだ。
勿論ブラ無しのもろ見えだ。
こっちは仕事しに来てんのにそれどころじゃない。
あんたらはストリッパーか等とは勿論言わずじっくり堪能させてもらったのは言うまでもない。
それからミニスカートの超短いのが流行った時もあったな。
あれも本当に困ったもんでちょっと急な階段だったりしたら普通にパンツ丸見えなんだ。
女の子の方も見えても仕様が無いって思ってたんだろうけど隠しもしない。
そんなパンツ丸出しで恥ずかしくないのかと思ってもまるで吸い込まれる様な錯覚に陥るから不思議だ。
何でも吸い込んでしまう魔のブラックホールがこんなに身近にあったとは知らなかった。
そんな頃から比べたら今の子の露出度なんて論外もいいとこだ。
全然なってない!
って怒ってどうする!
だけどおじさんになると只単に露出してりゃあ嬉しいという訳でもない。
たまには隠されている所がどうなっているのか想像させてくれる余裕も欲しいってもんだ。
だからって中東の何処かの国みたいに目の部分意外は全部布で覆われているというのも困りもんだけど。
因みにああいう国の男は相手を選ぶ時に目意外は全部想像で判断するのかな?
それはそれでロマンを感じるがそこまで求めようってんじゃない。
体のラインがしっかり出ているのが基本かもしれないな。
う~む、表現の仕方がいやらしいな。
体の凹凸がくっきり見える様に。
ってこれじゃあ露骨過ぎる。
腰のくびれがはっきりわかる様に。
うん、これだな。
本当は注目すべきは出ている所なのにそれを敢て引っ込んでいる部分に焦点を当てるという粋な大人の言い回しだ。
まあ、そんなこんなで夏はわくわくする季節な訳だがこのわくわく感は性欲が影響しているのは明白だ。
性欲は生命力に直結してんだからいくらかっこ付けてそんなんじゃないとか言っててもそれは自分の事さえ分かっていないというだけの話だ。
大胆に心を開放しよう。
大きな声でやりたいって言ってみろ。
夏に性欲が高まるのは男だけの話じゃない。
結局露出を多くして男をその気にさせてんのは女の方なんだから男女共通という事になる。
そうなるとお互いが激しく求め合う時期なんだから夏にカップルが出来やすいというのも当たり前な訳だ。
人間にとっての盛りの時期、発情期が夏だって事だ。
取り敢えず誘惑には乗っとけ。
やる前に考えるんじゃなくてやった後に考えろ。
夏はその位で丁度いい。
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