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嘘の話3

今日も嘘の話の続きをしよう。
人が嘘をつくのはもしかすると恋をし始めたあたりが一番多いかもしれない。
相手に好かれたい、嫌われたくないって思いがいつの間にか小さな嘘になってしまうなんてのは誰にでもよくある話だと思う。
あの映画って私大好きなんだけど観た?って言われてああ、観た観たって予告編しか観てないのに知ったかぶりしたり。
要するに好感度を上げたいんだよな。
その為なら嘘の一つや二つは当たり前って事だ。
但し、好感度を上げる為の嘘も度を越えると墓穴を掘る可能性も高い。
上っ面しか知らないのに深い部分の突っ込みを入れられたら言葉に詰まっちゃうしその詰まった所で相手も察する事になるからな。
恋愛の高等テクニックとしてはこのばれるような嘘を敢て使うというのもある。
これは相手によってだが姉御肌タイプには有効だ。
頑張って自分を大きく見せようとして可愛いかもって思わせるんだ。
女ってのは精神年齢からすれば男より一回り上だと思った方がいい。
だから成熟した女性に子供っぽい所を見せれば母性本能をくすぐる可能性がある。
ちょっとヒモ的手口だがこれに弱い女性は意外と多いんだ。
相手を間違えると阿呆扱いされるのでそこは注意が必要だが。
まあ、どっちにしても嘘は程々にしておかないと自分を追い詰める事にもなるから出来る事ならつかない方がいいだろう。
うちの店がオープンした20年位前の事だが或る女の子が働かしてくれとやって来た。
その子は他のライブハウスで働いていたんだがその店のやり方、同僚達のいい加減な仕事ぶりに嫌気がさしたので心機一転やり直しさせて欲しいとの事だった。
そして自分が今迄やってきた功績を誇らしげに延々と語りだしたんだ。
20年前といえば俺も素人みたいなもんだしそれは願っても無いと即座に採用を決定したんだ。
だが働き始めるとあの誇らしげに語っていた姿とは裏腹にまともに仕事が出来ない。
遅刻はしまくるしちょっとでも厳しく注意しようもんなら泣き出して家族の事情とかこっちが可哀想にと思ってしまう様な泣き落とし戦術が始まる。
数回はそれでこっちも怒りを収めたがいい加減な仕事ぶりは一向に改善されずその度に相変わらずの弁解が続いたんだ。
だがその内言ってる事の辻褄が合わなくなって来てしまった。
そうなるともう何を言っても墓穴を掘るだけで行き場も何も無くなって自ら辞めるしか道が無い状態に陥ってしまった。
もし、最初から自分は前の店でしっかり仕事が出来なかったけれど頑張るから雇って欲しい。
だらしが無い性格だからそんな時は厳しく叱ってくれなんて言っていたら俺も何とかしてやろうって思ったかもしれない。
一瞬の付き合いなら嘘も通用するかもしれないがそれが継続的な間柄になればろくな結果は出ないといういい例だろう。
ついても良い嘘は一昨日話した無償の愛の含まれた嘘と可愛げの有る小さな嘘位のもんだと思う。
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