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お地蔵さん

彼女を送った帰り道、場所は神田から靖国通りに入る中央通りでの出来事だ。
流石に深夜ともなるとここら辺はオフィス街でもあるので人影も疎らだ。
明日のライブの事等を考えながら愛車を運転していた俺は思わず急ブレーキを掛けた。
やべえっ!やっちまったぜ!!
正に右折しかかった俺の前にいきなり二人乗りの自転車が飛び込んで来たんだ。
と言っても彼等にとっても青信号なので完全に俺の前方不注意だ。
大きくのけぞった彼等を見てこれは完全に駄目だと思ったのだが彼等は驚いた表情から一転して笑顔になった。
大丈夫か!と大きく声を掛けた俺に二人はにっこり笑って大丈夫で~すと答えてくれた。
当たってはいなかったのだ。
奇跡的としか言い様が無い。
長年、車に乗っている俺の車間距離や障害物との距離感覚なんかからすると間違い無く当たっていた。
それが当たっていなかったという事は辛うじて数センチの所で留まったに違いない。
危険な目に遭わされながら笑顔を返してくれた彼等に感謝しよう。
そして自宅近くのお地蔵さんにも感謝だ。
って事で前置きが長くなったが今日はお地蔵さんの話を少ししてみたい。
皆はどのお地蔵さんも必ず杖を持っている事に気が付いていたかな?
それは何故かというと困った人が居たら何処にでも行って助ける為なんだよ。
道中、険しい道も進まなけりゃならないからその為に杖を持っているんだ。
だからってお地蔵さんがそのままの姿で来てくれるって話じゃ勿論ない。
お地蔵さんは色んな人や現象になって表れてくれるんだ。
そういえばあの時あの人に会っていなければ今の自分は無いかもとかあの時あんな事が無ければ俺はどうなっていたか分からないなんて事が誰だって有る筈だ。
それはきっとお地蔵さんが力を貸してくれたんだよ。
そしてもうどうしようもない様な危機に陥った時に奇跡を起こしてくれるのもお地蔵さんの仕業なんだ。
こんな話をするとまるっきり信じないどころか馬鹿にする人も多いと思う。
だが俺は100%お地蔵さんを信じている。
だから毎日出勤時に通り掛るお地蔵さんには必ず感謝の気持ちを呟いて通り過ぎる事にしているんだ。
オートバイでノーブレーキのまま車に突っ込んだ時、吉祥寺の駅のトイレで1対10で喧嘩した時、対立していた学校の生徒数人に木刀で殴り掛かられた時、昔の奥さんに包丁で切り付けられた時、新宿でヤクザに取り囲まれた時、子供の時に沖の方迄一人流され両親はもう駄目かと思ったのに助かった時、これも子供の頃に20段位ある鉄の階段から転がり落ちた時、そのどれもが死と隣り合わせの状況の筈だ。
今、パッと思い出しただけでもこれだけ有る。
だけど俺は生かされた。
生きてて当たり前なんて思っちゃいけない。
有り難い事に生かして貰ったと思うべきだろう。
それにはきっと意味が有る筈だ。
生かされた意味が有ると思っている。
だから俺は俺のやるべき事を遂行しなければならない。
そして感謝の気持ちも忘れてはならない。
お地蔵さんっていうのは地蔵菩薩と言って神や仏の世界に居るべき存在がわざわざ人間界に降りてきて我々の力になってくれるという有り難い存在なんだ。
人間界に付き纏う打算も当然そこには無く見返りを求めない無償の愛がそこには満ちている。
この世に存在する全ての愛の中で最も尊い愛がそこには有るんだ。
そんな尊いものに感謝出来なくてどうする。
南無観世音菩薩。
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