以前この日記でも書いた様に自民党総裁選では、小池百合子の選出に微かな希望を抱いていたのだがやはりと言うか大方出来レース的に麻生太郎が決まってしまった。次の総選挙は、自民、民主の一騎打ちに成る訳だが現状では、五分五分という状況だろう。政党という部分では、民主が有利に見えるがトップの小沢一郎という人はあまりにきな臭い空気を持っている。これがおちゃらけで誤摩化す事に長けた麻生にイメージ的には大きく劣る為、伯仲した結果が予想される訳だ。
ここで皆に言っておくが次回の選挙というのは、とてつもなく大きな意味が有る。今の日本は、余りにも不安定なのだ。国自体に土台も柱も無い上に大きな不安と不満が満ちている状態な訳で例えて言えば我々一般庶民は、暗闇の中で綱渡りをさせられている様なもんだ。
俺が思うにもし自民が勝つ様な事になったらこの国はもう駄目だろう。又、同じ事を繰返して都合が悪くなったら形式的に頭だけ下げて首を据え変えて体裁だけは整え誤摩化し続けるだけだ。拉致や年金の問題が良い例だ。何の進展もしてないだろう。国民の為に体を張る様な奴は、一人もいやしない。渡辺喜美氏には少し期待したが今回の組閣では引きずり降ろされている。こんな党に投票する位なら取り敢えず民主党に政権を託した方がまだましだと思う。やらしてみて無理が有る様ならそこで再度国民の審判を請えば良い。とにかく大きく揺さぶっても軌道修正しないとまともな状況にはならないと思う。それでも尚、自民を勝たせる様ならもう日本人には三行半を突き付けて海外移住を考えた方がましだ。そんな覇気の欠片も無い屁っ放り腰のフニャチン野郎しかいない様な国はどっかの国の領土に成った方が良い。上から言われた事に不満が有っても自己主張する勇気も無いし変革も怖くて出来ないって事だからその方がお似合いだ。
それにしても今度の麻生内閣の布陣は諸にぼんぼんの集まりだな。麻生の生家では廊下で100メートル走が出来るらしい。ぼんぼんっていうのは、素直で優しいという利点も有るが基本的に世間知らずでも有る訳だ。麻生が先陣を切って風呂無しアパートから国会に通う位の気概を見せれば国民も心を動かされるかも知れないが庶民とはとんでもなく掛け離れた位置に居て国民に語りかけたとしても説得力も何も感じない筈だ。別に金持ちが悪いと言っているのでは無く国民の為の仕事をする訳だから国民の、一般庶民の声の届く位置に居なけりゃ駄目だという事だ。
今誰もがお釈迦様と呼んでいるゴータマシッダッタはシャカ族の王子として王宮の中のみで若かりし頃を過ごし、或る時初めて塀の外の暮らしを垣間見た時にショックを受け自ら全てを捨てて庶民の中へ飛び込んでいる。そして身なりはぼろぼろでも悟りを開き迷える人々にこの世の真理を説いた。死を迎える時も食中毒で腹を下し糞を垂れ流しながらずたぼろ状態でこの世を去っている。並の人間には到底出来ない事だが人の上に立ち人々を導くというのは極論ではこういう事だ。此処迄とは言わないが最低限、私欲は捨てる所から初めて欲しい。
俺達は無力では無い。どうせ何も変わらないしという諦めと人任せな自立心の無さが自ら無力へ導いているだけだ。自己主張ははっきりして地に足を付けて自立心を持とう。でなけりゃ自分の国に誇りなんか一生持てないと思う。
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