昨日、店の近所の銀行ATMに行ったら目立つ所に何やら宣伝チラシのような物がどさっと置いてあった。
何気なく手に取ると、ああ、あの事かという内容だ。
このブログでも採り上げたフジテレビの韓国偏重に対する批判文章だ。
しかし、誰が置いたのかは知らないが、ATMの中に置くとは、いい根性だ。
全部まとめて捨ててやろうかとも思ったが、そこまでしなくても日本人は、真っ当な判断が出来るという意味で敢て数枚だけ持ち帰る事にした。
数枚にしたのは、バンドマン達にこれを見せて彼等の意見を聞きたかったからだ。
だが、三茶的しゃべり場を意識した俺のプランは、早くも挫折した。
全く持って無関心。
というか、世の中の動きに目を向けていないのだろう。
一気にテンションが下がったが、こういうものなんだなという典型的な日本人の姿を見たような気もしてそれはそれで納得だ。
さて、その内容だが。
フジテレビの韓国偏重批判から始まってマスコミと政府の癒着、そしてそれが人権擁護法案へ繋がり、それが可決されれば外国人がどんどん流入してきて日本の政治、経済、文化を駄目にする。
そして治安もとても悪くなると。
言いたい事は、分かる。
だが、島国根性丸出しの超閉鎖的発想と俺は捉える。
これじゃあ幕末の時代の外国人イコール侵略者から時間が止まってしまっている。
人権擁護法案っていうのは、骨子の中に外国人に対する差別を禁止する要綱が入っている。
これをどっちに受け止めるかという話だ。
俺達は、純血なんだから核心の部分まで踏み込まれたら迷惑だと反発するか若しくは、同じ人間として広い心で受け止めるか。
俺は、当然のように後者を選ぶが、そうではない意見も少数ではない。
そして、俺みたいな考えが必ずしも正しい結果を導くのかどうかも確信があるわけではない。
俺の意見をもう少し掘り下げるとこうだ。
確かに結果という意味では、分からない。
だが、人としては間違っていないんじゃないかと思う。
人種、民族、国籍が違う事がそんなに大きな問題とは思えない。
宇宙人だったらそれはそれで話は違ってくるかもしれないが同じ地球人だ。
多少、色やパーツの形の特徴が違うだけじゃないか。
お互いが分かり合おうとすれば理解出来ない事なんて何も無い筈だ。
外国人に優しい法律が出来たから直ぐに日本が侵略されちゃうっていう危機感は、侵略される土壌があるからだ。
その土壌っていうのは、異物を恐れる心だと思う。
それによって実際に治安が悪くなったとしたら、それは受け入れる側の敵視から生れるものなんじゃないかな?
そして、例えばの話としてだが、もし本当に結果としてこの国が乱れたとしてもそれをプラス材料に転化出来れば今よりもっと人間的に開かれた良い国になると思うんだが。
反対意見も多いかと思うので声を聞かせて欲しい。
無関心こそこの国を駄目にすると思うよ。
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