鹿児島県の奄美群島では公立中学の6割以上が校則で男子生徒の頭髪は丸刈りと決められているそうだ。この記事を読んだ時、俺の脳裏には思わず過去の自分が蘇った。
俺の通っていた中学は丸刈りとは違うがやはり厳しい制約が有った。
想えば俺の中にある世の中に対しての大きな不信感の元凶はこの校則だったのかもしれないと今、ふと思えたんだ。
中学の頃っていうのは体だけじゃなく精神的にも大人へと変わる大きな節目の時期だ。
そんな時にそれを妨げようとするもの、頭を押さえつけようとするもの、理不尽と思われる締め付けに対して反抗的になるのは俺的には当然の事で間違った考えとは欠片も思えなかった。
そして、その考えは今も変わっていない。
これを世間一般には子供っぽいという。
中学生にもなって決められた事が守れない様じゃあ世の中で通用しない等と押し潰そうとする訳だ。
だが、俺的には中学生にもなってそんな校則に黙って従ってるようじゃあ世の中で通用しないが正しい。
言われた事に対して黙ってそれに従うってのは納得してりゃあ良い。
なんでそうゆう事に決まっているのか理解して納得してんならな。
駄目なのは何も考えてなくて何も感じてない奴。
中学生にもなってこれじゃあ世の中に出ても存在価値の無い居ても居なくてもいい様な人間になっちまうぞ。
もっと最悪なのが納得出来ないのに仕方なく従ってる奴。
そんなのは人生を諦めた人間の行為だ。
中学生と言えば10代半ばだ。
10代半ばでもう人生諦めてどうすんだ。
そういう子も大人になれば変わって行くだろうなんて考えは甘い!
そういう歳だからこそそんなネガティブな生き方を覚えさせちゃあ駄目なんだよ。
自分の胸に手を当ててみりゃあ解る筈だ。
自分が人格形成されていった中でどの時期の比重が一番大きかったかを。
6歳迄は基礎作りの時期、そして16歳迄が模擬社会における人格形成の時期だと思う。
17歳以降はそれ迄に培ってきたものが結果として見えて来る時期だ。
だから17歳は若造ではあるが大人の一員と思った方が良い。
話を戻すがその大事な時期に理不尽な校則で頭を押さえ付けたらどういう結果が出るかちょっと考えりゃあ解りそうなもんだが。
強制丸刈りってのは大人になりかかってる奴等にお前等は未だ子供だから大人の真似すんなって言ってるのと同じだ。
そうじゃなくて君等はもう少しで大人なんだから自己主張してみなさいっていうのが本当の教育なんじゃあないのか?
これを今、読んでいる奄美の中学生男子がいたらお前に一言いっておく。
もし、その校則に納得出来ないんだったら学校と闘え!
最後迄諦めなければきっと解ってくれる大人がいる筈だ。
俺も中学の時に校則の事で学校側と闘った。
その時、理解してくれた一人の先生の事を今でも感謝している。
それが俺にとっての中学時代の唯一の誇りだ。
その誇りは今も俺の中で生きている。
もし、お前を理解してくれる大人がいなければ俺の所へ連絡をくれ。
俺を認めてくれた先生に恩返しする積もりでお前の力になるぞ。
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