どうにも若い連中のパワーが見えてこない。
どうして意思表示より周囲の人達への気遣いの方が先になるのだろう?
そういうのって物事を円滑に進める為の方法としては勿論間違っていないと思う。
だけどそれは世の中を知り尽くした大人のやり口だよ。
若い時からそんな感覚だったら先は見えてるぞ。
今から小粒な人生を目指してどうすんだよ?
結局の所は身の保全が優先順位の一番目に来ているようにしか見えないぞ。
これが今の若者気質という物なんだろうと取り敢えず納得するしかないのかもしれないがどうにも腑に落ちない。
俺の感覚からすれば若い時の人間関係というのは或る意味、修羅場でも構わないというかそうでなくてはならないんじゃないかと思ってきた。
修羅場といっても勿論、暴力的なものではなく意見をぶつけ合い戦わせてお互いに成長し合うという意味だ。
友達でも仕事仲間でも何でもそうあるべきだと思うよ。
いいじゃないか、喧嘩したって。
喧嘩も出来ないような仲なら友達でも何でもないしね。
うちの店に長くいる連中は酷いぞ。
俺の事を上司だなんて思ってないからな。
おそらくちょっと年上のうるさい奴程度が関の山だ。
だからそんな仲に敬語なんて存在しないし遠慮も無い。
言いたい事は言い合って言い返し合うわけだ。
偶にむかつく事はあるが俺はそれで良いと思っている。
それはそんな上辺の事よりもっと大切な信頼関係が有ると思っているからだ。
そして、そうして行く事で前に進む事が出来ると思うからだ。
うちがそんなスタイルをとっているのは俺がそうやって生きて来たからに他ならない。
当然、生意気だという事でクビを切られた事もある。
それも一度じゃない。
だけど、自分が正しいと思った事は反発を受けても貫くべきだよ。
でないと自分が誰なのかも分からなくなっちゃうぞ。
平穏無事な人生を送るのも良いけど自分が死ぬ瞬間に何を想うかなんじゃないかな?
言いたい事は言ってやりたい事はやったっていう方が清々しい気持ちであの世に行けるような気がするなぁ。
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