トヨタがアメリカで大ピンチだ。
なにか瀕死状態であるアメリカ自動車業界の陰謀の様に思えて仕方が無いが実際に人が死んだとかいう話まで出ているからケジメは付けなければ収まる事はないだろう。
そしてこの波はアメリカに留まらず日本にも押し寄せてきた。
どちらも去年から爆発的に売れて来たプリウスのブレーキに始まってレクサス、カムリ、カローラと止まる所を知らない勢いだ。
これをアンラッキーと言ってはいけない。
起こるべくして起こったというのが俺の見解だ。
今迄に何回かこの日記でも採り上げた事があるがこれはバランスの問題だと思う。
トヨタはバランスをとる事を蔑ろにしたんだと思う。
この場合のバランスっていうのは勿論販売実績に関してだ。
アメリカ自動車業界の衰退とハイブリット車の爆発的ヒットによってトヨタは世界一の自動車メーカーとして突出した地位まで上り詰めた。
そしてこの勢いは誰にも止められないと思われてきた。
だが、そこに大きな落とし穴があるんだ。
彼等はバランスの法則を知らなすぎたのか、もし知っていたとしてもなめていたんだと思う。
彼等の即刻やるべき事は利益の還元だった筈なんだ。
莫大な利益の何割かを社会に還元していればこんな一大事にはならなかったと思うんだ。
企業なんだから利益を追求する事だけに専念するのは当たり前だろうって普通は思うかもしれない。
もし君が経営者になってそういう考えを持つのであれば残念だが君の会社は長続きは出来ないだろう。
理屈から言えば俺の言っている事の方がおかしいのは分かっている。
だが、世の中が理屈通りにいくと思ったら大間違いだ。
今、言っている理屈っていうのは人間の編み出したものだ。
だけど、そんなものが通用しない自然界の理屈、宇宙の理屈というものが有るんだよ。
人間はこの自然界、宇宙の理屈の中で生きているんだ。
だからこの理屈にそぐわない行為をすれば何処かに破綻をきたすのは実は当たり前の結果だったりするんだ。
海外の大物ミュージシャンとか有名な俳優とかスポーツ界のスーパースターとかよく何処々に多額の寄付をしましたなんてニュースでやってたりするだろう?
あれはこの法則を知っているからだ。
財閥と言われるところの連中も同じ事で例えば難病の研究に莫大な基金を提供したりとか聞いた事あるだろう?
例えば君の遠い親戚が莫大な資産を残してこの世を去ったとする。
そして巡り巡って君にも10億円の遺産が転がり込んできたとしよう。
さて、そんな時の君の心理状態はどうだろう。
やった、いきなり大金持ちだって喜ぶのは当たり前だが不安な気持ちにもなるんじゃないか?
だけどその時その半分の5億円を世の中に寄付したとする。
それでも5億円残るんだから大金持ちには変わらないが何となく安心感も得られる筈だ。
その安心感は何処から来るんだっていう話だ。
普段の理屈じゃ説明出来ないだろう?
独占する事によって罪悪感を感じるからっていうのは理屈になっているようで全然なってないからな。
宇宙の理屈は宇宙の法則を作り俺達はその中で生きている事を忘れてはならない。
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