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子供の自殺について

 

小説を書いていた1年間という長いようで短い期間にブログを休んでいたわけだけど、世の中は、確実に悪い方向に向かっているように思う。

最近では、中国との尖閣諸島の問題、韓国との竹島問題が印象深いが、虐めによる子供の自殺というのも随分多かったように思う。

何故こんな事態になってしまったのか。

世の中では、その原因を虐めた側の子供に一方的に非があるように報道しているが、俺の意見は、全く違う。

虐めというのは、どんな時代でもあって当たり前の筈なんだ。

子供は、未だ人間形成が出来ていないから子供と呼ばれるわけだよね?

そんな未熟な存在が集まれば虐めや喧嘩があって当然なんだ。

というよりも虐めや喧嘩から色々なものを学ぶのも子供社会では大切な事なんだよ。

俺は、昔虐められっ子だったんだ。

だが、ある事を切欠にいじめっ子になった。

虐められていた頃は、こんな事じゃ駄目だといつも自分を責めていたような記憶がある。

そして、いつかきっと強くなってやると心に誓っていたものだ。

それが虐める側に転身したのは、俺を虐めていたボス的存在をやけくそでぶん殴ったらまぐれで強烈なパンチが顔面に入ってそいつを泣かしてしまった時からだった。

それを機に俺は、粗暴な暴力少年に変身してしまった。

気に入らない事があれば全て暴力で解決しようとする不良少年の仲間入りだ。

しかし、やる事なす事が荒々しくなるに連れ友人は、俺を遠ざけるようになった。

子供にとって一番大切なのは、親でも兄弟でもなく友達なんだ。

そして、子供ながらに孤独というものの苦しさを知った。

反省し大人しくなるまでに若干時間は掛かったが、とても身になる勉強をしたと思っている。

暴力は、やられる側も辛いが、やる側も結局辛い思いをするんだと。

そうやって子供から少しづつ大人になっていくというのが、極普通の出来事なんじゃないかと思う。

当時、虐めが原因で自殺をする子供は皆無だった。

だが、現在はそうではない。

この違いは、いったい何なのか?

それは、大人が子供に対して夢を教えないからだと思う。

夢を知らなければ生きる目標が見えない。
夢があれば辛い事でも我慢しよう、乗り切ろうとするじゃないか。

これは、大人にも当て嵌まる事だが、目標が見えないと人間というのは不安定になるものだ。

何処かに安定した居場所を求めるのは、極自然な振る舞いだろ?

子供というのは、世の中を未だ知らない。

でも、そんな中でもはっきりと安定したものに見えるのが、死なんじゃないかと思うんだ。

もう一つ原因を挙げれば、それは、バーチャルな世界へ逃げ込める仕組みを与えてしまった事だと思う。

そっちへ逃げ込めば自分本位でいられるわけだし。

でもそこには、無の世界しかないんだからね。

要は、至る所に愛が足りないって事だと思うよ。

 

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