今日のニュースを見ていたら池袋北口周辺に中華街を作ろうと言う構想が有り地元商店街と揉めていると言う記事が有った。文化的価値観の違いも有ったりして地元側は、かなり憤慨しているらしい。
池袋と言う街は、東側は、老舗デパートやサンシャイン等が立ち並び家族連れも多く健全なイメージがするのだが駅を隔てた逆側に行ってみよう。それも夜中に行ってみよう。初めての奴は、絶対ビビるだろうな。いや~一目で暴力団関係者と解る連中の実に多い事といったら新宿歌舞伎町と双璧だ。俺は、こういう雰囲気は、嫌いではない。というか大好きかも知れない。危ない空気の裏に見え隠れする生々しい人間模様が垣間見れる所に魅力を感じるのだと思う。
俺は、十代の時に川崎のスナックで働いていた事が有るのだが川崎という所も実にヤクザ関係の人達の多い街でそのスナックのお客さんの90%以上が組関係の人達だったのだ。最初のうちは、おっかないお客さんばかりだな~と思っていたのだがこれが慣れて来ると結構慕われてきたりしていつの間にか人気者に成ってしまったりしたのだ。俺に逢いにわざわざ来てくれてた人も多かった様に思う。相手の懐迄入ってしまうと強面の外見とは裏腹に妙に人間臭かったりして俺は、嫌いでは無かった。
本物のヤクザと言うのは、元来、強きを挫き弱きを助けるという生き方をする者だ。それは、かたぎの人達には、絶対に迷惑をかけないという意味でもある。チンピラは、別として自分の信念を貫き筋
を通した生き方を全うしようとすると例外無く世の中から弾かれる。そして、結果としてヤクザの道に進みかたぎの仮面を被った外道どもを懲らしめる事を生業とする。これが本物の極道の生き方だと思うが悪を叩き潰す方法論が悪を上回る極悪だったりするので怖がられるのだ。そうゆう極限の世界にいる人達の素顔の部分が見えたりすると魅力を感じてしまうのは、俺だけでは、無い筈だ。
ヤクザは、必要悪とも言われる。ヤクザのもたらす悪の部分が一般人の世界には、必要だと言う意味だ。何が善で何が悪なのか、それは、受け止める側の立ち位置によっても微妙に変化する。この際どい均衡を保つ善と悪が明確に体感出来る空間に俺は、多いに惹かれるのだ。
そういった地域に足を踏み入れた事の無い人がいたら一度行ってみる事を勧める。頭の中でイメージを膨らませているだけじゃ糞の役にも立たない。今夜は、ヤクザの蔓延る夜の歓楽街へ突撃だ!勿論、行く時は、一人で行け。その方が本質が良く見れるからな。
PR