俺の敬愛するミュージシャンの曲の中に大声出して笑える人の涙ほど美しいものという一節がある。
子供の時に良く聴いた曲というのは何故か何十年経っても脳裏に沁み込んでいるから不思議だ。
普段は何処にしまってあるのか知らないが何かの拍子にポロッと出て来るから面白い。
さて、その一節ではあるが最近やたらに出て来るんだよ、ポロッと。
だからといって俺の周りに大声出して笑う人が多いというわけではない。
っていうか寧ろ非常に少ない。
昔に比べてそんな人が非常に減った印象を受けるのはやはり世の中が暗いからなのだろうか。
まあ、それはそれとして俺が気に障るのは平気で嘘の笑いが出来る人達に出会う機会が増えたという事だ。
そういう意味での大人と多く接しなければならなくなったという事はやはり俺もそれなりに歳を食ったという事なのかもしれない。
生きていく為、家族を守る為にそうしている大人というものを否が応にも認めざるを得ないのかもしれないが。
だがこれが若い子となれば随分意味が違ってくる。
営業や接客業等の仕事柄というのなら理解も出来るが普段の友達なんかとの会話の中からでも見えてきたりするとどうしても一言言いたくなってくる。
ガキはガキらしくしやがれ!
知ったかぶりこいて大人の真似してんじゃねぇ!
大人は好き好んで嘘笑いしてんじゃねぇんだよ!
なんてね。
そんな嘘笑い野郎の事なんかどうでもいいんだがこの笑いというのは人間にとって凄く大切だという事は知っておいた方がいいぞ。
先ず、よく笑うという行為は精神的に非常に良いんだ。
ついこの間、心を開放する事は生きるエネルギーを得られるって話したのを憶えているだろう?
笑いっていうのは或る意味心の開放でもあると思うんだ。
だからよく笑う人は活き活きしててパワフルに感じるだろう?
そして、そんなパワフルな心を持っている人っていうのは体もすこぶる健康だったりする事が多い。
これは偶然っていうわけじゃあなくちゃんと理に適っているんだ。
それは心というものが人の体を作っている細胞の核となる元素の中にあるからだ。
笑う事によって心にパワーが注入され、その心が核を成す細胞が元気になる。
そして、その細胞で構成されている体も元気になるというわけだ。
なっ!だから笑う事は心にも体にもとても必要なんだよ。
だったら嘘笑いでもいいじゃないかって?
馬鹿野郎!
嘘笑いっていうのは只単に表情を笑っているのと同じに作っているだけじゃないか!
そんな事をしてもストレスが溜まるだけで心身共に悪い影響しか得られないんだよ。
それから笑いは周りの人に幸福を与えている事にもなるんだ。
この話は以前したから詳しく知りたければ過去のこの日記を読み返してみてくれ。
和顔施というタイトルで書いたと思うんだが。
まあ、取り敢えず大声で笑っとけ!
きっといい事あるぞ!
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