ついこの間、ハイチで大地震があったと思ったら今度は南米のチリでもマグニチュード8.8という巨大地震が起こったのは知っているだろう?
どちらも遠い国での出来事だから対岸の火事ってわけじゃあないけど自分の国じゃなくて良かったなんていうのが大方の人達の本音かもしれない。
だが、なにやら不吉な記事を見付けてしまった。
富山、京都、島根、長崎、岩手、兵庫、山口、石川県なんかの沿岸でリュウグウノツカイという謎の深海魚が立て続けに発見されているというんだ。
しかし、凄い名前だよな。
何かちょっとロマンチックというか名前からして只者じゃないだろう?
こいつは写真で見るとえらくでかい。
なにしろ4メートルから特大サイズだと10メートルはあるそうだ。
頭の赤くて長いひれみたいなのが付いている所が雑魚と一緒にすんなって言ってるみたいでちょっと神々しい。
しなやかに波打つ泳ぎ方から人魚のモデルになったという説もあるらしいんだ。
さて、このリュウグウノツカイだが普段は深さ200~1000メートル位の深海に生息していて殆ど人間が目撃する事は無いそうだ。
そしてこいつが現れると地震の前触れっていう言い伝えがあるそうなんだ。
確かに海の深い所を居場所にしているんなら海底の断層の変化にも敏感だろうから頷ける部分も多分にあるよな。
じゃあ、近い内に日本にもでっかい地震が起こるんだろうか?
なんてビビる必要は全くないぞ。
だってそんなの誰にも分かんないんだから。
それが分かるんならハイチやチリであんなに沢山の人が死ななくてもよかった筈だし。
勿論、地震予知の研究は各国で進められているのは知っているけど予知出来るとこまで全然いってないだろう?
だったらジタバタしたって仕方が無いじゃないか。
来る時は来るし来ない時は来ないとしか言い様がないもんな。
同じ分からないんだったら心配してびくびくしても全く無視しても結果は変わらないって事だ。
だったらそんな事は考える必要もないってもんだろ?
例えば俺達が知能の発達した蟻んこだとしよう。
そして人間がするように生き長らえる為に諸々研究しているとしよう。
だけど幾ら頑張って研究したとしても犬や猫や人間に踏み潰されたり空から鳥が舞い降りて食われたりって防げるとは思えないだろう?
それは何故かというと大きさというか次元が違い過ぎるからだ。
人間って自然界からすればなんかその程度なんじゃないかと思うんだよ。
だとしたら無駄な心配しても意味が無いんだから俺達のやるべき事をやってあとは運命に任せるしか無いじゃないか。
やるべき事っていうのは勿論、瞬間、瞬間を生き切るって事だ。
蟻達もきっとそう思っているんじゃないかな。
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