現在のダライ・ラマ14世が音楽に人を癒す力は無いって言ったっていうのは本当なのか?
人から聞いた話だからこれを言葉そのままに受け取って良いのかどうか判断しかねるが気になるのは確かだ。
俺が思うに何かもっと深い意味が含まれているような気がするんだが・・・。
詳しく知っている人がいたら是非教えてほしい。
俺はどんな宗教にも入っていないが信仰はと訊かれれば仏教と答える事にしているので、もしそれが本当なら俺なりの仏教感でダライ・ラマ否定派となって自らの理論を確立しなければならなくなってしまう。
日本でもダライ・ラマの存在は有名だが皆はあの人の事をどれくらい知っているのかな?
一応言っておくけどダライ・ラマっていうのは彼個人の名前じゃない。
あれは名跡であって現在のダライ・ラマの本当の名前はラモ・トゥンドゥブ、法名はテンジン・ギャツォっていうんだぞ。
テンジンさんで14人目だからダライ・ラマ14世だ。
ダライはモンゴル語の大海って意味でラマはチベット語の指導者だ。
大海の指導者って名前からして途轍もなくでかい器を感じるよな。
それから驚くのはその引き継がれ方なんだ。
どこの国でも行われている血の繋がりによる世襲制度や選挙とかじゃないんだ。
じゃあどんな選び方だと思う?
それはなんと輪廻転生制度だ。
これは高僧の予言や聖なる湖に現れる予言を元にして地域や特徴を割り出してその一帯の子供の中から生まれ変わりを探し出すってやり方だ。
一見物凄く原始的な気もするが或る意味超科学的とも言える。
仏教自体が超科学的な教えだから違和感より寧ろ自然な感じもするけど。
って事で話を音楽が人を癒す力が有るかどうかに戻るが俺はあくまで肯定派だ。
それも単なる肯定どころじゃなく音楽ほど人の感情に影響を与えるものは無いとすら思っている。
同類と思われるものの中には他にも映画とか絵画とかも有るし大自然の与えてくれる癒しというのも大きいと思う。
だけど音楽ほど瞬間で尚且つ直接的に心に響くものって他に無いんじゃないか?
癒しもそうだけど高揚感とか絶望感とか怒りの感情とか5秒も有れば影響を与える事が出来ると思うんだ。
これをダライ・ラマが全部否定するっていうのか?
音楽の力を信じそれを生業にしている俺からすれば自分自身の存在すら否定されたようなものだ。
仏教は釈迦族の王子ゴータマ・シッダッタが広めそれをダライ・ラマを含む歴代の偉大な指導者達が伝承してきたものだ。
だからダライ・ラマの直接の教えではない。
仏教は宇宙の成り立ちであり仕組みを教えたもの、宇宙の中の人間の立位置、道筋を説いたものの筈だ。
言い換えれば集団になって皆で学ぼうとするのも良いが本当は既に誰の心の中にも存在している極自然な遺伝子でもあると思う。
だから俺にとって仏陀は心の中に常に存在しているんだ。
その仏陀は音楽の癒しの力を認めている。
ダライ・ラマに会ってその事を是非伝えたい。
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