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三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
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暴力少年

小中学校の子供達の暴力が史上最高だという。
それを聞いて思ったが俺の子供の頃はそんな事で統計を取ったりなんかしてなかった筈なので実際はとんでもない数字だったんじゃないかと思うんだ。
当時は教師が生徒を殴るのが毎日普通に行われていて学校での暴力が今の様に重大視される時代ではなかった。
生徒同士の喧嘩も頻繁で血の気の多い連中は隣の学校まで行って暴れていたもんだ。
これで死んじまったり半身不随になったりする奴が出てきたりしたら話は別だが俺はこれが普通なんじゃないかと今でも思っている。
大事なのは暴力を振るってその後どんな気持ちになるのかを知る事が出来たという部分だ。
確か小学校低学年の時の事だったと思うがそれまで俺は大人しくて居るのか居ないのか分からないような存在感の薄い少年だったんだ。
そんな或る日、クラスの中で一番でかくて一番威張っていた奴が俺を呼び出したんだ。
それでいきなり理由もなくそいつの前で腕立て伏せをやれと言う。
そいつがもういいと言うまで続けろというんだ。
完全ないじめだ。
びびりまくっていた俺はその命令に従うしかなかった。
そして今度は窓から首だけ出せと言うんだ。
これはおそらく首を出した瞬間にギロチンのように上から窓を閉めようとするんだと察した俺は戸惑った。
殺されるかもしれないと思ったんだ。
覚悟を決めた俺は渾身のパンチをそいつの顔面に叩き込んだ。
奴にはもう反撃する度胸は無かったのか鼻血を出して泣き出しやがったんだ。
これで暴力はよくないからお互いそういう事は止めようよなんて言えたならかっこいいんだが俺はそんな優等生ではなかった。
調子に乗ってここから自分の過信が始まってしまったんだ。
クラスのボスみたいなのをぶっ飛ばしたんだから誰も俺を止められない。
弱々しい少年が或る日突然自分の中で眠っていた暴力性に目覚めてしまったかのようにやりたい放題になってしまった。
そして俺は男としてやってはいけない事までしてしまったんだ。
それは女の子に対しての暴力だ。
切欠は憶えていないが言い争いになった女の子の腹を思いっきり殴ってしまったんだ。
その子はよっぽど苦しかったのかうずくまって動かなくなってしまったんだ。
大事には至らなかったがそこからクラスの女の子全員の俺へのバッシングが始まった。
全員で取り囲んであんたみたいな嫌われ者は学校に来ないでよって合唱の様にコールして詰め寄って来るんだ。
俺の密かに心を寄せていた子までが怒りの表情だ。
これは効いた。
親に叱られるどころのダメージじゃない。
それから1ヶ月位だろうか、誰も俺と口を利いてくれなかったんだ。
学校は勉強する所じゃなくて友達に会う為に通う場所だと思っていた俺にとってこれ以上の辛い事は無かった。
そして子供ながらに暴力から生れるのは悪意と敵意だけだと知ったんだ。
だから子供の暴力を頭から否定するのはどうかと思う。
暴力を振るったらどうなるかを知らないから暴れるんだよ。
そういう時は教師なり親なりがボコボコにしてやるか俺が受けた仕打ちみたいな事でやり返してやればいいんだよ。
そうやってやっていい事、悪い事の判断が身に付くんだと思うよ。
世の中にはルールという物がある。
それは法律とかそういう意味ではなく人間としてのルールだ。
このルールは愛によって出来ている。
そしてそれは優しさや思いやりという形で現されるものだ。
だがこれを言葉でどんなものと教えても本当の意味での理解は出来ないと思うんだ。
だったらそれを知る機会を得なければならない。
それを手っ取り早く明確に知る事の出来る切欠が子供の内の暴力だとしたらそれはある程度放任するべきだろうと俺は思うよ。
大人になってからじゃ遅いんだよ。
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