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拘りと好奇心

昨日もそうだけど最近草食系男子を扱き下ろす様な話を随分書いているよな俺って。
だけど勘違いしないで欲しいのは草食君をいじめたり馬鹿にしたりって積もりじゃあないんだよ。
只、ちょっと歯痒いというか本当にそれで良いのかと問い掛けている積もりなんだ。
うちの店の若い子の中にもどう見ても草食君な奴が何人か居るんだが話してみると自分を変えたがっているというか変われる切欠を欲しがっているみたいなんだ。
だから少しでもその切欠になる様な本人達からすればああ、そうかぁと思える様な事を話している積もりなんだ。
そんな意味も込めて昨日の続きみたいになっちゃうかもしれないが草食君には気になる話をしてみよう。
君等は自分の中でこれだけは譲れないという何かを持っているか?
これが有ると無いとじゃ非常に大きな差がある事を知っておいた方が良い。
もし君が草食君で譲れない拘りみたいなものを何一つ持っていないとすると肉食君になれる可能性は非常に低いかもしれない。
何故なら肉食君はこれでもかという位の拘りを沢山持っている筈だからだ。
拘りというのは元を正せば好奇心から生まれている事が多い。
好奇心というのは人が生きていく上でのエネルギーにもなるし個性を生むものでもあるんだ。
これはそのままその人の人間としての魅力にも繋がっていると言っても過言ではない。
好奇心旺盛なエネルギッシュな人と何事にも無関心な影薄い人とどっちと仲良くなりたいかと言ったら殆どの人が好奇心旺盛な方を選ぶのは当然だ。
何故なら人は他人と触れ合って刺激を受けて成長していくものだからだ。
これがパワーを感じない相手だったら触れ合う意味もないから接近もしてこないのは人間の本能でもある筈だ。
俺の知ってるAという奴は物事何でもそれなりにはこなすが拘りを俺の知ってる限り殆ど何も持っていない様にしか見えない。
それに対してBはAよりミスが多いものの何事に関しても好奇心旺盛で拘りの塊りみたいな奴だ。
さて、どっちが友達が多くて女の子にももてるかと言えば間違いなくBなのは明白だ。
Bはよく喧嘩をするがAが喧嘩をしている所は一度も見た事が無い。
だけど周りに人が集まるのは必ずBの方なんだ。
それはBの方がAより人間らしくて魅力的だと誰もが無意識のうちに認めているという証でもあると思う。
人の価値観はそれぞれ違うしどんな生き方をしようが本人の自由だ。
だけど同じ人生なら何だかんだと色々有った方が面白いんじゃないか?
草食系と言われる君に敢て聞くが君には本当に拘りを持つものが何も無いって言い切れるのか?
もし言い切れないんだったら君は草食系男子という枠の中に逃げ込んでいるだけだって事だ。
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