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リーダーの死

 

俺は、歌舞伎の事は何も知らないに等しいが、中村勘三郎さんには魅力を感じていた。

素人目からするとちょっと取っ付きにくい歌舞伎というものを現代風にアレンジして若者にも入っていき易くしてくれたり、積極的に海外公演を行ったりと、とにかくチャレンジャー精神旺盛で活力溢れる人だなぁと尊敬の念を抱いていたんだが・・・。

まさかあんな元気の塊りのような人が、こんなに呆気なくこの世を去ってしまうとは思いもしなかった。

早期の食道癌が見つかって、それが肺に転移したという事らしいが、その間僅か半年だもんなぁ。

本当に人の命なんて儚いもんなんだとつくづく思ったよ。

彼は、歌舞伎界の中でもリーダー的存在だろ?

それにあの顔を見れば分かるが、どうみたって人望も厚そうだし、飛び抜けた優れた人格の持主だったんじゃないかと思うよ。

その上、一言一言に洒落もきいていたからセンスも抜群だったんじゃないかな?

誰が見ても勢いに乗っている時期に亡くなってしまったのは、残された者達のダメージも相当大きいだろうね。

歌舞伎は、日本の伝統芸能だから、無くなる事は無いだろうけど、よっぽどみんなが頑張んないと厳しい時代が来るかもしれないよ。

ジャンルは全然違うが、プロレス界のリーダー的存在だった三沢光晴が亡くなった時も、それを切欠に業界全体が雪崩のように崩れていったもんなぁ。

子供の頃からの大のプロレスファンで、毎シリーズごとに彼の団体の試合を観に必ず会場に足を運んでいた俺でさえ、それ以降1回も観に行かなくなっちゃったからね。

本当のファンならそういう時こそ行くべきなんじゃないのって言いたいんだろ?

それは、君がプロレスファンじゃないから言える台詞なんだよ。

悲しくなるから行けないんだよ。

行けば想い出しちゃうだろ?

行かなきゃ心の中で三沢は、今でも闘っているんだよ。

辛気臭い話で申し訳ないが、これもファン心理って奴なんだ。

三沢が創った団体ノアには、いい選手が沢山いるんだが、今は、大量離脱者を出して壊滅状態だ。

やはり、本当のリーダーを引き継げる器がいなければ、いくら内容が良くてもバラバラになってしまうという分かりやすい例だよ。

俺は、歌舞伎に縁もゆかりも無いけどそうならないように頑張って下さいって言いたいな。

リーダーっていうのは、一見華やかに脚光を浴びて誰でもなりたい存在のように思われがちだけど、実は、一番辛くて苦しい役目だからね。

これを常に明るい表情で何も無かったような顔をして冗談の一つも言えるようじゃないと本当のリーダーとは言えないと思うんだ。

それが出来る人って、そう簡単に出て来るもんじゃないよ。

リーダーとは名ばかりって奴が殆どだからね。

日本の首相みたいにさ。

 

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