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三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
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それぞれの引退

マラソンの高橋尚子が引退した。もう高橋尚子の走りが出来なくなったから引退しますと言っていた。これは偶々偶然かもしれないが王さんが引退の記者会見で言った言葉と同じでもある。王さんはもう王貞治のプレーが出来なくなったので引退しますと言っていたのだ。実に潔いと思う。ジャイアント馬場の様に体がボロボロになるまで現役を続行してそのまま病院に担ぎ込まれて直ぐに死んでしまった様な生き方も凄いと思うが彼女の様に限界を悟った時点でスパっと辞めるというのも或る意味かっこ良いと俺は支持したい。こんな引退会見なんかを見てしまうとさて自分の場合はどっちが良いかなんて考えたりする様になった。もうそういう事を考えても良い歳になったのかもしれない。なにしろ接する人達が自分の子供でもおかしくない様な年齢の人が圧倒的に多いんだから。俺は今、経営とブッキングを兼ねた店長をやっている訳だがもしうちのスタッフの中でしっかりした経営の企画書なんかを俺の前に突き出して自分がやるからあんたはもう引っ込んでろみたいな事を言って来る奴がいたらそれを一方的に拒否するつもりは毛頭無い。勿論その経営理念の内容にもよるが。俺は過去に飲食業を長くやっていて自分の理念を経営者にぶつけて前任者を追いやり店長職に就いた事が2度程有るんだ。そして店にとって良い結果も出している。だから同じ事をしてくる若者がいればそれを潰す様な事は絶対にしないつもりなんだ。実は数年前にそんな話をスタッフ全員に対して個別に話した事がある。一人だけ真剣に考えていた者がいたが熟考した結果やっぱり辞退しますとの事だった。そういう事でこのまま行くと多分ジャイアント馬場タイプだ。ライブを観て今日はここがかっこ良かったねなんて言いながらポックリ逝っちゃったりして。ブッキングだけでも若い子に譲るという方法も有る。だが歳はいっても最先端のアンテナを持ち常に感性を研ぎすませている事が出来ればその上キャリアも有るんだから若い子に負けるとは到底思えないのが本心でもある。ああ、何だかこう話しているうちに段々俺の本性が見えて来たな。やっぱり俺はブッキングの仕事が好きなんだな。文章を客観的に見て絶対の自信と誇りを持っているのが伺えるな。これが大きな壁になって若い子が付け入る事が出来ないのかもしれないな。でもこの程度の壁を乗り越えられない様なら別に譲るつもりは一切無いけどね。という事で俺は尊敬する馬場さんの生き方を継承することに今決定しました。だから皆は俺が爺さんになる迄付き合う事になるから覚悟しとけ。そういえばアメリカにそんな生き方を貫いた人がいるのを知っているだろうか。ヒリークリスタルという人であの有名なCBGBのオーナーだ。若い人の中にはCBGBを知らない人も居るかもしれないので一応説明しておこう。CBGBはニューヨークマンハッタンのイーストビレッジという日本でいえば少し原宿っぽい地域の外れのバワリーという所に有った30年以上の歴史を持つ老舗中の老舗であったライブハウスの事だ。ロック、パンク、オルタナティブ等世界のトップバンド達が基盤を築いた場所としておそらく世界中で一番有名なライブハウスだった筈だ。俺もバンドとのツアーでニューヨークに滞在した際には頻繁に行かせてもらった場所だ。勿論、マネージャーをしていたバンドを出演させて貰った事も数回有った。そして行く度にヒリーは店に居たんだ。殆ど毎日店に顔を出していたんじゃないかと思われる彼は非常に気さくな人でいつも笑顔だったという印象しかない。残念ながら建物の大家との間で訴訟が起こり一昨年CBGBは閉店した。そしてその翌年彼はこの世を去ったんだ。ヒリーは33年間店に出ていたから俺は34年以上現役を努める事にしよう。そうするとあと15年以上って事になるな。これはもう本格的に爺いになる迄やるしかないって事だ。やべえ、新たな目標が出来ちまったぜ。
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