最近は、テレビを持っていない若者が結構いるらしい。
うちの10数人のスタッフの中でも2〜3人いるからこれを確率にするとかなり高い数字になる。
テレビっ子だった俺からすると信じられない事だ。
俺が子供の時に家にテレビが無いといったら、もうそいつの人生は終わったも同然の扱いを受けていただろう。
どうしてこんな事になってしまったんだと検証してみよう。
こういう結果が出るには幾つか原因があると思うが、1番最初に出てくる答えは、考えるまでもなくくだらない上につまらないから。
時間の無駄って思われてるからに他ならない。
そして、娯楽だけでなく情報ツールの選択肢の中でも既に上位ではなくなってしまったということなんだろう。
じゃあ、テレビの2大要素の娯楽なんだが、本当につまらなくなったのかというと、例えばドラマなんかにしても半数はクソだが、残りの半数は、そんなに酷評されるようなものとは思えない。
むしろひと昔前より数段良く出来ているものも沢山あると思う。
だが、バラエティー番組に関して言えば、これはよっぽどの馬鹿でない限り面白いとは思えないだろうという番組が8割近くはあると思う。
作ってる奴が馬鹿なのか、視聴者を舐めているかのどちらかとしか言えないものがゴールデンタイムを占領しているんだから救いようがない。
小学生向けの内容を大人に向けても結果は、最初から見えているのに。
その上、下品でセンスの欠片もなく、ただ派手にして内輪ネタの連発だったらずっと天気予報でも流していた方がマシだろうと思う。
それじゃあ情報番組はどうか。
スポーツ中継等は例外として、ニュース番組にはかなり問題があると思う。
どこまで本音で勝負しているのかというのは、相当怪しい。
それが如実に現れたのが原発事故の情報だと思うが、現地から発信されているネットなんかの情報とは相当の開きがあった。
沖縄基地の問題然り、北朝鮮の情報にしたって北朝鮮がどうしてああいう行動に出るのかという根本の部分を掘り下げた情報は殆どなくてテロ国家のレッテルを絶対に剥がれないように貼り付けている。
結果の前には原因があるんだから、その部分から解説して真実を冷静に情報として流してくれなきゃ本質がわかんないじゃないか。
とか諸々原因究明してみると、やっぱり時代のニーズに対応出来ていないって事ともう一つは、長い物には巻かれろ的な古くてダサい体質のままそれを打ち破る根性が無いって事なんじゃないかな?
こういう屁たれのままでいけば、テレビは単なるモニターとして形は残るかもしれないが、別の物に打って変わる時代が近いような気がする。
テレビっ子って言ったら馬鹿にされる時代が来るのかな?
いや、もう来てるのか…。
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