俺一人だったら間違いなく観る機会の無い筈の映画「昼顔」を鑑賞。
勿論、奥さんの希望を叶える事が目的だったわけだが、これがなかなかエグい出来だった。
これから観る予定の人もいるかもしれないので詳しい内容には触れないが、女性受けするのは、非常によく分かる作品だった。
女ってのはどうして例外も無く他人の不幸が大好物なんだろう?
その他人が自分と同性なら尚更だ。
この映画がヒットしたのは、そんな女性たちの内に秘めた残虐性を満足させるに充分な内容だったからなんだと思う。
男はロマンに人生を賭ける事が出来るが、女はそうはいかない。
彼女達にとって大切な事は、未来より目の前の現実だ。
それを否定するつもりは毛頭無い。
ただ、根本的に違う生き物だからそれをどちらかに統一しようとすると、ぶつかり合うか別れる事になりがちだ。
その統一という選択を激しく迫られた時に女性の場合、余計なものは、視界から一切消えるようだ。
そしてヒステリー状態になる事が少なくない。
これは、俺の経験上、多分間違っていないと思う。
ヒステリーは、女性特有のもので男には、基本的に無い。
たまに聞く男のヒステリーというのは、多分女性ホルモンの潤沢な少数の男性特有のものなんじゃないかと思う。
なので例外は有るにしても男にとってヒステリーは、解ったようで本当のところは、理解出来ない現象なのだ。
だから大抵の男は、その未知とも言えるヒステリーが苦手だ。
酷い時は、恐怖さえ感じると言ってもいいだろう。
この映画の最大の見せ場は、実はそんな部分にあるのかもしれない。
一見、究極の運命的ラブロマンスのように見せかけたホラー映画と言ってもいい。
理性ある大人の男は、女性に暴力はふるわない。
だが、女はなんでもありだ。
冷静に考えれば男女の仲というのは、実に不確かで危険なものかもしれない。
だから惹かれ合うんだと思うけど。
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