今年の花粉は、去年の10倍って言われていたが、30倍なんていう予報も出ているらしい。
本当かよって高を括っていた俺が甘かった。
最悪だ。
アレルギー用の目薬や点鼻薬が全くと言っていいくらいに効かない。
流石は、史上最高の飛散量だけの事はある。
なんて感心してる場合じゃないな。
今も飲み薬で鼻は止まっているが、目の痒みは一向に収まらない。
一番まずいのは、集中力が保てないという事だ。
そんな状況で今、このブログを書いているんだが、もう何を書く積りだったか忘れちゃったし。
でも、こうやって何でも忘れちゃうっていうのは、決して悪い事ばかりじゃないんだぞ。
忘れるって行為があるから人間は、生きていく事が出来るんだからね。
何言ってんだか意味不明だと?
じゃあ、説明しよう。
世界中の誰しも例外無しに、人は、苦しい事、悲しい事を経験するよね?
だけど、みんなそれを乗り越えて生きていけてるだろう?
何故かと言えば記憶が薄らいでいくからだよ。
人生で一番辛いのは、愛する人との別れだ。
今迄にこのブログで何回も触れた愛別離苦って奴だ。
そして、その別れの中で最も辛いのが、自分の子供が先に亡くなってしまう逆縁という奴だ。
想像するだけでもその辛さが並のものじゃないのが分かるだろう?
でも、そういう目にあったからといって誰もが自殺しちゃったり、生きていけなくなっちゃったりってわけじゃないよね?
それは、忘却能力があるからだよ。
忘れるって言葉には、一見マイナスのイメージしか出て来ないが、実は、物凄くポジティブな行為なんだよね。
こういう発想は、何故か日本ではポピュラーじゃないが、外国人と話をしているとかなり頻繁に出て来るし、浸透しているのがよく分かる。
勿論、その国によって表現の仕方は違うが、中身は全て同じだ。
日本人は、どん詰まりになるととことん深刻な表情を浮かべるが、何とかなるさで乗り切っちゃう外国人は、非常に多い。
あれは、どうせ時間が経てば忘れる事だしっていう意味合いが多分に含まれているからだと思う。
悪く言えばいい加減。
俺達日本人は、生真面目だからそういう目で見てしまう事が多いよね。
でも、良い意味で捉えれば前向きだと思わないか?
立ち止まるより前に進んだ方がいいだろう?
立ち止まっても時間は、前にしか進まないんだからね。
大丈夫だよ、重たい荷物も時と共に軽くなるんだから。
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