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進化の源泉

現代から遥か遠い昔、所謂、恐竜が地球上を支配していた恐竜時代に最強と言われているティラノサウルスは共食いをしていたという事実が判明したそうだ。
ふ~ん、恐竜なんだからそれくらいの事はあって当たり前なんじゃないの?
って、確かにそうなんだが俺が拘りたいのはそんな6500年前から現代に至る迄の進化の過程の話なんだ。
現代でもワニや熊は共食いするそうだ。
確かに仲間の肉を実際に食うというのは相当な下等動物のようなイメージがあると思う。
そして、共食いする生物はいつかは必ず滅びる運命にあるような気がする。
それじゃあ、現代を支配する人間はどうなんだろう?
随分昔の映画で人間の肉を食うアフリカの人種を採り上げたものがあったが一般的には共食いはしない。
それは、確かにそうなんだが、だからと言って恐竜時代から遥かに進歩したのかと言うと実際は大した違いはないように思う。
いや、それどころか全然変わっていないんじゃないかと思うんだ。
人間の肉は物凄く不味いっていうそれが理由かどうかは置いといて、食ったりはしないけどそれに値する事は結局やっているだろう?
食わないだけで殺し合ってるだろ?
よくもまあ、こんなに毎日々殺人事件が起きて皆ももう不感症になっている頃なんじゃないか?
科学だけはどんどん進化しても人間の核になる心の部分は進化していないという証だよ。
人類はその活動範囲を宇宙にも拡げようとしているけど尽く挫折する筈だ。
このまま行けば全てが無駄になるだろう。
明らかに順番が違う。
方法論が解明されてもその使い手が居ないんじゃ意味が無いという事だ。
恐竜のような獣は畜生とも言う。
畜生というのは罵ったり憎んだりという悪の報いの世界の意味でもある。
そんな世界だからお互いを殺し合う事も時には是となってしまうんだ。
だから、そういう意味では現代も恐竜時代と何も変わらない下等動物が地球を支配している時代というわけだ。
この日記を始めてもう2年以上経つが俺もこういった話を随分してきたと思う。
何を偉そうにと反発を感じた人も居たかもしれないがそういう驕った姿勢は一切持ち合わせていない事は理解しておいて欲しい。
おそらくそういう話をしなきゃいけない役回りが偶々巡って来ているだけの事だと思う。
目に見える物しか信じられない人がいる。
これが畜生の原点だ。
それとは相反する所に進化の源泉は埋もれている。
誰もが熟成した心を持っていればこの世は途轍もない進化を遂げる事になる筈だ。

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