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迷いは過去の事として消し去るべき

早朝のニュースを観ていると殆どが番組の最後に今日の占いとか今日の運勢なんてのをやっているけどあれを参考に今日一日を過ごそうなんて人が沢山居るからやってるって事だよな。
まあ、でも日本ではやっぱり占いは娯楽みたいな扱いだよな。
しかしアフリカなんかだと地域によっては医者なんか殆ど居なくて病気になったら呪術師に診て貰うなんて所も沢山あるらしいよ。
これは解らなくはない。
というか実際、病気も治せると思うよ。
傷なんかは患部を直接治療するものだが病気というのは内側から侵されるものだ。
そしてその内側を司るのが心というものだ。
その心がこの呪術師の言う事を信じきっていてこうすれば治ると助言されたとしよう。
すると実際行動に移せば治るというエネルギーが体内で作用する筈だ。
要するに自然治癒能力が反射的に活発になるって事だと思う。
これは全く疑いを持っていない事が条件だと思うので現地の人にしか効かないかもしれないけどね。
話を日本に戻そう。
日本人には占い好きが非常に多い様に思う。
これは何故だろうと考えると曖昧な事を美化する傾向があるからだと思う。
それは調和を最優先するお国柄が曖昧を認めようとするからだ。
日本独特の大人のやり方って奴だ。
これは良く言えば思いやりの気持ちからという事になるが悪く言えば卑怯ではある。
その是非を問おうというのではない。
そんな曖昧に満ち溢れた国に居れば迷いも多くなるだろうって事だ。
あとは人生の選択肢が沢山ある豊かな国だって事でもあると思う。
占いは良い事だけ信じて悪い事は聞き流そうって言う人が多い。
そんなんなら最初から無視すれば良いじゃないかとも思うがそれもつまらないらしい。
要するに良い気分になりたいだけって話だ。
だから日本ではやはり娯楽の範疇だ。
呪術師の力も及ばないだろう。
今日は何でこんな話をしたのかと言うと偶々だとは思うが最近あそこでああしていれば良かったのにとか本当はこうだったのになんていう話を続け様に聞かされたからだと思う。
俺はこういう発想は好きではない。
だから尚更印象に残ったんだとは思うが。
迷いは誰にだってあるものでそんな時はとことん迷えば良いと思う。
だけど一旦決断したら迷いはマイナスのエネルギーになる。
勝負事だって心の何処かに負けるかもなんて気持ちのある奴は必ず負けるものだ。
それは相手にではなく自分の心に負けるという事でもあると思う。
そしてそんな奴に限って結果が出た後で本当はこうだったなんて情けない弁解をするものだ。
決断して一歩前に出た時に迷いは過去の事として消し去るべきだと俺は思う。
そうでなきゃ筋の通った人間にはなれない様な気がする。
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