馬鹿野郎!としか言えない。
今度は、3歳の幼児が殺された。
犯人は、未だ20歳の青年だ。
一見大人しく、社会から阻害された感があるという部分は、相変わらずだ。
こういう事件は、これから益々増え続けるだろうと再三警鐘を鳴らしてきたが、歯止めを掛ける手段が一向に話し合われないのは何故なんだ。
見回りをしようとか夜道の一人歩きはやめようとかそういう一過性の対策じゃ無くならないんだよ。
そうじゃなくて、こういう青年が出来上がってしまった土壌に問題があるという事を認める所から始めなければ、状況が悪化を辿るのは当然じゃないか。
根源は、一つだと思う。
寂しいっていう気持ちだよ。
もっと端的に言えば孤立だ。
人は、他人と連携をとって始めて生きられるものだろう?
これがあるから生きる喜び、日々の起伏や活力も生れるものだと思うんだ。
誰だってその部分を断ち切ってしまえば精神的に不安定になりバランスを崩してしまうだろう?
そんなのは、本人の人間性の問題だろうと思うかもしれないが、その人間性っていうのは、持って生れたものも勿論あるが、周囲の環境によって作られていく部分が多々あるんだよ。
人の心は、外に向かっていく事で育まれていくものだ。
楽しい事、嬉しい事、逆に悲しい事や辛い事を沢山経験して育っていくものだろう?
そりゃあ、内に向かって反省したり考え込む事も重要だけど基本は外向きであるべきものの筈だ。
しかし、子供の時から死ぬまでの競争社会日本では、その部分が蔑ろにされている。
これを克服出来る人間が、略半分。
出来ない人間も半分というのが現状じゃないかな?
そして、その出来ない方の半分の中に割合として多くを占めるのが、若い世代なんだと思う。
そういう割り振りになってしまった原因は明らかだ。
現在中年以上の世代は、子供の時に今の若い世代よりも外向き志向の中で育っているからだよ。
政治の世界での第一課題は、常に経済に関する事だ。
そうじゃないんじゃないかと俺は思うんだ。
そうやって生み出されたのが大量のバランスを崩した人間だって事を反省しなきゃまずいだろ?
俺は、毎日接する人の9割が若い世代だ。
何かを欲している筈なのに生気の無い虚ろな目をした若者が大勢いる。
これを見過ごすわけにはいかないんだよ。
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