NHKの大河ドラマとして今放送している坂本龍馬の話は確かこの間したような気がするが懲りずにまた聞いてくれ。
土佐から江戸に剣術修行に来ていた龍馬は黒船を目撃する事になる。
そしてあんな途轍もなくでかいものに自分が打ち込んでいる剣術なんか通用する筈がないと悩み落胆する。
そんな思いを師匠に見透かされた彼は一喝を受け道場を飛び出してしまう。
そうこうしているうちに黒船に乗り込んで世界を見てみたいと密航を企てる吉田松陰に出会い自分も連れて行ってくれと懇願するんだが見事に突き放されここで彼の悩みを払拭する言葉を貰う事になる。
お前のやるべき事は何なんだ?答えは既にお前の心の中にある。
もう放送が始まって7週目位になるが俺の中では一番インパクトの有ったシーンだった。
この一言で龍馬は剣の道を究めるという事は剣術で誰にも負けないように強くなるという意味ではなく心を磨く事なんだという心境に辿り着くわけだ。
俺はどうも時代劇というとそれはそれで面白い物もあるが全てが勧善懲悪でどれを観ても同じストーリーにしか思えないっていうイメージが有ったんだが龍馬伝はこんな固定概念をぶち壊してくれたようだ。
他にも龍馬を観ていて非常に感銘を受ける所は彼が常に好奇心旺盛だという部分だ。
実際に彼を傍から見ていた人達は子供っぽくて危なっかしいと思っていたんじゃないかと推測されるが俺はそうは思わない。
この好奇心の塊りの様な部分を実践してしまう所が彼の器のでかさでありこれが有ったからこそ日本を変える事が出来たんだと思うんだ。
いつの時代のどんな状況の中でもやっぱりこの好奇心という物が新しい時代を切り開いていくんだと痛感させられた。
さて、それでは現代の坂本龍馬はというとこれがパッと浮かばない。
今は情報社会なんだからそんな奴がいればそれなりの情報は入って来ていてもおかしくはない。
それが無いって事はそこまで際立った奴が居ないのかもしれない。
これを読んでくれている皆は今の日本ってどう思っているんだ?
満足なのか?
まともな世の中だと思っているのか?
言っとくが俺はいつ崩壊してもおかしくないって思ってるよ。
だから微力ながらここからメッセージを送っているんだ。
俺も未だ若い積もりだけど皆には俺より数倍大きな可能性があるんだ。
若いって事は何でも出来るって特権があるんだぞ。
君等は日本を引っくり返す事だって出来る可能性を持っているって事を知っておいて欲しいな。
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