一昨日も脳科学について少し触れたが一般にあまり馴染みの無いこの脳科学って何なんだろう?
人の感情とか心理状態なんかを科学的に解明しようってものなのかな?
なんて思っていたらまたもやそんな脳科学の分野では著名らしい先生が寄稿した記事を発見してしまった。
これは女性週刊誌に載せられたもののようだがタイトルが「賢い女性なら、同棲なんてするものではない!」となっている。
ほほ~、じゃあ、同棲したがる女は頭が悪いって事かよ。
と、納得出来ないものには直ぐに噛み付きたくなる性分の俺は反応してしまった。
大先生の言うには男っていうのは相手構わず遺伝子を撒き散らしたい生き物だから性欲を満たす為にも直ぐに同棲をしたがる。
でも、女性にとって大事なのは安定なのでそんな簡単にリスクを負う必要はない。
ふ~ん、確かに男は常に色んな女とやりたくなるっていうのは間違いではない。
でも、やるだけの女と一緒に住もうとは思わないんじゃないか?普通は?
男だってやっぱり愛があっての同棲だと思ってるよ。
それに女性にとって大事なのは安定って、随分と価値観が古いんじゃないの?
本質的にそういう部分を持っているっていうのはそんな研究してなくても大抵の人が知っているしな。
これが正しいのならキャリアウーマンなんて女として駄目だってなっちゃうじゃないか。
さらに、脳科学的には男が結婚相手に選ぶのは出来るだけ若い女とも言っている。
そりゃあ、外見とか子供を産んでもらう事なんかを考えればそうかもしれないけどそれだけで結婚相手を判断するような馬鹿な男はそうそういやしないよ。
男は女に比べて基本的に単細胞なのかもしれないけどそこまで単純じゃないよ。
結論から言えば脳科学っていうのは未だ未だだな。
だいたいさ、科学って名の付くものって必要な分野は沢山あるのは当然とは思うけど踏み込んじゃいけない所っていうのもあると思うんだ。
例えば今日の話の同棲とか結婚とかって愛情的な部分が一番重視されるものだろう?
だけど、タイトルからして賢い女性ならで始まっている。
賢いと賢くないが愛の判断基準に入っている事自体がナンセンスなんだよ。
人間はロボットじゃないんだから脳の仕組みがどうのこうのとか思考回路がああだからとか決め付けるのは一見科学的なように聞こえるけど実は最も非科学的な発想だと俺は思うよ。
人間の体って脳からの信号で動いているわけだけど、だからって脳の仕組みを解明すれば人間の行動の仕組みが全て分かるなんていうのは思い上がりもいいとこだよ。
そうじゃなくて、その脳に指令を出している根本的なエネルギーは何なんだっていう部分が一番大切なんじゃないか?
それは心であってその心を司るのは愛だろう?
その愛は人間の細胞を構成する元素の中の核にあると俺は思っているんだがどうなんだ?大先生!
これが答えられたら大先生と認めてあげるよ。
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