MDMAを有名にした押尾学の裁判がまた始まった。
麻薬取締法では懲役1年6ヵ月でも執行猶予が付いた事で大人しくしていれば無罪と然して変わらない状況だったが今度のは亡くなった女性がらみの裁判なので検察側としては何としても実刑に追い込む積りだと思う。
そんな裁判の一部始終がネットで公開されていたので興味本位で全部読んでみる事にした。
これを読み終わって、ああ、やっぱりなと思ったよ。
裁判って本当に難しいよ。
今回もこれが裁判員裁判で行われているんだけどこのシステムには大いに疑問を感じるよ。
はっきり言って素人には判断出来ないよ。
最初はやっぱりマスコミの報道した内容が頭にあるから押尾が悪いに決まってるって俺も思っていたよ。
如何にも性格の悪そうな面構えだしさ。
検察側の話を聴くともう100%、押尾の勝ち目は無いなと確信に近いものを感じたよ。
でも、弁護側の主張を聴くと、あれ?そうだったの?みたいな部分が沢山あるんだ。
特に亡くなった女性がかなりの薬物依存状態だった部分が暴露されたりすると押尾の言ってる事がもしかして正しいのかもなんて思えたりもするんだ。
これをど素人に判断させようっていうんだろう?
何でこんな制度が出来ちゃったんだろうと思っちゃうよ。
それも日当1万円くらいなんだろう?
こんな難しくて責任重大な仕事に1万はないと思うよ。
精々100万は貰わないと割が合わな過ぎるんじゃないか?
っていうかそれでも俺はやりたくないけど。
この裁判員に選ばれる確率は352人に1人だという。
そう考えると自分は選ばれないだろうなんて思うかもしれないが逆の考え方からするとこの制度を今後ずうっと続けていたら結構高い確立で選ばれるという事にもなるだろう?
常に新規に選んでいくんなら対象人数は確実に減っていくしそのうえ少子化社会が益々続いていくんだからね。
だいたいさ、人が人を裁くっていう事事態に無理があるのを承知で裁判っていうのは行われているわけじゃないか。
100%が無い人間に100%を求めるのは無理だって本当は誰もが心の中で分かっている事だろう?
本物のプロフェッショナルなら百歩譲って仕方なく認めてもいいよ。
それが何で選りによってど素人なんだよ。
間違った答えが出てもど素人なんだから仕方が無いって言い逃れが出来るからか?
選ばれたのが凄く真面目で責任感の強い人だったらおそらく人生変わるぞ。
それもいい方に変わるんなら未だいいけどそうじゃないと思うよ。
普段の身の回りの出来事でもちょっとした勘違いで結果を間違うなんていうのは誰でもある事なのにそれが他人の人生を大きく左右するってんだから尋常じゃないよ。
此処で幾ら言っても結論の出る事じゃないけどこの問題に関しては皆も真剣に考えておいた方が良いと思うよ。
俺はどう転んでも納得出来ないよ。
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