政府がスポーツ省というのを新設しようとしている。
この話は元を辿れば1年半位前から有った話なのだが選挙を控える今のタイミングでクローズアップさせようというところは何か国民へのご機嫌取り的な空気が見え見えで少しいやらしい気もしないでもないが悪い事ではないと思う。
知っている人もいるとは思うがあの麻生総理はスポーツでも名を馳せた人でクレー射撃でモントリオールオリンピックにも参加している実績がある。
スポーツというのは明るくて潔白なイメージが有るものだ。
そんなスポーツを利用すれば薄暗くてダーティーな自民党や麻生氏のイメージは間違いなくプラスに向かう筈だ。
ライバル視されている小沢民主党代表は秘書の逮捕以来人気急降下で内部から退陣要求までされている。
それに対して後先考えない行き当たりばったり的では有るが取り合えずの経済対策を連発する麻生陣営はここのところどん底迄落ちていた支持率が上昇しており僅かではあるが民主党を抜き返したばかりだ。
北朝鮮のミサイル問題の時の強い態度も好印象を与えた筈だ。
そして矢継ぎ早に今度はスポーツ省の新設で好感度を上げようという作戦なんだろう。
そして更に支持率大幅アップに結びつけようという大きな目玉は5月に実現するロシアのプーチン首相の来日だ。
プーチンは大統領職は退いていても実質はロシアのトップなのは周知の事実だ。
おそらくここで北方領土に関しての話し合いが行われて今迄には無かった何かが発表される様な気がする。
選挙ぎりぎりの所でわざわざ来日させてこれからも宜しくだけじゃあただの阿呆だからな。
2月に麻生総理がロシアに行ってメドベージェフ大統領と会談した時点で既に何かが決定していてその発表を利用するのに選挙に対して最も効果の有りそうな時期に大統領より認知度の高いプーチンを使って行うというのは経営者を経験している麻生氏ならやりそうな事ではある。
俺のこの予想がもし当たれば民主党が選挙で勝つ事は非常に難しくなるだろう。
というかよっぽどの事が無い限り勝ち目は無いだろう。
そして保守的で誤魔化しだらけのこの国の政治は続くって事だ。
折角大きな流れが変わる可能性が有る時期なのにここで民主党も何かでっかい花火をぶちかませなかったら時代は逆行するばかりじゃないか。
ったくテンション下がるぜ。
PR