ついこの間9月に成ったと思ったらもう終わりだ。前にも書いたが年齢と共に時間の進行速度が速く感じてまだ感覚的には9月3日位にしか感じなかったりする。
いきなり涼しくなって夏の名残りも吹っ飛んじまうし。まあ俺の一番好きな秋だから構わないのだが。
ところでそんな秋も含めて大昔の未だ人類が生まれていない恐竜が地球上を支配していた時代には四季というものは無かった事を皆知っているだろうか。或る時、核爆弾の数千倍の破壊力を持つ小惑星が地球に衝突して四季というものが生まれたらしい。恐竜時代もそれを切っ掛けに終焉したようだ。
もし小惑星の衝突が無ければ今でも四季が無いという事に成っていた筈だがその場合、俺が思うに人類が創った文明は今より数千年は遅れていたと思う。例えば野菜を作るにしても魚を採るにしても家を建てるにしても今程の工夫は要らなかったと思うし着るもの一つとってもいつも同じ様な物で済む訳だ。要は今より頭を使わなくても生きて行けるという事になる。極端に言えば物事のあらゆる事がもっと単純作業で事足りると言う事になる。より快適なものを求めるのが文明の進化だとするとその進化の度合いが違って当然だという事になる。
現代ではもし小惑星の様なものが地球に向って来たとしても破壊したり誘導したり出来るミサイルが開発されている様なので心配は要らないらしい。だが、四季が無い世界を体感していないから何とも言えないが俺は小惑星がぶつかってくれて良かったと思っている。
過去に常夏の島と言われる様な一応四季は有るが殆ど季節の無い様な所へも行った事は有るが、それはそれで良いのだがまあ例外として、日本の様に四季がはっきりしている国というのは非常に奥深い情緒の様なものが有って素晴らしい環境だと思う。
春は清々しさを感じ、夏は開放的な気持ちになり秋には物思いに耽り冬は厳しさの中に身を引き締める。こんな中にいるからこそ豊かな感情を育てられる様に思うのだ。
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