先日、下北沢でフライヤーを撒いて来た。ヘブンスドアからチャリで10分圏内に有る街なので昔からなにかと関わりの有る場所でも有る。
今からもう20年以上前の話だが実を言うとヘブンスドアは、下北沢で開店する予定だったのだ。金銭的、店舗物件の空き状況等によってこの計画は、ボツに成ったのだが当時からとても魅力的な空気を放つ大好きな街であった。その魅力の根源は、映画、芝居、音楽、絵画等、文化的なものを発する小規模な場所と個性的な物販店や飲食店がおもちゃ箱をひっくり返したようにごちゃごちゃと軒を並べているところにあると思う。街自体が何かを発信している様に感じられる所は、俺的に東京では数カ所しか無い。下北沢、高円寺、新宿歌舞伎町から大久保周辺位のもんだ。
その下北沢が今、瀕死の重傷を負いかねない危険な状況に面している。駅を地下に潜らせ地上に幹線道路と同じ位の道幅の道路を造り街を分断し高層ビルの建設も認可してしまうと言う再開発計画が進みつつある。これは、はっきり言って絶対に阻止しなければ成らない。確かに近辺の交通渋滞の緩和に役立ったりとかは、有るのだろうが失われるものが大きすぎる。あの雑然とした中に文化の空気を感じながら色々探索出来る所が良いのだ。この計画には、地域住民や下北を愛して頻繁に通う人達の意見は、加味されているのだろうか。絶対に無いと思う。いったい誰の為の再開発なんだ。ゼネコンや大手資本と癒着した腹黒い連中の為なのか?
日本人は、狂い出している。って言うかもう狂っている。親子間での殺人事件や無差別殺人が頻繁に起こったり年間自殺者数が三万人を超えていたりとか昔は、考えられなかった様な事が日常茶飯事の出来事となっている。日本人に今、最も必要なものは、心の潤いだ。その潤いを与えてくれるものが文化なのだ。その文化の発祥地が破壊されようとしているのだ。
石原都知事に告ぐ、もしこの再開発が実行されるなら、あんたは、教育や知識は有っても教養の無い人間だと自分で実証する様なもんなんだぞ!今、都民を含め日本人に必要なのは、こんな再開発じゃ無くて心の再開発だろうが!解ったか阿
呆め!
PR