アメリカではブッシュ大統領が最後の所謂、退任会見ってのをやって国民の8割位の人達から辞めてくれて良かった的な歓迎を受けたらしい。
そして日本はどうなのか。昨日、たまたま夕方のニュース番組に麻生総理が出てたんでしっかり見といたんだがこれが予想に反してなかなか弁の立つ発言というか論理的に解り易くキャスターの毒の有る質問にも的確な返答をしていたのが印象的だったよ。思ってた程馬鹿じゃないな、あいつ。
定額給付金に対する説明も新聞やテレビで伝えられているのとは若干意味が違っていたりしてマスコミ情報の不正確さというか捻じ曲げられたイメージ作りの恐ろしさを目の当たりにした感が有ったな。
だからって別に麻生を支持する訳じゃないけどね。
前にも話した事が有るがマスコミの情報ってのは本当に何処まで信用して良いものか分からないから皆も何でもかんでも鵜呑みにしちゃうのはまずいぞ。
特にニュース番組なんかは民放の場合真実を伝える事よりも如何にインパクトを与えるかに趣をおいているのは見え見えだ。
ショッキングな内容に湾曲させたりするのは日常茶飯事のお手の物でそれで食ってるって言っても過言じゃないと思うよ。
これも前に話したが何故ショッキングに報道したがるかってのは見る側の心理を巧みに利用しているからなんだ。
つい最近のタクシーの運ちゃんがぼこぼこにされる映像なんかが分かりやすい例だ。俺はあのシーンを少なくても7~8回は見せられたもんな。
それをキャスターは怒りの表情でこんなことが行われて良いんでしょうかなんて訴える訳だがテレビ局からすれば単なるおいしいネタ以外の何者でもないはずだ。
それに対して視聴者側もこれは酷いななんて言ってる訳だが心の奥底に有る深層心理では俺じゃなくて良かった、俺は関係なくて良かったなんて思っている訳だ。
深層心理だから本人からすれば気が付かない場合も多々有るのだが人間は誰しも心の奥底にこんな感情が潜んでいるものなんだ。
そこをテレビの連中は巧みに突付く訳なんだよ。
人間ってのはそれ位残酷な部分を誰しも持っているものなんだ。
そうやって考えると如何に世の中は偽善者で溢れかえっているかが解るだろう?
物凄く極端な言い方をすれば偽善者が偽善者を騙しあって世の中は成り立っている様なもんだ。
深層心理を読む訳だから判断は難しいが溢れかえる情報の中から如何に真実を見分ける事が出来るか、それを出来る奴がのし上がれるっていうのが現代の仕組みになっちまってるんだ。
まったく嫌な世の中だがそんな流れに逆らっても人間らしく生きようって人がどれだけいるのか、残念ながら極、少数なのは間違いないだろう。。
俺はその中の少数派でいたいが本当に実行できているのかどうか、微妙な立場かもしれない。
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