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国にも当て嵌まるあの事

中国を信頼出来ないと思う日本人は87%。
日本を信頼出来ないと思う中国人は79%。
尖閣諸島の事件以来、こんな状況になってしまった。
これが、どちらか一方に数字が偏っているのなら修復される可能性は高いと思うんだが両者共という事になるとそう簡単に良い方向に向かうとは思えないな。
これからまだまだ一波乱も二波乱もありそうだなあ。
折角、民間外交のお陰で韓国とは良い関係になって来たと思ったら今度は中国だもんな。
だけど、こういう流れって避けられないのかもしれないって何となくだけど思うんだ。
今迄、何度も話したからこれをいつも読んでくれている人達ももしかして感じている事なのかもしれないけど。
人の一生の中で決して避けられない苦しみが八つあるって言っただろ?
国は人の集合体でもあるわけだからその八つはそのまま国にも当て嵌まると仮定しての話だ。
八つの中で今迄一番多く採り上げたのが怨憎会苦だ。
怨み憎む相手に会う苦しみ、これが怨憎会苦だ。
人は誰もが家族だったり社会だったり大勢の人達と係わりを持って生きていく事になる。
そうすると、必ず自分とは相性の悪い人とも一緒に住んだり仕事をしたりという事が起こる。
悩み苦しみそこから逃げたとしても次の場所でまたそんな人と一緒になってしまう。
相手は違ってもそんな状況から一生逃れる事は出来ない。
誰もが当て嵌まる筈で例外は無い。
子供の時はクラスに必ずそんな嫌な奴がいた筈だ。
高校へ行っても大学に入っても社会に出て就職してもそれは変わらない。
死ぬまで付き纏うのが怨憎会苦なんだ。
どうにも反りが合わない奴がいたが一緒に飲んだら怨みも消えた。
そんな事は、よくある話で結構な事だ。
だが、今度は別の人と上手くいかなくなってしまった。
そういうものなんだよ、一生。
だからといってそれを投げ出したりしちゃ駄目なんだ。
そこで最大限の努力をして乗り切ってまた次の難関に立ち向かう。
人生はそんな事の繰り返しで成り立っている事を知るべきだ。
苦があれば楽が有ると言うよりも苦があるから楽が有るという事だ。
怨憎会苦が国単位でも成り立つとしたら日本にとって今最も嫌な国は中国という事になる。
だけど、少し前はそれが北朝鮮だっただろう?
結局の所、相手が変わっただけで怨憎会苦からは逃れられていない。
人の価値観が全て違うように国の価値観も全て違う。
そんな違う同士が意気投合するにはお互いが相手の意見に耳を傾けるしかない。
日本と中国はお互いの権利を主張してそれを繰り返しているだけだ。
突っぱねるのは簡単だがその先には怨みと憎しみが残り行き着く所は国交断絶だったり戦争だったりろくなもんじゃない。
日本の政治家は困難な問題に出くわすと最大限の努力をすると一応は言うよね。
だけど、国と国との問題になるとそれ相応の勇気も必要になってくる。
今回もそうなんだが、対外国となるとこの勇気が極端に尻すぼみになるんだよ。
だから、努力も相手には届かなくなるし理解もされ辛いんだと思う。
中国との関係を修復出来ても次はロシアが待ち構えている。
国同士の中で怨憎会苦が成り立つとなると菅さんじゃあやはり力不足かもしれないな。
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