早いなあ~、もう四月だもんな~。
ついこの間、別れと出会いの話をしたばかりだが新しい出会いを経験した人の中には新社会人も大勢居る事と思う。
どうだ?調子はって言ってもそんな事を悠長に語ってる余裕も無いっていうのが正直な所かもしれないな。
だけど、その余裕が無いっていうのにも二種類あると思うんだ。
一つは憶える事が一杯有ってそれ以外の所に思考能力を使えないという余裕の無さ。
そしてもう一方は理想と現実の大きなギャップに着いていけないで物事を前向きに捉える事が出来なくなってしまう余裕の無さだ。
前者なら勿論問題なしだ。
それだけ充実しているって事だからその余裕が無くなるほどパンパンな状態を大いに楽しむべきだ。
だが、後者の場合は君の発想を少しでも早く切り替える必要がある。
こういう状態をいつまでも引き摺っていると心の病になるからな。
そんな事言ったってどうすりゃいいのか分かんないって?
なかなか難しいって思うよな、普通。
だけど全然悲観する事はないぞ。
今からそんな事態を乗り切る幾つかの方法を教えてあげるよ。
先ず、今の状態がずっと続くわけじゃないって事を頭に叩き込むんだ。
どんな世界でも最初から何でもこなせる奴なんていないんだ。
夜の闇は永遠に続くものじゃない。
闇の向こうには必ず夜明けが来るんだ。
その夜明けが例外なくやって来る事を知っていれば全ては夜明けを迎える為の前段階って分かるだろう?
そして、上手くいかない事があっても決して他人のせいにしない事。
失敗したら先輩や上司が教えてくれなかったからなんて思っちゃいけない。
それは分からない事を訊かなかった君が悪いんだ。
遅刻をしたのは通勤に使うバスが渋滞に嵌ったからだとバス会社のせいにするのも駄目だ。
アクシデントに対応出来ない君が悪いんだ。
全ての結果の原因は自分にあると思わなければならない。
それを誰かのせいにしてしまえばあんな奴と同じ職場に居たくないなんて毎日ストレスの中で仕事しなきゃならなくなるだろ?
そんな憂鬱な職場に居たら暗くなるだけだ。
自分はミスをしたわけじゃないのに上司に怒鳴られたとしよう。
そこでその上司を嫌ったり恨んだりっていうのも止めた方がいい。
そういう時は自分には可能性があるから怒鳴ってくれたと解釈しろ。
可能性の無い奴に怒鳴っても仕方が無いとその上司も思っているよ。
そうか、あの上司は俺の為に怒ってくれたんだと感謝の気持ちまで持てたらよりベターだ。
ここまで気持ちを持ってこれた時にはもう毎日が楽しくて仕方が無いという所まで行っている筈だ。
自分の周りで起こる現象というのは全ては自分の責任だという事は知っておくべきだ。
そして、それは全ての結果も含むという意味でもある。
これは仏教の教えでもあるが宇宙の摂理でもあるんだ。
この事を理解しているかいないかで人の人生は大きく左右される。
同じ花を見て「なんだ、ただの花じゃないか。」というのと「ああ、何て綺麗な花なんだ。」っていうくらいの差が有ると思っておいた方がいい。
自分に降りかかって来るものを不幸な出来事と思っちゃいけない。
その全てが君の為だという事に気付くんだ。
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