俺は殆ど毎日と言っていい程、ネットニュースをチェックしているんだがこれが習慣になると新聞を読む必要性を全く感じなくなるものだ。
新聞はその新聞社の色も含まれていたりするがネットだと関連記事まで目を通す事が出来るので公平性という部分でもネットに軍配が上がるのではとも思う。
さて、そんなネットニュースで今日も興味深い記事を見つけてしまった。
これは或る脳科学の実験で分かった事らしいんだが、人間は自分が面白いと思う事でもそれが金儲けという目的に繋がると楽しめなくなりやる気も低下するっていうんだ。
要するに好きでやってる事と金儲けとしてのそれは楽しみという脳への刺激の度合いと活性度が違うって事だ。
人間っていうのは欲張りなもので好きな事は誰でもしたい。
でも、金も欲しいっていうのが普通だ。
そうなると好きな事をして金も稼げるのが一番いいって事になる。
だけど、先ず金を稼ぐ事を考えてそれが好きな事であれば幸せになれるというのは一見同じようだが間違いだという意味でもある。
矛盾しているようだがそうではない。
何だか難しい話のように思うかもしれないがそれも間違いだ。
要は優先順位の問題だと思う。
この研究結果が正しいのなら金儲けが人生の目的になったら人間は幸福感を得られないという意味にも受け取れる。
だったら好きな事に没頭出来て結果的に金が入るシステムを作ればいいという事だ。
スポーツやアートに係わる人達はそういうシステムに乗っかればいい。
勿論、そこで金が優先順位の筆頭に来た時点で幸せを逃す事になるが。
それじゃあ、そんな才能を持ち合わせていない大多数の人達はどうすればいいのか。
それは自分が携わっている事で幸福感を感じれる業種を選ぶ事だ。
そして、その先に独立なり自分が自由に好きな事に没頭出来る環境を目指す事だと思う。
例えば音楽が好きで音楽業界に進みたいが給料が安いから別の業種を選ぶなんていうのはその時点で幸せを放棄したのも同然という事になってしまう。
それがあくまで目標とする世界へ進む為の手段であれば問題は無いと思うが。
以前から何度もこういう話はしてきた積りだけどこれが脳科学の実験でも証明されたという事だ。
このニュースではこれが教育上の参考になるなんて書いてあったけど俺はその程度の問題じゃないと思うんだ。
人間の幸福へと繋がる価値観というものを見直すべき切欠となる重大な成果だよ、きっと。
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