自民党からの出馬を断念した東国原宮崎県知事が自民党の選挙対策委員長だった古賀さんに詫びを入れに行ったそうだ。
混乱させて申し訳なかったって事らしいがなんかがっかりだ。
なんで謝んなきゃいけないんだよ。
自分を総裁候補にするなら自民党から出てやるぞってパンクな事を言っておきながらなんなんだよ。
言い分が通らないから出ないってそこまでは最もだ。
そこまではかっこいいよな。
だけど結局自分から謝りに行くってのはみっともない話だ。
ヤクザに喧嘩売って凄んだ迄は良いが結局後々を考えてごめんなさいって言いに行ってるみたいでかっこ悪すぎるぜ。
そんな屁っ放り腰で何が国政だ。
けつの穴の小さいのが丸見えじゃないか。
あ~情けねぇ。
そんな記事を読んでいたら昔の或る出来事を思い出しちまった。
それは俺が3ヶ月だけ高校生だった頃の話だ。
俺はいつもつるんでいたKと二人で近隣の他校を制圧しようという計画を練った。
実にくだらん発想だがとにかく虚勢を張りたい世代のクソガキが考えそうな事でもある。
そして数駅離れた街に繰り出しては何だかんだといちゃもんを付けて喧嘩を売る訳だ。
そんな事をやっているうちにとんでもない相手に出くわしてしまったんだ。
その地域最強にして最大の勢力を誇っていた不良グループの頭を張っていた奴に当たってしまったんだ。
相手がそれを名乗った時に俺達は動揺した。
だが2対2だ。
負けるとは限らない。
だが場所は奴等の地元だ。
いつの間にやら奴等の仲間がどんどん増えてきやがる。
だけど喧嘩を売ったのは俺達なんだから逃げる訳にもいかないと思っていたらいきなりKが謝りだしたんだ。
そりゃないぜ。
結果は知れた事でKは無傷で俺は十数人に半殺しの目にあわされたんだ。
空しかった。
ボコボコにされて痛いとか苦しいとかそんなものはもうどうでも良かったんだと思う。
仲間が態度を翻した事が悲しくて情けなくてもうヤケクソ状態だったと思う。
調子に乗っていた俺には良い薬だったが裏切りに会った事で出来た心の傷はそう簡単には癒せなかった記憶がある。
そんな事が尾を引いて学校に通う意味が見出せなくなってしまったのも辞めた理由の大きな一つだったと思う。
仲間に会う為に通っていた様な学校でその仲間が信じられなくなるってのは子供の心のキャパじゃあ到底直ぐに修復なんてのは出来なかったんだろう。
話を東国原知事に戻すが彼は既に国民からは好感度抜群の存在だってのを本人も解っている筈だ。
そんな人間が総裁候補云々って言ったら世間が騒いで周りも混乱するのも当然予想出来ていた事だよな。
だとすると混乱させて申し訳ないってのはどういう意味なんだ?
ただ保身から単に媚びているだけにしか聞こえないよ。
そういう態度を見せられるとああ、こいつもいざとなったら仲間を裏切るタイプの人間なのかもって思ってしまうのは俺だけじゃあないと思うんだが。
今回の東国原知事の行為を大人の行動として評価する人も多いかと思うがこんなのを大人と言うんならあの時のKのとった行動も大人だったっていう事になるな。
PR