昨日、あるバンドのヴォーカルがステージでいい事を言っていた。
ロリコンの人達は子供を虐待したりしないでほしいと。
メッセージは伝わったとは思うのでそれはそれでいいのだが難癖を付ける訳ではなくその言葉に補足しておきたい部分があるのでその話を少ししてみる事にしよう。
ロリコンっていうのはロリータコンプレックスの略なのは誰でも知っていると思うが語源はロシアのウラジミール・ナボコフという小説家のロリータという作品で主人公が溺愛したロリータという少女の名前から来ている。
ある男がロリータと身近になりたいが為にその母親と結婚してその母親が死んだ後に男とロリータの微妙な生活が始まるという様な話だった筈だ。
この小説は2度映画化されていてあの2001年宇宙の旅や時計じかけのオレンジを撮ったスタンリー・キューブリックも監督しているので興味のある人は観てみたらいいと思う。
この語源からも分かる様にロリコンっていうのはペドフィリアと言われる小児性愛、児童性愛の嗜好を持つ男性の事を言う訳だが対象は幼女、少女に限られる。
この対象が男の子になるとロリコンとは言わずショタコンとかショタと言われるのだがこの言葉がどの位世間で認知されているのか分からないので軽く説明しておいた方が良いかもしれないな。
ショタコンというのは正太郎コンプレックスの事でこの正太郎は何処から来ているのかというと俺の世代なら誰もが知っているヒーロー、金田正太郎に他ならない。
金田正太郎は鉄人28号を操る事の出来る唯一の少年なんだ。
そして、この正太郎君はいつも半ズボンを穿いているんだよ。
短パンじゃなくてもっと短いあくまで子供しか穿けない半ズボン意外に言い様が無いやつだ。
これを少年の代名詞と捉えて正太郎コンプレックス、略してショタコンになったって訳だ。
だから一概に小児性愛、児童性愛の事を世間ではロリコンと称すが微妙に分類しないと意味が違う場合も有るって事だ。
そしてこのロリコン、ショタコンが犯罪に走りやすいという様なイメージも有るがこれも間違っている。
事件が有った時にロリコン、ショタコンだったりするとショッキングな印象を受けるから目立つだけの話で実際はそれ以外の人達と割合は変わらない筈だ。
あのヴォーカリストが言いたかったのは実際はチャイルドマレスターの事だと思うがこれが小児性犯罪者、児童性虐待者と言われる連中だ。
この中にはロリコン、ショタコンもいるとは思うが数は少ない筈だ。
それじゃあそのチャイルドマレスターとはどんな奴かというと本当は大人とセックスしたいけどそれが出来ないからその矛先を子供に向ける奴、反社会的な気持ちから誰かを虐待したくなりそれを子供にぶつけるというどっちにしても力が無いから反抗出来ないだろうという子供の弱さにつけ込んだ人間として最も卑怯で情けない連中の事だ。
ロリコン、ショタコンはあくまで嗜好だから周りがとやかく言う事では無いと思うがこのチャイルドマレスターは人間の屑だ。
俺はロリコンやショタコンでは無いがそんな人達に対して世間の誤解も有ると思うので今日はちょっと援護してみた。
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