被災地に派遣されたアメリカ軍兵士の数は、18000人だという。
今もオペレーショントモダチと言われる支援活動は続いている。
彼等の殆どは、沖縄駐留部隊だ。
米軍基地は、日本の各所に点在するが、その象徴的存在が沖縄米軍基地でもある。
ほんの少し前まであれだけ基地移転問題で騒がれていた事が、まるで嘘のような空気だ。
米軍というのは、こんな時でも日本人を助けてくれるのかと気付いた人も多いかと思う。
今回の事と移転問題は、全く別の次元の話だという人はいる。
それとは逆に借りは返さねばと考えを変えた人もいるだろう。
俺はどう思うって?
勿論、別物だと思うよ。
でも、感謝は、しなきゃいけないと思うよ。
俺も何回も感じた事があるけど、アメリカ人って正義感っていう部分だけを比較したら日本人の数倍は持っているような気がするんだ。
それも仕事だからとか役目だからっていうんじゃなくて本当の正義感って奴をね。
それを駆け引き抜きで何の躊躇いもなくそのまま行動に移す事が出来るのもアメリカ人の特徴と言うか国民性でもあると思うんだ。
日本人だとどうしても周りの人達の気持ちを考える事を優先して行動が遅れる事もあるけどアメリカ人は、どんな時でも正義に勝るものはこの世に存在しないという気持ちが強いんだろうな。
じっくり考えてからというのと後先考えずに行動しちゃうのとどっちが正しいのか?
それはその時の状況にもよるだろうが、はっきり言えるのは、後者の方が人間味を感じるという事だ。
日本人的感覚から言えば、大事なのは結果なんだからじっくり考える事が大切だとなるのかもしれない。
でも、俺はそうは思わない。
後先考えない行動の出発点が正義だとするなら必ずいい結果が付いてくると思う。
勿論、上層部やアメリカ政府にはそれ相応の裏付けや思惑があるのかもしれない。
でも、行動は、大規模でもあるのに非常に迅速だった。
そんな事より何より実際に今現在助けてくれているのは事実だ。
素直に受け入れるべきだと思う。
アメリカ以外でも、今世界中の人達から日本を応援する声が高まっている。
日本は、今まで数多くの国を支援して来た。
だから今度は助けてもらって当たり前なんて思っちゃいけない。
見返りを求めない行動が、実は最も見返りがあるという現実をしっかり心に受け止めよう。
人と人は、損得では結びつかない。
そんなものは、一過性に過ぎない。
もっと大切なものが有った事を今俺達は、感じ始めている。
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