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フランス婚

少し前に結婚した夏木マリが入籍以前の事実婚の事をフランス婚と言っていた。
敢て入籍したのは、震災による心の変化があったかららしい。
それにしても、フランス婚って何だ?
初めて聞いた言葉なので一応調べてみる事にした。
フランスでは、入籍しないで夫婦生活をおくる事をバックスというらしい。
それを日本人に分かりやすいようにフランス婚と例えるようだ。
男女平等でお互いが自立していれば、結婚という法の枠に縛られる必用は無いという姿勢なのだろう。
凄く良いと思う。
俺は、大賛成だ。
だが、日本では、なかなかこういうのは難しいような気もする。
子供に対して無責任とか世間体が気になるとかね。
確かに今の日本のシステムでは、未婚の親を持つ子供の立場は弱い。
それは、税金とか保険とか社会保障的なものとかあらゆる物に影響があるからね。
じゃあ、こういう社会的なものがクリアされたらどうなんだろう?
そんなの親戚や近所の手前まずいとかってなんのかな?
なるだろうな、やっぱり。
だけどさ、結婚ってどこかで無理があるシステムだと思わないか?
実際、表向きは幸せそうに振舞っていても実情は冷え切っている夫婦って腐るほどいるじゃないか。
それでも別れないのは、籍が入っているから離婚したら何かと面倒だっていう理由だったりするわけだろう?
これじゃあ、人生終わりだよ。
そんな親に育てられてる子供も幸せとは言えないと思うよ。
人間の幸せって愛のレベルを上げる事だってついこの間言ったけど、そのレベルの高い所には、自由ってものがあるんだ。
どんなものにも支配、左右されない絶対自由って奴だよ。
その絶対自由を掴んだ者同士なら、結婚なんて不自由なシステムは、全く必要ないと思うんだ。
法的縛りを作っておかなきゃ成り立たないっていうのは、人間的に未成熟な人が多いからって事にもなるんだよ。
凄く極端な事を言えば、誰もが人として成熟していれば、政治なんて要らないし法律も必要ない筈なんだ。
そうじゃない人の割合が断然多いから政治や法律が無ければ社会として成り立たないって事で必要とされているだけなんだよ。
そんな成熟した社会に少しでも近づけるって理由でフランス婚は、大賛成だ。
何回も結婚している俺が偉そうに言える立場じゃないかもしれないけどね。
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