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ネグレクト

最近ネグレクトという言葉をよく耳にするようになった。
例の二人の我が子を放ったらかして死なせた母親の事件が切欠になった事は明らかだ。
本来の意味は無視する事ではあるがこれが日本では児童虐待、高齢者虐待等の時に使われる事が多いので虐待という意味に捉えている人も多いかと思うが実際はそうではない。
そうではないが無視は立派な虐待ではある。
虐待には肉体的に被害を受ける暴力的なものと無視も含まれる精神的なものがあるわけだがどちらにしても非人道的な行為には違いは無い。
一見、暴力的虐待の方が残酷なイメージがある。
だが、原因として物事を深く考えずに起こる衝動と言うか短絡的な部分も多々あると思うのでこの場合は改善されてまともになる可能性も大いに含まれているような気がする。
しかし、精神的虐待というのは被害を受けた側からすると傷が癒える迄費やす時間は非常に長いように思う。
というか一生心の傷として残る人も多いんじゃないかと思う。
こういうのは普段の生活の中では自他共に分かりづらい部分もあるが例えば今回の事件の母親が小さい時に精神的虐待を受けていたとしたらその反動が自分の子供に向かう可能性は非常に高いように思う。
大人が大人にするネグレクトというのもある。
所謂一種の虐め行為なわけだがこれは非常に情けないものがある。
もし君等が大人だとしても仕事場なんかでこういう事をされないとは限らない筈だ。
だが、心配する必要は無い。
やられたらやり返す必要も無い。
これをやりだすと毎日憂鬱になったりするからね。
正しい対処法は哀れみの心で接してあげる事だ。
何故なら相手は中身が未だ子供なんだって自分で言っているのと同じだからだ。
歳はそれなりに取っているのに心は未成熟っていうのは或る意味可哀想な存在ではあるんだ。
こういうタイプの人は必ずと言っていい程、自滅するもんなんだ。
君が何かしなくても本人がそこに気が付く事が無ければ世の中に消し去られてしまうんだ。
他人がどうこう出来る問題じゃない。
あくまで本人次第という事だ。
そんな事より何より自分が虐待する側には絶対にならない事が肝心だ。
虐待行為程、卑怯で陰湿なものはないからね。
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