うひゃー,日が明けてクリスマスイブやんけ.
クリスマスイブといえばうちでも派手なイベントがあるけど,気になるのは,なんといっても陸王最終回だ.
あまり人には言ってないが,俺は,新しいドラマが始まったら全部録画チェックしてるドラママスターでもある..
初回を観てつまらんと思ったら酷いのは3分で消去する.
そして多いときは,1クールで10本以上観ているというドラマ好きなのだ.
この年末でやっぱり飛び抜けていたのは,視聴率ならドクターX,内容なら陸王だと思う.
ドクターXは,出だしを観れば今日の展開はこうなるって殆どの人がわかっちゃう或る意味現代の水戸黄門だ.
安心するんだよ,ああゆうのって.
必ず出て来る麻雀のシーンやメロン持参の請求書,その上決め台詞の「あたし失敗しないので」が,ヒット曲のさびのように刻印されちゃうから観ない訳にいかなくなっちゃう所が,凄く上手いと思う.
それに対して半沢直樹,下町ロケットの池井戸潤の原作物もやっぱ強いよね.
話のモチーフになっているのはオニツカタイガーとアシックスらしいけど,半沢と下町ロケットもそうなんだけど,陸王も結局はデジタル社会の中でのアナログ人間の闘いが共通のテーマになっているような気がするなぁ.
で,こういうのが飛び抜けてうけるって事は,やっぱりみんなアナログの時代の方が良かったって思ってるからだと思うよ.
デジタルの方が便利だけど疲れる,アナログは面倒だけど温かい,そのせめぎ合いが結構スリリングで,さて,あなたはどちらを選びますかって迫られてる感じが面白いんだと思う.
最もデジタル的だった社長の息子が,少しづつアナログ化していく所が,実は,このドラマの裏の主軸だったりするあたりに作者の上手さがあるんだよね.
やっぱり人間って本質の部分を突つかれると反応しちゃうんだよ,多分.
うぉおおおって鳥肌立てて目頭熱くして感動するのが大好きなんだよ,みんな.
アナログなんて時代遅れでかっこ悪いって口では言っていながらさぁ.
そして,ちょっと苦しい立場になってきたのが相棒だ.
ドクターXと同じ水戸黄門タイプだが,ストーリーの質が以前に比べて数段落ちていると思う.
右京のバディが反町になってから一気に普通のドラマになってしまった気がする.
そんなバディ刑事もので異彩を放ったのが刑事ゆがみだ.
不良刑事と優等生の童貞刑事のバランスが結構楽しめたので,これはティーバーなんかで観れるんだったら是非お勧めだ.
うちの店にも何回も出演している浅野君が主役なので,特別な意味でも応援したい.
彼は,昔でいえば松田優作みたいに破天荒な所が魅力なので,以前キムタクと組んだどうでもいい医者の役よりこっちの方が全然光っていたと思う.
テレビドラマっていうと結構馬鹿にして観ない人もいるけど,それはつまらない作品しかしらないからかもよ?
ぎゅっと2時間に凝縮させて集中力を高めて観る映画もいいけど,だらだら2ヶ月かかるけど,細かい意味合いもわかりやすく観せるテレビドラマも悪いもんじゃないよ.
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