この日記でも何回も取り上げている草食系男子だが最近もっと凄いのが表れたのを知ってるか?
スイーツ男子だってよ。
男が甘いものを食べたって別に悪くはないがこの言われ方はちょっと何とかならないのかよ。
コンビニのケーキなんかが置いてあるコーナーでも最近はこのスイーツ男子に的を絞った商品がどんどん開発されているらしいぞ。
スイーツ男子は所謂草食系に含まれるらしいがその草食野郎が興味を示すものはスイーツ、ファッション、美容だそうだ。
くぅ~~、なんてこった。
男だったら車、バイク、格闘技にエロだろうが!
全くどうなってんだよ最近のガキどもは。
なんて思っていたけどそう言ゃあいつのまにかツッパリファッションで極めたヤンキーとか全然見なくなったよな。
元武闘派の俺としては全く持って寂しい限りだ。
ああいうツッパリってのは結局寂しくて弱い自分を変えたいっていうコンプレックスの裏返しでもある訳で人に迷惑を掛けちゃ不味いが開き直ってか諦めてかは知らないが僕は弱くて寂しいから大人しくしてますみたいなのよりよっぽどましだと思うんだけどな。
っていうか思春期のガキの自然な行動だとも思うんだよね。
だけどそんなヤンキーとか族とかに対して現代の若い子達がまるっきり興味を示していないとは思えない部分も俺は密かに感じている。
それは言葉使いに表れていると思うんだ。
自転車の事をチャリンコって言うだろ?
あれは実は族用語だ。
他にもダサいとかうざいとかかったるいとかだるいとかやたらに使うだろ?
あれも全部族用語だからな。
だから何となくはそういう世界に対する憧れ的なものは持っているんじゃないかと思うんだよ。
ルーキーズとかごくせんがやたらに高い視聴率だったのもそんな憧れを持っている子達が多い事の表れでもあると思うんだ。
だけどそこに踏み込むには高いリスクも伴うから踏み込めない。
要するに半端って事だ。
おっとハンパも族用語だったな。
言い方を変えればそういう所は妙に大人な訳だ。
俺はガキはガキらしく無茶やって大人に怒られて少しづつ大人になって行くって方が人間としてしっかり土台が出来ていくから良いと思うんだけどな。
これをバンドに例えれば若いバンドがちょっと人気が出たからってメジャーに行って行ったはいいがどうにもならなくて直ぐに切られたりってケースが良くあるんだ。
そんなのももっとしっかり土台を作っておけば結果は違っていたかもしれないって思うんだ。
ガキはどう足掻いてもガキなんだよ。
未成熟で当たり前だ。
そんな未成熟の間に無茶をする事はガキの特権でもあるんだよ。
無茶の中には暴力もある。
だけど暴力に走った奴は暴力に叩きのめされる。
そんな中から暴力の無意味さ、悲しさ、惨めさ、情けなさを知る事が出来る。
これをガキの内に体験しなかった奴が今の世の中では非常に多い筈だ。
そういう奴等は暴力ってものに関してまるっきり無知なのは当然だ。
頭では何となく想像は出来ても本当の痛みを知らないんだからな。
そんな連中が今、毎日の様に起こっている残虐な事件を引き起こすんだよ。
子供はさなぎが成虫になっていく様に殻を自分の力で破っていくものだ。
それを大人の価値観で封じ込めようとするのは間違っていると俺は思う。
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